metch Happy days

クリスチャンで、韓国で神学を学んでいるめっちの毎日の成長をつづるブログ

壱岐レポート② ウニ編

2009-08-15 21:41:31 | 家族の話
ウニ、ウニ、ウニ
と、壱岐に行く前からウニの話を聞かされていました。

東京で100円寿司店に行ったら、本当に元気のないどろっとしたオレンジ色の
何か・・・のように見えるのが、ウニ。。
進んで食べるのは、高いすし屋に連れて行ってもらったときだけ。

そう決めている「ウニ」

夫も、壱岐でウニ食べたら 他のウニ食べられないよって言うし、
おとうさんも「ウニの瓶詰め買うて~ねえしゃんと、お母さんに送ってやったら
ええよ」って言っていました。

そこまで言われる「ウニ」とは?



この写真のウニは、うちのおとうさんの兄弟がやっている漁業のお家で出された
取って置きのウニです。

二日目に食べたものでしたが、実は一日目の昼食もうに丼でした。
はらほげ地蔵という海の中に立つ6地蔵の近くにある食堂を、私たちを
案内してくれた「エイニイチャン」がお勧めしてくださって、
まずは「ウニぶっ掛けどんぶり定食」をそこで頂きました。

二日目は、案内してくれたエイニイチャンがその日の朝、3時に漁に出て
取って来たウニ!
それを、赤外線で滅菌した海水で洗い、出してくれたのが写真のウニです。

これを、ホカホカの白いご飯に乗せます!
惜しみなくたっぷり乗せて、次におしょうゆとわさびを乗せます!
そして、お茶漬けにします。(お茶を注ぐ!)
そしてかっこむ~!

なんて贅沢なんでしょうか…。

その日午後もエイニイチャンが案内をしてくれたのですが、おとうさんが
私のお母さんとお姉さんにウニの瓶詰めを送るからいいとこに案内して
と言ったら、ウニの工場に連れて行かれました。

そこで、アルコール漬けになっているウニは1000円台でしたが、
エイニイチャンお勧めの瓶詰めは、その4倍以上のお値段でした。
でも、おとうさんが私の都会の母と姉にも良いウニの味を教えてあげたいと
思ってくれたのか、せっかく送るんじゃけん!ってそれをクールで直送
してくれました。

おとうさん、めちゃめちゃ やさしいです。


ちなみにそこに行って分かったことは、ウニにも色んな種類があり、
赤ウニ
黒ウニ
紫ウニ
馬糞ウニ!

うーん!馬糞に似てるのが名前の由来なのは分かるけど…
こんなにおいしい物にそんな名前付けないで…TT

でも漁師の兄ちゃんは、事も無げに「これが馬糞ウニで!」って
紹介してくれました。
さすがですね。

今でも海女のお仕事は盛んに行なわれているらしいのですが、ウエットスーツは
禁止という区域もあるんだとか。
その理由は女性の方が皮下脂肪があって、長時間潜水できるので、とりすぎて
しまわないために、効率の良いウエットスーツは着用不可ということです。
古いセーターなどを着て、その上にレオタードをつけて、今でもたくさんの
海女さんが活躍中なのだそうです。

お嫁に来て、大人になってから始める方もいらっしゃるとの事。
幼い頃から修行をしなくても、できるんですか?と聞いたら、
物事何でも楽じゃないけど、やる気さえあれば!とお兄さんが答えてくれました。

漁師もきつい仕事だろうけれども、お兄さん生き生きと壱岐を生きています。

壱岐レポート①

2009-08-15 11:25:30 | 家族の話
日本に里帰りしております。
主人の実家、福岡におりますが、
昨日までは、義父の実家のある壱岐に行っていました~!

壱岐ってどこ?
私聞いてみるまでよく知りませんでしたが、福岡の博多港から船で2時間、
離れ島なんですね。

私たちの結婚式のときにも、わざわざ船に乗って向こうから親族の皆さん
きてくださって、一回来い!来い!といわれていました。
私も話に聞く「生ウニどんぶり」食べたさに?ま、あと、船に乗るのも
結構面白いんじゃないかなーと思い、今回舅&嫁 ペアで里帰りしてきました。

本家のなんとか、かんとかを聞いていたのですが、町育ちの私には、
本家も分家もそういう概念自体がないのでピンときてなかったのですが、
本家…というのは、義父の兄弟7人の、一番上のお兄さんの、それまた長男と
そのお嫁さんと、その長男が住んでいるというふうな、血統正しいお家であり、
先祖のお世話やなんやかやと、私の知らない風習がそこにはあるようで、
びっくりしました!

そして、本家じゃないおじさんがたも、壱岐で漁をしている方もいらっしゃるし、
築60年とか70年とかのお家も見せていただきました。

何もないけんね~って言いながら、ウニとかあわびとか出していただいたり、
狭い島やけんね~って言われながら、キレーな海岸や、巨大な岩を見て、
色々堪能して帰ってきました。



あいにくの天気ではありましたが、「左京岩」





はらほげ地蔵
おなかにくぼみがあって、そこに供え物とかを入れるらしい・・
海女さんが前掛けなんかを作って、被せたりしているみたい。
満潮のときには、海のなかに6地蔵が立っている形にみるようです。



本家の前の海から見える神社・・・。
夫に帰ってきてから見せたら、そこに昔は皆、泳いで渡ったんだとか。


私たちはクリスチャンなので、信じるものは違うのですが、田舎の人たちの
宗教観とか暮らしをそばで見ることができたのは良い経験でした。
特にお盆の時期なので、都会では見たことの無い行事をしているようでした。

おとうさんとも、おいしいものを一緒に食べて、色々共有し、
普段は足腰悪くてよく歩けないお父さんなのに、壱岐では、
「勝手知ったる」自分の故郷なので、スタスタ歩いてまして、
さすがだと思いました。

また、次回壱岐レポート、続けて掲載しようと思います~!