中華風冷やしイケメン韓タレ添え★BLOG de Diary

♪中華明星も韓国スターも好きな私の徒然日記♪

売れっ子

2009年10月30日 | ピーター・ホー
新浪10/27付記事より

台湾の人気スター何潤東(ピーター・ホー)は、すでに2本の調印済みの映画の撮影時間が重複する事態が発生しているらしい。
何潤東が映画《西蔵往事》の最後の何日かの撮影に参加できず、何潤東の事務所側は100万台湾ドル(約20万人民元)の損害賠償金を払うとして最終的に解決。

《非常完美》での理想的な恋人役は、何潤東にとって更に大きな市場開拓の足がかりとなり、広告や映画出演の依頼が絶える事がなくなった。《非常完美》のすばらしい演技が何潤東に映画俳優としての道を切り開いたようだ。
間もなく撮影が終わる《西蔵往事》以外にも何潤東は現在大連で《我的美女老板》の撮影の真っ最中だが、他にも3つの映画の出演依頼が入っている。
今回は《我的美女老板》の撮影が《西蔵往事》の期限と重なる事態が発生したらしい。

この(撮影期限延長の)事態に対する損失についての処理がどうなるのか、メディアもかなりの関心を持っているが、マネージャーによれば、この状況を大変申し訳ないと感じている。
初めに契約する際は、慣例としてある程度の時間の余裕を残して、このような事態を防ぐように配慮しているが、今回の撮影は高原のラサで、役者も撮影スタッフも撮影の進行はすべて天気の影響にゆだねるしかなかった。
更には、何潤東にはすでに契約した映画やテレビ、広告の仕事があり、私たちがこれに調和するのはあらゆる可能性を探しても困難である。
よって今の状況では、会社側としては最大の誠意を示すべく、100万台湾ドルの金額を通じて映画製作会社へ深く詫びると共に、賠償金を支払う事を決定した。
現在、合意に至るかどうかは、撮影側との疎通の状況をみなければ解らないということだ。


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※以上、意訳的解釈による。正確には原文をご確認ください。


ファンの皆さんはすでにご存知と思いますが、遅ればせながら~
たまにはこっちでも記事をあげてみました。

さて、大変だなーと思いつつ、それとは全く関係ないような、大連での(?)ピーターの楽しそうな写真。(笑)
よくあるよね。と言ってはいけないが
確かにチベットじゃ、時間軸が都会とは違うからこういう事態もいた仕方ないんでしょう。
それにしても売れっ子すぎる!
映画にテレビに広告に。
今が旬だもんね!ピーター・ホーは
この先どこまで行っちゃうの?
この後も年末に向けて歌友会などきっと目白押しでしょ?毎年の事ながら。
これしか言えないけど、加油何潤東!

HEAVY

2009年10月29日 | 本と映画の話
秋の夜長、この季節になると普段よりちょっとだけ読書や映画鑑賞の時間が増えるのですが、
先週末「新宿インシデント」を観たのを皮切りに、私はここ数日なんだかとてつもなくへヴィです。
新宿インシデントを観た次の日は、今映画公開もされていますが、東野圭吾の小説「さまよう刃」をほぼ一日で完読し(止まらなかった)、その次の日は、ふと付けたCSでやっていた「八甲田山」を最後まで観てしまい、次の日はアンジェリーナ・ジョリーの「チェンジリング」を夜中に観てしまいました。
実はこれらを観たり読んだりしている間に、子供2人が新型インフルエンザに罹って慌ただしくその看病もしているのですが(爆)
「新宿インシデント」「さまよう刃」「八甲田山」「チェンジリング」…このどれにも共通しているのが『重いテーマとその救われない結末』です。
別に選んだ訳じゃないんですけどね~気がついたらこのラインナップです。
(ちなみにインフルエンザの方は大丈夫なのでご心配なく♪)

このラインナップの内容を全部ご存知の方なら、私が今どのぐらいヘヴィな気分かお分かりいただけると思うのですが、とはいってもその反面、とても頭の中は充実しています。
どれも面白い映画(小説)だったからです。
「新宿インシデント」はピーターが衝撃を受けたと書いてましたが、
私もドーーーーーーンときました。
確かにこりゃR指定入りますわ。
あのエグさは、怖いを通り越して生理的にキツかったですが、良くも悪くも主人公がジャッキー・チェンだったおかげで生々しさが半減する部分もあり=映画として面白い部分もあり、ありがたかったです。
上手くいえないのですが…"ウルトラQ"じゃなくて"ウルトラマン"みたいなありがたさです。(爆)
「さまよう刃」はもう原作も映画もヒット中ですが…泣けました。
「八甲田山」は何年かに一度、テレビで再放送をやっていたりするとつい見てしまうのですが、最初は冷やかし(すみません)だったのが、年を経るに従ってあの面白さがわかってきました。
やっぱりあれは名作。
「天は我を見放した!」は多分今でも流行語としてウケるんじゃないかなーと思ったりもしています。
(古過ぎて誰も解らないか?笑)
「チェンジリング」は、アンジェリーナ・ジョリーが思ったよりピッタリと母親役にハマっていたので、さすがだな~と感心しました。
「エレガントだが強さを内に秘めた母親を熱演」という評もありましたが、まさにその通り。
事実に基づいているだけに難しく重いテーマですが、さすがハリウッド映画。
しかもクリント・イーストウッド監督だけあって、救われない結末でありながらも、途中、やった~!とスッキリしたり、感動で涙するエピソードもあり、最後まで引き込まれました。

