おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

かみさま 

2009年05月29日 | 日記・エッセイ・コラム
人間、限界を超えたときには
やはり、神に頼るしかないのかと、思い知る
 
普段、常に“神”の存在を感じつつ
生活をしている人は
割と少ないんじゃないの?と思う
 
見たこともないし、もちろん出会ったこともない
間接的には助けてもらっているのかも知れないが
目の前に現れて、直接、助言を貰ったことでも
なければ
その存在を強く意識することはない
 
意識することは無いが
やっぱ、ある一線を越えたときには
無意識に助けを求める
 
峠を越え、治まりつつある痛風の発作
今回は、最大級に腫れることはなかったが
二度、地獄の苦しみを味わったことがある
 
ご存知の通り、痛風の発作は
足の親指の付け根が腫れる
まぁ、人によっては場所が異なるのだが
大体の場合、この箇所が腫れる
 
風が吹いても痛い痛風
 
まさに激痛が四六時中襲ってくるわけだが
この痛みと激戦の最中に
 
“こむら返り”
 
を併発してしまうと、それはもう
地獄の苦しみである
 
こむら返り
 
脹脛がギュッてなるアレ
 
来るぞ、来るぞ、来る・・・・・
 
来たァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
 
となって格闘が始まるわけだが
対処法が無いわけじゃない
そう、ご存知の通り、親指をくいっと反らせれば・・・・
 
出来ない
 
いつもはその対処法で、徐々にあの
痛みから解放されるが
痛風の親指を反らすことなど
自分で自分の身体に刃物を突きつけるような
ものだ
 
出来るわけがない
出来るわけがないが
こむら返りの激痛も、想像以上だ
 
駄目だ・・・・
 
このままでは・・・・ 
 
黙って、耐える
声を押し殺す
が、ついホンネが声無き声となって
口から漏れる
 
 
 
 
・・・・・・ か、み、さ、、、、ま    助けてください
 
 
 
 
都合のいいときだけ助けを求めてすみません
それと、助けいただき、ありがとうございます
 
好きです
 
神さま
 
 


 
 


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大きなお世話

2009年05月28日 | テレビ番組
昨日、疲れきった老体に鞭打って
テレビを睨みつけていると
少々、気になるコマーシャルを凝視してしまった
 
若造が彼女の部屋いっぱいに花を飾りたいと
花屋を訪れているのだが
にこやかに対応した店員は、手のひらに収まる
花束を持ってきた
もちろん、怪訝な表情の若造
すると、店員
徐に、花言葉なんぞを諭し語りかけながら
これの方が、いいですよぉ!と
押し付けがましい笑顔で花束を差し出す
 
それを受けて若造納得!
 
(・・・・・・・)
 

いやいやいや、なんでやねん! (千原ジュニア口調で)
 
 
部屋中を飾る花をくれ!って言ってるのに
その対応はなんなん?
もしかして、若造、軽く下に見られた? 
 
仮にもし俺がこの若造の立場だったら
 
「えぇっと、お金ありますけど、何か?」
 
って、ケンカ腰になることは
火を見るよりも明らかであるし
懐具合を心配しての行為なら、大きなお世話だ
それに、仮にこの若造の事を思っての対応だったとしても
彼女ってのが、神田うのだったら、どうするんだ?
 
「あたし、こんな小さな花、いらない」
 
って、機嫌が悪くなってしまったら
この店員、どうしてくれるんだぁ!って
他人事ながら、少々気になった
 
この若造が何者で
どれだけのお金を持っているのか
それとも
無謀な若気のいたりなのか、詳細は
画面からくみ取れなかったし
それで一応納得してたみたいだから
第三者の僕があれやこれやと口を
挟むべきではないのかも知れない
 
と、
 
そんな事を思いながら
ここまで心に残るモノを作った人達に
いっぱい食わされた感が胸いっぱいに
広がった
 
ここまで印象に残るCMはそんなには
ないかも知れないし・・・ 
 
ただ、残念なのは
あれが何のコマーシャルだったのか
覚えてない点
その一点だけだ
 
 


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新種発見

2009年05月20日 | 日記・エッセイ・コラム
人生は何が起こるか
予想が付かないからこそ面白い
絶滅危惧種を見た後に
新種を発見するとは・・・
 
昨日、ブログを書き終えた僕は
ふたたびハンドルを握って、車を走らせた
気分転換と買物を兼ねた
ちょっとしたドライブ
 
最近のマイブームは
ラジオをつけずに、鼻歌で
チャゲ&飛鳥の歌を唄いきることに
没頭している
 
そんな有意義な時間を過ごしていたとき
それは、突然、僕の目の前に現れた
鼓動が早くなるのが
自分でもわかる
興奮して、耳も赤くなっていたかも知れない
悟られまいと、つとめて呼吸を整えたが
お互い、車の中じゃ
感情の乱れまで察知されることは
なかっただろう
 
今から思えば、自分なりに冷静に
対処できたと分析してみるが
あの場では、ジッと見つめることしか
出来なかった
 
僕が第一発見者なら
僕の名前を冠した名が与えられるかも知れないが
さしずめ学名は
 
“シャチュウデヘルメット”
 
に、なるだろう
 
そうだ、この新種
なんと、ヘルメットを被って運転席に鎮座していた
なんと言う光景だろうか?
 
