TVアニメ“機動戦士ガンダム”の放送終了後、人気の高さから全国各地で再放送が繰り返され、『ガンプラ』と呼ばれるガンダムのプラモデルが一大ムーブメントを起こした1980年代、プラモデルを主体としたひとつの作品が世に解き放たれた・・・
それがプラモ狂四郎である。
物語はとある模型店から始まる。
店の経営者・倉田太はパソコンを駆使し、そのプラモデルを造った人がどこをどのように改造し、どんな武器を取り付け、どのくらい可動範囲を増やしたかなどのデータをコンピューターに入力することでそのプラモデルを仮想空間で思い通りに動かすことが出来る機械・プラモシミュレーションを開発した。
ある日、常連客である主人公・京田四郎とライバル・丸山健が大喧嘩をし、プラモデルで決着をつけることになり、その場にいた倉田がまだ誰も知らないプラモシミュレーションを勧める。そこから四郎がシミュレーションチャンピオンにまで昇りつめ『プラモ狂四郎』と呼ばれ周りから一目置かれる存在になるまでの伝説が始まる。
『ガンプラ』が発売されてもう時期30年になろうとしている。当時は動かない関節があったりスタイルも不格好だったりしたけど、時代とともに技術が進み今では指の関節まで動くようになったり複雑な変形も可能になった。恵まれた模型事情を四郎は、当時のモデラーはどう思ってるのかな?