おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

休日

2008年09月16日 | 日記・エッセイ・コラム
のんびりとした休日を過ごした。
 
連休最終日の昨日。
まったく予定の無い休日となってしまった。
久々に映画が観たいと思ったけど、
土曜日、駐車場で
まるで雪が積もったように汚れた車を見ていたので、
洗車でもしてみようかとか思ったけど、
どちらもすることなく、
いっそのこと、何もしない一日にしようと、
何もかもしない一日にすることにした。
 
何も考えない。
もちろん、飯も食わない。
携帯の電源を切る。
テレビも消す。ラジオはもともとない。
 
何もしないって事は、ことさら退屈なように
思うのだが、その反面、
何も考えないのは、こんなにも気楽なのかと、
ほんと、
久々に体中の力が抜けていくのが
手に取るようにわかった。
 
普段は、ボォーってしているようで、
何かしら考えているものだ。
 
仕事のこと、家庭のこと、晩酌のビールのこと・・・
なにげなく、何かを考えている日常。
それ一切を投げ出して何も考えない。
 
なんとも贅沢な時間だ。
 
贅沢な時間を満喫するために、そっと瞼を閉じる。
ふぅー、と息を吐くように目をあけると、
2時間経っていた。 
 
小パニック。
 
瞬きとは言わないが、一瞬、ほんの一瞬の
出来事だと思ったのに、目を瞑って
開けるまでに2時間の時間が経っていた。
 
ここがどこなのか?
オレは誰なのか?まぁ、そこまでは思わないとしても、
自分の置かれた立場が理解できなかった。
 
(寝たんだ)
 
おぼろげにそう思った。
 
視線を落とすと携帯電話。
電源を入れてみる。
 
着信もメールもなかった。
 
やっと、現実に戻った瞬間だった。 
 


コメント
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