また3LD1の続きです。
前回はヘッドを載せたトコで終わってました…
ここからヘッドに付随する部品を点検しつつ組み付けていきます。
ノズルテスターでノズルの単体点検を…
ノズルの噴射開始圧力や噴霧状態、リークの有無を点検します…
点検の結果、3本中1本は問題無しで…
1本は噴射圧が低く、更にもう1本は噴射しない…という結果に。
噴射圧が低いノズルはシム変更で噴射圧を調整…
噴射しないノズルは原因を探りつつO/Hする事に。
まずは噴射圧が低いノズルを…
正規の噴射圧が13.2MPaなのに対し実際の噴射圧は11MPaと低いので、シム厚を変更して基準値に近づけます。
シムは何種類か注文してあります…
1個110円と安かったので…笑
ノズルを分解…
マイクロゲージで現在のシム厚を測定…
その厚みを見て適当なサイズのシムを追加して組み付け…
再度噴射圧の測定。
分解→シム変更→組み付け→確認…という地味な作業を何回か繰り返し噴射圧も13MPa付近に収まったのでこのノズルはこれでオッケーにします…
問題は噴射しないノズル…
圧力が20MPa辺りまで上がっても全く噴射しない。
分解すると原因も判明…
ノズルボディーにニードルが固着してました。
本来ならノズルボディーに入るニードルは抵抗無くスムーズに動く必要があります。
とりあえずニードルを抜いて各部品を洗浄液に浸け置き…
取り出してニードルの動きを確認してみるも…
やっぱり渋い。
という事でニードルを軽く修正してみます…
1200番のペーパーで磨きます。
すると動きも軽くなりコレで直ってくれればラッキー…なんて思いながら組み付けて再度、噴射テスト。
すると無事に噴射…‼︎
良かった良かった‼︎…と、喜んだのも束の間…
噴射後の圧力が保持されずグングン下がる…
よく見ると今度はノズル先端からお漏らししてました…
ハイ残念〜(;´д`)
修正した事でニードルの動きはスムーズになったものの、今度はアタリが悪くなったみたい…笑
この機械式のノズルは燃圧が上がりスプリングで押さえてあるニードルを押し開く事で燃料を噴射します…
噴射するとノズル内の燃圧が下がるためにスプリングの力に負けてニードルがノズルの噴射口に密着する事で燃料の流出を停める…
このサイクルを繰り返してるんですが…
ニードル磨き過ぎたかな…⁉︎笑
だってニードルの修正なんて普段やらないから感覚が分からないし…←言い訳
という事で噴射はするようになりましたが、リークが発生し、何度組み直しても改善されないのでノズルは交換する事に…
で、届いたノズル。
早速組み付けて…
噴射テスト。
噴射も良好でリークも止まりました。
という事でノズルは完成。
ところがココでノズルASSYのガスケットが来てない事に気付き急いで注文…
ノズルの取り付けは一旦ストップして他の事を…
プッシュロッドをセットしてロッカーケースも取り付け。
ウォーターポンプも取り付け。
もちろん新品です…
メクラプラグも…
サーモスタットにケース…
バルブクリアランスも…
INは0.20mmでEXは0.25mmで調整します。
調整出来たらヘッドカバーを取り付けます…
ようやく形になってきた…
更にはオイルフィルターやフューエルカットソレノイドなどなど…
マニホールドや補機類も…
セルモーターも単体点検後に…
取り付け。
ダイナモも…
ファンもボロボロなので交換。
始動テストの時には危険なのでまた外しますけどね…
そうこうしてる内にノズルのコルゲートガスケットが届いたので、フューエルパイプ、ノズル、リターンパイプ、インジェクションパイプなどを取り付け。
コレにてとりあえずエンジン始動出来るまでになりました…
ここからエンジンをスタンドから降ろして簡易的なベンチをセットしていよいよ始動です。
フライホイールやカバー、インテーク、マフラーなどを組み付け…
固定して…
グロープラグやカットソレノイド、セルモーターなどに配線を接続して、燃料の供給やリターンホース…エンジンオイル注入などなど…
今回はお客様から新品のラジエーターの差入れがあったので接続してテストします…
回転すると危険な為ファンを取り外しているのでスポットクーラーを使用して冷却風を確保…笑
で、無事にエンジンもかかりました。
3LD1…始動
あとはエンジン各部にオイルや冷却水、燃料の漏れなどが無いか?…の確認と無負荷での慣らしを行ったら、全ての作業が完了です。
単にウチの事情で放ったらかしにされていただけですが…
これで長かった3LD1もようやく終わりです…
