先日、散髪をし終え、公園の横を通りかかると、小さな子どもが、父親に付き添われ、遊んでいました。
「ブランコはうまく乗れるようになったな。よし、次は滑り台だ」
このように、その父親はわが子に言っていました。
子どもは楽しそうに見えましたが、私は子どもが好きな遊びをさせてあげればいいのに、と思っていました。
「今日は何をして遊ぶ?」
「綱渡り!」
もし、子どもがこう言えば、フィールドアスレチックのある公園へ連れて行けばいいのです。
子どもに、「何をしてもいい」という自由をもたせてほしいと思います。
このことは、子どもが中学生になっても同様です。
「これをしなさい」ではなく、好きな道を選んでもいい。ただし、自分で責任をもつことを教えます。
年齢が上がれば上がるほど、自分の選択や自分の行動に責任をもつことが求められます。
たとえば、「ほかの人に迷惑をかけない」などは代表的な責任です。
その点だけを踏まえるなら、何をしてもいい。
これで、子どもは親離れができますし、親は子離れができます。
大人になるとは、子どもが自由を手に入れることです。
ただし、自由を手に入れた子は、同時に自由のたいへんさに気がつくのです。
大人とは、自由を謳歌しつつ、そのたいへんさを知っている人のことであると、私は思います。
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