車検でお預かりしたスカニアR580…

下廻り点検でとんでもないモノを発見…
リターダ冷却用のホースが破裂寸前の状態…


よくこの状態でもっていたな…というレベル。
他にもエキスパンションタンクからも漏れがあった為に水廻りのホースは予防も含め全て
交換する事に…
で、部品のピックアップをして発注…
で、部品のピックアップをして発注…
届いたホース関係の部品と…

エキスパンションタンク…

純正クーラントも…

交換作業を行なっていきます…

エキスパンションタンク…

純正クーラントも…

交換作業を行なっていきます…

で、初めはエキスパンションタンクも車両前方側に抜けてくるだろうと予測し作業を進めていたのですが…

どうにも被ったボルトが1本あり、A/Cユニットが邪魔だなぁ…と。

ワイパーリンクASSYを取り外し、ブロアユニット、A/Cユニットを半バラし状態にして問題の被ったボルトを取り外し、いざエキスパンションタンクを抜こうと思ったら…


どうにも被ったボルトが1本あり、A/Cユニットが邪魔だなぁ…と。

ワイパーリンクASSYを取り外し、ブロアユニット、A/Cユニットを半バラし状態にして問題の被ったボルトを取り外し、いざエキスパンションタンクを抜こうと思ったら…

抜けてこねぇでやんの…笑
何この造り…笑

いやいやコレもしかしてA/CユニットASSYで外さないと無理なパターンか⁉︎となり…
結果的にそのパターンでした…
という事でヒーターコアやエバポレータ含めA/Cユニット外すのでとりあえずガス回収。


ヒーターコアやエバポレータも取り外して…

ようやくエキスパンションタンク外れました…笑

たかがエキスパンションタンクの為にここまでバラすとは予想もしてなかった…

新品のエキスパンションタンク取り付けて…

各ユニットを元通りに組み付け…


破裂寸前だったリターダクーラーのホースも交換してクーラントを注入…

A/Cも真空引きからのオイル&ガス充填…
チャージ量1450gはさすが外車って感じ。


他にも車検なのでオイルやエレメント、燃料フィルターやドライヤーカートリッジなどの交換も…



エンジンチェックランプも点灯していたので点検すると…
DPF系のトラブルですね…

更にこの車両は60km/hリミットのNR装置付きのため速度設定値を確認…

DPFの強制再生や…

ドライヤー交換してるのでキャリブレーションなどを行い…

各部のシステムチェック…


日本では採用されない大排気量V8エンジンですが、レール圧がアイドリングで60Mpaっていうのも考え方としては頷けます…
日本もこういう柔軟な考え方で物事を考えられるようにならないとグローバル社会では淘汰されていくでしょうね。
日野が排ガス不正の不祥事からブランディングを立て直すのにふそうと資本提携を結ぶというニュースが流れましたが…
日野とふそうの上にはトヨタとダイムラーがいます…
という事は日本のトラック業界も嫌でもグローバル競争という土俵に上がらざるを得ません。
つまりはどういう事か…
生き残るため、勝ち残るためにはどうしなければいけないか…
従来の日本国内でのやり方は世界的には通用しないです…
メーカーさんにはその辺りの危機感を持って進めて欲しいですね…
頼むから…
プロフィアに6Rは積まないで!笑
話がそれましたが…
水漏れ修理も終わり、車検も無事に受かって納車して完了です。