この映画を観るまでプロウィンドサーファー・飯島夏樹さんのことを知らなかった。
ウィンドサーフィンにプロ世界があることさえ知らなかった。
ウィンドサーフィンの世界で生計を立てられるようになり、4人の可愛い子供を授かった夏樹さんに待ち受けていた運命・・・肝細胞ガンによる残りわずかな人生だった・・・
僕はこの手の作品を観ると結婚したくなくなる。
だって自分の愛した女性を、その愛の結晶である子供たちを残して逝くなんて・・・
絶対に耐えられない・・・悔やんで想いがこの世に残ってしまうだろう。
・・・まぁ、そういう心配は結婚してから言えって言われそうだけど・・・
飯島夏樹さんは迫る『死』を感じながらも家族との時間を見つめなおし、交流を大切にしたそうだ。そして「病気になって良かった」と言ったらしい。言える?そんなこと。死を目の前にして。強いよ、夏樹さんは。その強さ、暖かさが溢れた映画だった。