柴田明夫『食糧争奪』 (p.118)
農産物も価格が上がれば、供給が増える。したがって、工業製品と変わらない、と考える余地がありそうです。
当時の李鵬首相は「中国を養うのは中国である」と反論した。食糧不足懸念を払拭するため、政府は買付価格を二倍近く引き上げるなど、農家の増産意欲を喚起した。実際、九六~九九年にかけて食糧は五億トン前後と過去最高レベルの生産が続いた。しかし、その結果、中国では供給過剰問題が発生。
農産物も価格が上がれば、供給が増える。したがって、工業製品と変わらない、と考える余地がありそうです。