学校の児童生徒数に応じて、教員は何人と決まる数を教員定数といいます。
ところが、教員の数が足りないケースが最近増えています。
教員定数の数だけ教員を配置したり、突然辞めた教員、産休に入った教員、病休ななった教員が出た場合、代替教員を配置するのは教育委員会の教職員人事関係の課です。
教育委員会も鋭意、学校に教員を配置しようとしますが、なかなか人が見つからない場合が散見されるのです。
特に中学の場合は担当教科がありますので、簡単ではありません。
欠員になった教科が、たとえば理科なら理科の教員免許をもった人をさがさなければなりません。国語の教員を配置して、理科を教えなさいとはならないのです。
4月の新学期開始時に、教員が足りないままスタートする学校が、今年で全国の小中学校の約2割です。
たとえばある学校では、理科の教員は3名いなければならないのに、1名欠員のままスタートすると、3つの学年を2名で教えなければなりません。
校長も教育委員会からの配置を求めながらも、自身の人間関係のツテをもとに独自に探し、見つけた場合には、学校から教育委員会にその人を「逆指名」して任用をもとめることもあります。
なかなかたいへんな教員不足の時代です。
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