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スポーツと人権尊重は切り離せないのが、世界の常識です。
2014年には、スペインでサッカーのバルセロナとビジャレアルチームの試合が行われていました。
ブラジルのダニエル・アウベス選手がコーナーキックに向かっている際に、観客からバナナ1本が投げ入れられました。
たかだかバナナぐらいと思う人がいるかもしれませんが、バナナを投げ入れるサポーターの行為は、人種差別であり、悪質な侮辱行為だと考えるのが世界的な認識です。
バナナを投げ入れたサポーターは特定され、スタジアムからの永久追放の処分を受けました。
じつは女子サッカーでも、澤選手は2011年のドイツのワールドカップで、宣言を読んでいます。
「日本代表チームは、人種、性別、種族ルーツ、宗教、性的指向、いかなる理由による差別を認めないことを宣言します。
サッカーの力を使い、私たちはサッカーから、社会から、人権差別や女性差別を撤廃することができるのです。
このゴールに向かい突き進むことを誓います。みなさんも共に差別と闘ってください。お願いします。」
日本のメディアは、試合結果や試合実況には力を入れて報道します。
しかし、このように澤選手が宣言したことなどは、ほとんど報道しません。
国連の人権委員会から、日本は外国人の処遇やいちばん最近では、ジャニーズのわいせつ行為など、たくさんの件で改善するようにという勧告を受けています。
世界の基準からは大きく遅れているのが、人権尊重の「後進国」日本です。
わたしは、この遅れにはメディアの態度も大きく影響していると考えます。
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