いい天気なので藻岩山に行ってきました。
雪友荘までの道路は新録に彩られ、
沿道にはニリンソウ、スミレ、ヒトリシズカなどが咲き乱れ、
登る前から満足感に浸ってしまいました。
そんなわけでいつもより時間をかけて雪友荘に到着です。
雲一つない晴天ですが湿度は低めでときどき爽やかな風が吹く、
これ以上ないような登山日和です。
素晴らしいコンディションの中ではあまり疲れを感じません。
うさぎ平まできました。
草が延びていない今の時期はゲレンデをトラバースすることが多いです。
クリアーな遠景と春紅葉。「う~ん…、これは素晴らしい」。
左の山並みから鍋蓋のように顔を出しているのが樽前山。
中央が恵庭岳。
左が札幌岳。
恵庭岳と札幌岳の間のポコンと丸く見えるところが空沼岳。
奥さんもこの景色には大満足のようです。
今の時期、ゲレンデをトラバースする理由はこれ、
この「オオバナノエンレイソウ」に会いたかったのです。
楽しみが多くて登りに時間がかかったので
きょうは中間駅のテラスでお昼ご飯です。
爽やかな風が吹いていたので日陰でなくても暑くありませんでした。
ほとんどの登山者はまっすぐ登山道を行きますが、
のんびり楽しみ派の私たちは迷わず自由学習歩道へ。
こちらはミヤマエンレイソウ。
藻岩山山頂に到着。
オカメノキ。
葉っぱが亀の甲羅に似ているのでこの名がついたそうです。
実は花のように見える大きな5枚の花弁は装飾花で
中央の白色の小さいのが花です。
葉っぱがよく虫に食われるので「ムシカリ」とも呼ばれています。
下りは慈恵会登山口に下山しました。
今の時期は沿道が草花で彩られていて楽しい。
ミドリニリンソウ。
これに出会うと四つ葉のクローバーを見つけたような
幸せな気分になります。
登山口に近くなったところでひっそりと咲いている
オオバナノエンレイソウを見つけました。
こちらは花びらが丸みを帯びていますね。
きょうも無事に下山することができました。
下山後いつも休憩させてもらっている
慈啓会病院のベンチ傍の八重桜が満開でした。
気候、遠景、草花が素晴らしく、
ひっそりと咲いている花にも出会えました。
おかげで、いつもより疲れを感じることもなく、
足に少し不安がある奥さんも何事もなく満足そうで
よかった、よかった。