
べつにカミーユ好きじゃないけど、昨日朝から並んで
機動戦士ZガンダムIII~星の鼓動は愛~
A New Translation
を観てきたもので。
総監督であられる富野由悠季氏が「嫌いだ」と言い続けていたZガンダム・・・だから書き直した、「新訳」として甦らせたZガンダム。見事です。素晴らしいです。ネタバレするので多くは語りませんが、TV版のラストより今回のほうが好きです。むしろ今回のラストのほうがこの20年、湾岸戦争やアメリカ同時多発テロ以降の世界の混迷を経験した今だからこそ世の中に浸透するのではないのでしょうか。
「人のために」という名目で「兵器」という無機質な存在を手にし
命を、温もりを奪っていく・・・
でも全てが終わって残されるのは
「人間愛」
という触れることができず、不確実な、それでいて何よりも存在が大きなものなんだな・・・
これがこの映画を観た感想です。
いま、こうしている間にも世界のどこかで誰かが銃や爆薬を手にし、誰かがその身を滅ぼされている。とどのつまりはそれぞれ信じた何かのために・・・だからこそ愛が欲しい、愛して欲しい・・・そう思うわけです。
(このブログ、並びにガンダムは戦争のプロパガンダではありません。)
思想や主義より今は傍に居てくれる誰かのために・・・
ところで上映終了後に劇場のあちこちから聞こえてきた
「ロザミィ、死んだことになってるじゃん!」
て言葉、全国でも聞かれたのだろうか?