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2008年09月20日 | 日記・エッセイ・コラム
地元の秋祭りが近づいてきた。
 
お揃いの法被姿に白いズボン。これが祭りのスタイル。
昔は白いトレパンを穿いていたが、時代の流れと共に
スラックスになり、ニッカポッカになり。
なんだっていいのだ、色がシロであれば。
 
しかしそこはそれ、学生時代の学ランと同じ思考で、
みんな同じモノを着ているなら、
少しでもアイデンテテーを出そうと趣向を凝らすのが
男の子の可愛いところ。
とは言うモノの、それが似合うというか、
許容されるのは、血気盛んな20代前半までで、
いい年こいたおっさんのするべき行為ではない。
 
するべき行為ではないのだが、
それをあえてやって、楽しき青春時代を取り戻したいと
考えてしまうのも、また、
男のカワイイ一面でもある。
 
2年前、馬鹿会でもお揃いのズボンを新調しようと言う話が
持ち上がった。
持ち上がったと言えば聞こえはいいが、
早い話が、村の若者のマネをして、
ズボンに刺繍なんちゅうもんを入れてみようと僕が提案した。
 
最近流行り始めた風潮で、
珍走団のナントカ服みたいに、いろんな文句が
刺繍してある。
実際に見てみると、纏まりがあって割と渋い。
 
「これだぁ!」
 
やってみたい、あれ、やってみたい。
そう思って提案してみたが、どうも決まらない。
やっぱ、歳相応のグッズを考えるべきなのか?
 
ズボンは一旦中止と言う事になり、その他のアイディアを
出してみる。
リストバンドを作るのはどうか?
腕時計をお揃いで作るのはいかが?
なんなら、メジャーリーグのチャンピョンリングみたいな
指輪を作ってみるかね?
 
いろんな案を出してみるのだが、ことごとく却下。
 
ただの飲み会であって、サークルじゃないんだし、
そこまでやるのはどうなのか?
と自分自身でも冷静に考えてみたのだが、
やっぱ、最終的に賛同を得られなかったのは、
全てのグッズのデザインに
 
“馬鹿”
 
のロゴが入っていたことだろうか?と言う結論に辿りついた。
確かに周りに“馬鹿”の経緯を説明するのは邪魔臭い。
 


 


コメント
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