おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

小鯵

2008年09月18日 | 食・レシピ
一日の労働を終え、風呂上り至福のビールを頂く。
肴は小鯵の天ぷら。一昨日は小鯵の唐揚げだったから、
二日連続の小鯵と言うことになる。
お塩をつけていただく小鯵は、さくさくとして旨い。
まさに一日の疲れが吹っ飛ぶ瞬間だ。
 
ひとつ食ってはビールをグビッ!
ふたつ食ってはビールをガブッ!
箸休めにひじきを食べて、みつっめを喰う。
グラスに注ぐビールの音が小鯵のさくさく感を盛り上げる。
山本高広ではないが、
 
「地球に生まれてよかったぁ!」
 
と、絶叫してしまいそうな恍惚感が漂う。
 
が、ここで少々問題が・・・
何匹目の小鯵を口に運んだ後だろうか。
舌に違和感が。激痛ではないが、ひりひりと痛い。
場所にして、塩味と酸味を感じる部位の中間あたり。
どうやら、小鯵の尾びれの一部が刺さっているようだ。
 
小さいときから魚類を食っていた身としては、
喉に小骨が刺さるなんて事は日常茶飯事。
飯の途中にクシャミをして、飯粒が鼻の奥に
入ってしまうと言う惨劇よりは、まだまし。
飯を丸呑みして、小骨を除去する。
 
若かりし頃は、小骨を取るだけのために、
ホカホカ亭で飯だけをふたつ買って帰って
もくもくと丸呑みしたものだ。
ただ、今回は舌。
丸呑みする必要はない。安堵感が漂う中、
手に持ったビールを飲む。
 
患部に刺激を与えないようにビールを含む。 
 
が、
 
触れた、患部に。
 
喉が詰まる。口に含んだビールが鼻に逆流しそうだ!
大変、さぁ大変だぁ!
で、すぐにここが我が家だと思い出した。
 
(いいんだよ、我慢しなくても)
 
言われるまでもなく、我慢していた自分を解放した。
 
発射だ。
 
でも、どれだけ吹いたのかわからないが、
食卓はまったく濡れていなかった。
 


コメント
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