おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

演技力

2008年09月03日 | 日記・エッセイ・コラム
080902_085205仕事を終え、朝来た一本道を帰っていると、
 
プップー!
 
不意にクラクションで呼び止められた。
ワタさんだ。
ブログで本名を書くのも如何なものかと思うので、
ここは通称で表記させていただくが、彼の場合、
 
“ナベさん”
 
と、呼ばれる事が多い苗字だが、
それでは本名がばれてしまうので、
ここはあえてワタさんと呼ばせていただく。
 
そのワタさん。
エロい笑顔で車から降りてきた。
いつ見ても爽やかなエロ野郎だ。
 
「どうでした?旅行」
 
そういえば、馬鹿の旅のことを自慢げに話したんだった。
で、旅行がどれだけ楽しかったのかが聞きたいらしい。
 
「あぁ、あれ、アレね!」
 
ほころぶ笑顔。思い出し笑い。
色々と報告していると、ご近所の奥様達が
ウォーキングをされていた。
徐々に近づく人影に、声のトーンを抑える。
 
「やっぱり人気があるようで、結構待たされますよぉ」
「やはり予約はして行く方がいいでしょうか?」
「そうですね、最初から訪れる予定があるなら、予約するべきです。」
「ありがとうございます、参考にします。」
 
と、
エロな会話ながら、
エロに聴こえないように、
お互い真顔で奥様達が遠ざかるまで演技をしてみたが、
誰が見てもあれが演技であったことは
言うまでもなく、
笑い出さなかったのは、僕達自身、不思議だった。
 
お互い、エロ話はもう少し小声でね、ワタさん。
 
 


コメント
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