たかがメールされどメール

メールとは実に便利なものである


ただの手紙にあらず


仕事の打ち合わせから、
約束のドタキャンまで、
ありとあらゆる連絡が瞬時に出来る


以前なら電話で断りの内容を伝えた


シドロモドロになりながらも、
汗が滲む額を感づかれることなく、
冷淡に、つとめて冷淡に会話したものだ


しかし


今は望む望まないに関わらず
メールが一切の感情を排除した
まさに冷淡なツールとしてその威力を発揮する


使い方さえ間違わなければ
便利なものである


携帯でのメールを使い始めた時には
それこそ、手紙感覚で
レスが来ないことに関しても寛容であった


読んだかな？


さえも、手紙同様、推察するしかなかった


メールは今でもそうであるが
以前よりは、その返事を待つようになった


レスポンスは、早いに越したことがない


仕事のやり取りは、メールにかぎる


いや、限るってこともないが
感情をそこまで必要としないやり取りなら、
ビジネスライク！の言葉の響き通り
ドライな関係を保てる


恋愛ならどうだ？


一通のメールでフラれた経験を持つ僕だから言えるが
恋愛もメールで十分だ


が、しかし


そこはビジネスとは一線を画しておかないといけない


相手は落としたい相手


メールは便利なものであはあるけれど、
両刃の刃だと言うことも忘れずに
　
　
　
　
　

桐谷美玲

朝、目が覚めると、
桐谷美玲みたいなスタイルになっていないかしら？


ダイエットに励む者なら
一度は抱いたことのある妄想だろう


ダイエッターにとって
苦労せずに痩せることは
何を置いても究極の目標だ


苦労せずに痩せる


夢のような話だ


結論としては、そんな事だから太るのだ


かく言う僕も、太っている
太っているがダイエッターではい
ダイエッターではないが、痩せることに
目標を置いている


いや


置かざるを得ない


健康面が第一の理由だ


糖尿病予備軍ですよ！なんて脅されれば
治療費も儘ならない貧乏人には
せめて病気にならないようにしよう！と
その予防策に取り組むのが第一の対策になる


もうひとつ


来週に一回目の結婚記念日を迎える


以前から決めていたことだが、
その日に記念写真を撮ることにした


毎年、この日に写真を撮り
二人の日々を再確認しようと思った


そこはさりげなく！と思っていたが
嫁さんは、どうせ撮るなら少しはおしゃれして！と
言ってきた


う～ん


どうしようか


今流行の“ありのまま”の姿を残すために
撮るのだが、
少しは痩せて、かっこよく写りたいとも考えてしまう


あと一週間


明日の朝、目が覚めたとき、
桐谷美玲になっていないだろうか？


もちろん


性別までは変わらなくていいから