NHKスペシャル『ワーキングプア』取材班編 『ワーキングプア 日本を蝕む病』 (p.97)
養育費が支払われているのは、18%。
8 割以上が働いている、というのは、「養育費が支払われていなければ、ほぼ全員が働いている」ということでしょう。
未婚女性よりも優先的に雇用すべきかどうかはともかく、母子家庭の世帯主 (女性) についての配慮を忘れてはならない、といえそうです。
男性は仕事をし、子育てや親の介護は女性の役割だという考えは未だ根強い。一方、そうした負担を抱えながら働く女性を支える社会の仕組みも整っていない。日本の母子家庭は百二十三万世帯(二〇〇三年)。別れた夫から養育費が支払われているのは、わずか十八%だ。母親の八割以上が働いているが、平均の年収は二百二十五万円。一般世帯の平均年収五百八十万円の半分にも満たない。
養育費が支払われているのは、18%。
8 割以上が働いている、というのは、「養育費が支払われていなければ、ほぼ全員が働いている」ということでしょう。
未婚女性よりも優先的に雇用すべきかどうかはともかく、母子家庭の世帯主 (女性) についての配慮を忘れてはならない、といえそうです。