前回はヘッドを載せたトコで終わってました…
ここからヘッドに付随する部品を点検しつつ組み付けていきます。
ノズルテスターでノズルの単体点検を…
ノズルの噴射開始圧力や噴霧状態、リークの有無を点検します…
点検の結果、3本中1本は問題無しで…
1本は噴射圧が低く、更にもう1本は噴射しない…という結果に。
噴射圧が低いノズルはシム変更で噴射圧を調整…
噴射しないノズルは原因を探りつつO/Hする事に。
まずは噴射圧が低いノズルを…
正規の噴射圧が13.2MPaなのに対し実際の噴射圧は11MPaと低いので、シム厚を変更して基準値に近づけます。
シムは何種類か注文してあります…
1個110円と安かったので…笑
ノズルを分解…
マイクロゲージで現在のシム厚を測定…
その厚みを見て適当なサイズのシムを追加して組み付け…
再度噴射圧の測定。
分解→シム変更→組み付け→確認…という地味な作業を何回か繰り返し噴射圧も13MPa付近に収まったのでこのノズルはこれでオッケーにします…
問題は噴射しないノズル…
圧力が20MPa辺りまで上がっても全く噴射しない。
分解すると原因も判明…
ノズルボディーにニードルが固着してました。
本来ならノズルボディーに入るニードルは抵抗無くスムーズに動く必要があります。
とりあえずニードルを抜いて各部品を洗浄液に浸け置き…
取り出してニードルの動きを確認してみるも…
やっぱり渋い。
という事でニードルを軽く修正してみます…
1200番のペーパーで磨きます。
すると動きも軽くなりコレで直ってくれればラッキー…なんて思いながら組み付けて再度、噴射テスト。
すると無事に噴射…‼︎
良かった良かった‼︎…と、喜んだのも束の間…
噴射後の圧力が保持されずグングン下がる…
よく見ると今度はノズル先端からお漏らししてました…
ハイ残念〜(;´д`)
修正した事でニードルの動きはスムーズになったものの、今度はアタリが悪くなったみたい…笑
この機械式のノズルは燃圧が上がりスプリングで押さえてあるニードルを押し開く事で燃料を噴射します…
噴射するとノズル内の燃圧が下がるためにスプリングの力に負けてニードルがノズルの噴射口に密着する事で燃料の流出を停める…
このサイクルを繰り返してるんですが…
ニードル磨き過ぎたかな…⁉︎笑
だってニードルの修正なんて普段やらないから感覚が分からないし…←言い訳
という事で噴射はするようになりましたが、リークが発生し、何度組み直しても改善されないのでノズルは交換する事に…
で、届いたノズル。
早速組み付けて…
噴射テスト。
噴射も良好でリークも止まりました。
という事でノズルは完成。
ところがココでノズルASSYのガスケットが来てない事に気付き急いで注文…
ノズルの取り付けは一旦ストップして他の事を…
プッシュロッドをセットしてロッカーケースも取り付け。
ウォーターポンプも取り付け。
もちろん新品です…
メクラプラグも…
サーモスタットにケース…
バルブクリアランスも…
INは0.20mmでEXは0.25mmで調整します。
調整出来たらヘッドカバーを取り付けます…
ようやく形になってきた…
更にはオイルフィルターやフューエルカットソレノイドなどなど…
マニホールドや補機類も…
セルモーターも単体点検後に…
取り付け。
ダイナモも…
ファンもボロボロなので交換。
始動テストの時には危険なのでまた外しますけどね…
そうこうしてる内にノズルのコルゲートガスケットが届いたので、フューエルパイプ、ノズル、リターンパイプ、インジェクションパイプなどを取り付け。
コレにてとりあえずエンジン始動出来るまでになりました…
ここからエンジンをスタンドから降ろして簡易的なベンチをセットしていよいよ始動です。
フライホイールやカバー、インテーク、マフラーなどを組み付け…
固定して…
グロープラグやカットソレノイド、セルモーターなどに配線を接続して、燃料の供給やリターンホース…エンジンオイル注入などなど…
今回はお客様から新品のラジエーターの差入れがあったので接続してテストします…
回転すると危険な為ファンを取り外しているのでスポットクーラーを使用して冷却風を確保…笑
で、無事にエンジンもかかりました。
3LD1…始動
あとはエンジン各部にオイルや冷却水、燃料の漏れなどが無いか?…の確認と無負荷での慣らしを行ったら、全ての作業が完了です。
単にウチの事情で放ったらかしにされていただけですが…
これで長かった3LD1もようやく終わりです…