確かに、ダカールラリーごっこと称して
ヘルメットを被りハンドルを握ったことはあったが
さすがに走らせようとは思わなかったし
そんな勇気はなかった
 
それを、交差点を挟んだ前方の車の
穏やかな笑顔を浮かべた初老の紳士は
何臆する事無く、ヘルメット姿のまま
静かにこちらを見つめている
 
なんと言う、幸運か
 
たまに
 
「なんだぁ?あれ!」
 
って言う、へんな格好の人に出会うことは
あっても、ヘルメットを被ったドライバーに
街中で出会う確率など
コシヒカリが入った米俵の中から
一粒のアキタコマチを探し出すに等しい確率だ
 
良いモノを見せていただいた感謝の気持ちと
新種を発見できた興奮から
少し涙を浮かべてしまったが
最後にこの目に焼き付けておこうと
涙を拭いた僕の目に飛び込んできたのは・・・
 
 
ハンチング
 
 
ハンチングをかぶった紳士であった
 
そりゃ、そうだ
ヘルメットを被って車なんて乗らないって!
あぁ、びっくりした
そうそう、簡単に新種なんてのは
見つからないって事だ
 
あぁ、びっくりした
 
 



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アップリケ

2009年05月19日 | 日記・エッセイ・コラム
絶滅危惧種に遭遇することが出来た
 
地球温暖化が叫ばれて久しい
地球上の動植物は、身勝手な人間のために
滅びようとしている
もう残り少ないと分かってから行動をしても
遅いと思うが、何もしないよりはましだ
ましてや、それが直接的でなくても
人間の仕業と言うなら
罪を償うという高慢な考え方でなく、
真剣に取り組むべき事なのだろうと思う
 
そんな思いを再認識するような光景に
偶然出合った
 
車を走らせる午後
ラジオもつけずにハンドルを握っていると
それは突然現れた
 
ペアルック
 
我が目を疑った
この平成の世に、まだ、あんなに鮮やかな
ペアルックに身を包んだアベックが居たなんて
 
デニムで揃えているとか
さりげなくブランドをあわせるとか
インナーのチョイスが同系統だとか
ファッションに疎い自分では、
どういう事が出来るか計り知ることも出来ないが
あれは、ない
いや、思いつかない以前に
実行する勇気すらない
 
お揃いのトレーナー
胸には、同じ絵柄のアップリケ
プリントじゃなくて、アップリケ
時速55キロほどですれ違ったが
あれは確かにアップリケだった
 
ジーンズもお揃い
一瞬、テレビのロケかと思い、
周りにクルーが居ないか探してみたが
二人だけだった
 
が、僕は何故かあの二人が
羨ましく思えた
昭和のテイストを感じさせる
あの幸せ感
記憶の片隅にある、チャーミーグリーンの
あの感覚
 
この二人は、まだまだ若かったが
確かにチャーミーグリーンだった
 
 


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誰のために?

2009年05月18日 | 日記・エッセイ・コラム
土曜日に散髪へと出かけた 
 
鏡の横に小さなテレビが置いてある床屋で
ドラマが終わったあと、ニュース番組へと
切り替わった
 
新型インフルエンザの人から人への感染が
国内で初めて確認されたとかで
とにかく、こりゃ、大変な事になったぁ!って感じ
 
「マスクが売れますよね」
 
まだ、深刻には受け止めていなかったのか
呑気な意見交換をした
が、何事も“売れるかも?”なんて
思っているときには、すでに売れている事が多い
 
少し離れてはいるが、生活圏内とも言える場所での
集団感染だから、予防の徹底に越したことはない
それに
月曜日に見舞いに行く予定が入っていたもんだから
マスクは必要だろうなぁ~と
短くなっていく頭髪を見ながら、薄っすらと
思い描いた
 
で、日曜日
 
マスクの事はすっかり忘れていたが
立ち寄ったホームセンターで
マスクが売り切れているのを見て
少しだけ、焦る気持ちが芽生える
 
(俺も買わないと!)
 
しかぁーし
 
どこにもない
ドラッグストアーにもない
ホームセンターにも、スーパーにも
念のために立ち寄ったコンビニにも
子供用しか残されていない
売り切れと書いた紙が貼ってある店
入り口からでも、ある一角だけ商品が
並んでない棚が確認できる店
 
(あぁ、売り切れなんだな)
 
そんな中
何軒目かのホームセンターに
何枚かあるのを発見
 

 
それを取り囲むように
3組のご年配夫婦が、手に取り
どれがいいのか吟味していた
しかも、何が嬉しいのか
6人とも満面の笑顔で・・・・・
 
選ぶほどの種類もないのに
何を迷っておられるのですか?
クソジジイ&クソババァ!
と、心の中で罵った自分を
1秒の間を置いて、少しだけ反省した
 
(俺は何をしてるんだ?)
 
所詮、自分が当事者にならないと
他人事にしか過ぎない
僕の行為も、まるで流行モノに飛びつく感覚で
あの6人と同じじゃなかったか?と
 
“見舞いに行く”
 
と言う大義名分がなかったら
僕も、人の目だけを気にして
マスクをしていたかも知れない
周りと同じだと落ち着く心理だったかも知れない
 
そう思って、静かに店を出た
 
その後、他の店に行って
やっぱり無かった時には
少しだけ後悔した
 
 


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