goo blog サービス終了のお知らせ 

“あいうえお”ゲットだぜ!!

HIROYASSのお気に入りを『あ』から『ぽ』まで『を』『ん』『ぢ』『づ』を除いた67文字に当てはめて紹介するブログ

『や』 山田孝之

2006-04-04 03:17:02 | 俳優

彼を最初に見かけたのは『ちゅらさん』だな。主人公えりぃの弟・恵達。
次は再放送で『六番目の小夜子』。
最近では『白夜行』。収録お疲れ様。面白い作品だった。原作買ってみようかな。

『白夜行』のテーマは
誰でも桐原亮司に為り得る
という事だと思う。
憎しみ、妬みを持たない人間がいるのか・・・
誰かを(なにかを)愛さない人間がいるのか・・・
愛する誰かの(なにかの)ために何かをしてあげたいと思わない人間がいるのか・・・
桐原亮司はそのことに敏感なだけにすぎない。だから
誰もが桐原亮司に為り得る種を持っている。
もちろん僕も。
桐原亮司が遺伝子を残したがらなかったのは
犯した罪さえ遺伝されることを本能的に知っていたから。
この世に一度も罪を犯さない人間がいるだろうか?いや、いない。
つまり産まれ落ちた時点で罪のない赤ん坊などいやしないのだ。だから
誰もが桐原亮司に為り得る。
人間は犯した罪に心が重さを感じ、耐えきれなくなると
『反省』という言葉に置き換えて忘れて楽になろうとする。
勘違いしてないだろうか?
『反省』とは【犯した罪を常に心に絡めておいて忘れないようにする】ことなのではないだろうか?
重苦しいことが重要なのではないのだろうか?

桐原亮司の最期には涙を流さずにはいられなかった。
ただ一人自分に気づいてくれた男』と『太陽』を見つけたのだから・・・
そして・・・世代を越えて太陽の下で手を繋ぐことができた亮司雪穂の姿には
嗚咽をあげて泣き叫んでしまった。体を起こすことさえできなかった。
おそらく明日からも涙を流し続けるだろう。
それが嬉しいものであれ哀しいものであれ
僕の中の桐原亮司のために・・・

 



最新の画像もっと見る