勇者の大局観

ヘボ投資とつれづれなる日々・・・
(投資に関する投稿は私感に基くものです)

安部政権。

2012年12月26日 | Weblog
安部総理(推定)は強引とも思える発言力で日銀をも脅しながら推し進めております。円安に誘導し、株価を押し上げるだけならこれで良し。広い意味で果してインフレは良いのでしょうか。インフレで物価が高くなれば低所得者の生活は苦しくなるのは必定。「物が高く売れて企業の利益が出れば従業員の給料も上がるので、より多くのお金が動くから良し」との単純な考えでいいのか?収入が給料ではない生活保護者はどうなるのか・・・。

日本のバブル時代を思い起こせば・・・当時私は問屋にいましたがとにかく物は売れて売れて凄かったです。倉庫に商品が貯まる暇もなく出ていく毎日で残業につぐ残業でへとへとでした。しかしながら会社の利益は上がったかというと、たいしたことなく我々従業員も残業代で収入が増えていた程度です。問屋業ですので仕入れがあります。物価は高いので仕入れも高い。そこへマージンを乗せて売値が決まるけど、インフレでもデフレでも取れるマージン(利益率)はさほど変わりません。唯一変わるのは売上と雇用です。とにかく人出が足りてないので「誰でもいいから今日から来てくれ」状態。たくさん雇ってたくさん売上るので売上はグングン上がるけど人件費もグングン上がるので「ぼろもうけ」には決してならないのです。不動産関係はぼろもうけしてましたが

どんどん円安になれば物価は上がります。中国やベトナムから安く仕入れる事が出来なくなるからです。衣料品や雑貨品はほとんどが輸入品です。そればかりか食品だって中国から野菜や穀物を仕入れて国内で加工している物が多いので、円が慢性的に100円前後で推移すれば今より2割くらい値上げとなって我々の生活費に響く事になる。給料は2割上がれば別だけど今の給料が来年2割上がるなんて誰も想像出来ないよねぇ。現実的にはあんまり変わらないのでは・・・。

「円高で円が強いという事は日本の国力が強い」ということですので日本に暮らす我々の生活が豊かになるのは円高の方なのです。(決して円安ではない)

さて、安部さんのやり方がどう出るか見ものでもありますね~

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 財政の崖。 | トップ | 地元に貢献。 »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事