大人気の野球コミック・MAJOR。
NHK教育でアニメ化され、昨年末には映画化も果たした。
プロ野球選手・本田茂治と妻・千秋の間に産まれた主人公・吾郎。
父の影響もあり幼い頃から野球センスはずば抜けていた。
吾郎3歳のとき、母・千秋が病気のため他界。体が冷たくなり目を開けることのない母を不思議がる吾郎を茂治は『良い子にしていればいつかは会える』となだめる。
吾郎5歳、父との慎ましい二人暮らしや友でありライバルでもある佐藤寿也との出会い。順調とも思えた生活に衝撃が・・・
茂治が試合中にメジャーリーグの剛腕ピッチャー・ジョー=ギブソンの投球を頭部に受けてしまい死亡。
亡骸を前にして悲嘆にくれる親族・関係者の中でただひとり吾郎だけが気丈に振舞う。母が亡くなった時の父の言葉を守り・・・
そこに現れた当事者ジョー=ギブソンを前に保っていた理性が崩壊し、感情をぶつけてしまう。
「おとさんを・・・かえしてよぉ・・・」
その後ギブソンは吾郎のために尽力し、そのことに感謝を覚えた吾郎は自分がいつかメジャーリーグに上がったときに対戦することを誓う。(アニメ第1シリーズ)
幼い吾郎は保育園の先生・桃子に引き取られ、彼女が茂治の高校時代からの親友で同じプロ野球チームの茂野英毅と結婚したことから“茂野吾郎”を名乗ることに。
それまで“本田吾郎”として神奈川のリトルリーグで頑張ってきた吾郎は両親の結婚後、英毅の福岡ソフトバンクホークスへの移籍をきっかけに福岡のリトルリーグで活躍することに。ところが幼い頃からの無理がたたり、利き腕である右肩を故障。二度とピッチャーとしては活躍できない体に・・・それでも野球を諦めきれない吾郎に英毅はサウスポーに転向することを勧める。(劇場版)
その後また神奈川に戻ってきた吾郎。中学(アニメ第2シリーズ)高校(アニメ第3シリーズ)と様々なライバルとの戦いを経て成長を遂げた彼はついに卒業と同時にアメリカに渡る。球団のトライアウトを受け合格はしたものの様々なトラブルに合いなかなか定着はしない。ようやく辿り着いた3Aメンフィス・バッツでクローザー(押さえのピッチャー)として大活躍をすることに。(アニメ第4シリーズ)
そして放送中の第5シリーズ、吾郎は現在行われているワールドベースボールクラッシックの日本代表に選ばれた!
第1シリーズのエピソード、おとさんとの別れの回(第5話、第6話)は泣けます!号泣です!“ティンカーベルが教えてくれた。。。”でも書いたけど、このエピソードで泣けない人とは相容れないと思います。友達になれても親友にはなれないと思います。
あと僕が好きなセリフは、第1シリーズで神奈川のリトルから福岡に引っ越す前に仲間たちに何も告げずに去っていく吾郎の理由
「さよならは・・・おとさんが死んでから・・・一番嫌いな言葉だから・・・」
です。