我が儘放題、まるで自分が天下を取ったかのような態度、誰が見たって『おこちゃま』、そんな主人公・ジェギョンは実は財閥の三世。18歳の誕生日に亡き祖父の遺産を相続するはず・・・だったのだが、それには条件があった。遠く離れた田舎の学校を卒業すること。また自ら全ての権利を放棄した場合、相続金の0.1%を受け取れること。
田舎でジェギョンは一人の少女に出逢う。名前はウナン。日に日に彼女が愛しく思える。しかしウナンは手の施しようのない重度の心臓病を患っており、恋をして胸をときめかせただけでも命を縮めてしまう・・・事実を目の当たりにし、言いようのない心の痛みに苦しむジェギョンは以前では考えられない行動に出る・・・
僕はこの映画、予告でも泣いて本編でも泣いた。だけど・・・哀しい物語なんだけど・・・なぜか心が温まった。
でも本来『恋』って心温まるもののはずなのに・・・いつからだろう?冷めた見方をするようになったのは・・・そんな大人になりたくないって幼い頃には思っていたのに・・・
「あ、自分もそんな風に思っていたな」という方、「そんなものよ、成長するって」という方も、まだご覧になってない方は是非見てほしい。