次はこのヘビィな気分から抜け出すためにも、軽く明るいテーマの映画を観たいと思ってます。
とりあえず今気になっているのは「カムイ外伝」…軽いとは言い難いですが、アクションや映像美は楽しめますよね?
でも観に行く時間、あるだろうか?
目下この時間の確保がもっともヘヴィなような気がします。(笑)

「ソフィーの復讐」中文字幕版を観て

2009年10月16日 | ピーター・ホー
すごく良かった!
途中、常瑞@ピーターと、蘇菲@チャン・ツィイーが話すあまりにもキュートなエピソードに、じわっと泣けるところがありますが、ここで書いてしまうとネタバレるので今は控えます。
でもこれだけは言いたいです。
終盤、ピーターの愛の告白から、杰夫@ジソブの愛の告白シーンまで私はオイオイ泣きっぱなし。(単に私が涙もろいだけってうわさもありますが
常瑞のやるせない気持ちと、杰夫の後悔の気持ちが交錯した後の2人それぞれの告白。
これにはやられました。

ジソブはさすが上手かった!
今まではあのキャラから重厚な役やシニカルな役が多かったような気がしますが、今回このラブコメディーをやった事によって、あの"切な顔"が(爆)が逆に生きて、とても魅力的でした。
慌てる演技は爆笑もの、でも最後の告白はなんかキュートで、それでいてちょっとズレていて、なのに泣かせる。

ピーターはいわずもがな。ソフィーを見る目がだんだん恋していくんです。
これはファンなら、いやファンでなくとも、きゅんきゅんきゅんきゅんきゅんっ(もういいって?)とハートを揺さぶられます。
ピーターもこんなに良い演技してたんだ!
とにかく、この主演陣4人4様、皆本気で愛して悩んでいる。
それがひしひしと伝わる映画でした。
ラブコメでこんなに泣いたのは初めてかも知れません。
中文字幕でコレなんだから、日本語字幕になったらどうなることやら!(笑)

ピーター・ホー、ソ・ジソブ、チャン・ツィイー、ファン・ビンビン各ファン以外の方にも是非見て欲しい映画だと思います。
これから向う寒い季節、身体だけではなく心まで暖かくなれます!


最後に。
プロモーションの仕方に関しては、恐らく映画配給会社の戦略の1つと思われます。
映画を観ると確かにどちらかというと杰夫より常瑞の方が主要人物です。
ただ、それが解るのは観終わった後で、観客はそうだったんだー!と、より感動を深める事になります。
だからこそ、事前でピーターを全面に出さないようにしているのではないかと思うのです。
最初は杰夫と思わせておいて、実は本命は常瑞だった。これが映画の面白さであり醍醐味であり、ギミックです。
そして、杰夫がいてこそ、面白いからこそ常瑞が輝くのです。

役者の価値は、ファンの熱い声の多さだけではなく、出ている作品でこそ生きるのだと思います。
これを観て、少しでも「ピーター・ホーってけっこういいじゃん♪」とより多くの人に認められる事を私は信じています。



ソフィーの復讐 日本公式サイト
2010年1月9日(土)公開予定
10月29日(木)特別試写会にて、ソ・ジソブ、チャン・ツィイーの主演2人が舞台挨拶に来日

映画の成功を祈ります!

弓矢の道は武士が知る

2009年10月10日 | 日々の雑談
今日(昨日)仕事から帰ってくると、留守番をしていたはずのうちの息子と、下の娘とその友達の3人が玄関前で座り込んで私を待っていた。
息子によれば「僕が遊んで帰って来たら鍵が入らなくて家に入れない。」という。
鍵は2人に渡してあるので、なんで?と聞くと。
まず娘が鍵を持たずに友達を迎えに行き、その間、息子は妹は鍵を持っていると思い、鍵を閉めて遊びに行った。その後娘は友達を連れて帰って来たが、鍵が閉まっていたから落ちている針金で開けようと友達と一緒に鍵穴をいじった。とのこと。
息子の言う通り、私も何度鍵を差し込んでみても何かがつっかかって鍵が入らない。穴をのぞいてみると、奥になにか小さな金属の破片があってそれがつっかかっているのが原因らしい。
どうやら娘が差し込んだ平たい針金の先が折れて、中に残ってしまったようだった。
おまえらーーーーー!!!
しかし、怒ったところで家に入れるものでもない。
仕方ないので、一緒にいた友達には「ごめんね。これじゃ遊べないかも。」と言って帰ってもらい、とりあえず隣りに住んでいる同じ学校のママ友の助けを借りて、家を建てた建設会社に電話をかけた。
そのママ友は「もしかしたら鍵110番みたいな店に頼んだ方がいいかも。」
と言ったが、できれば無償で建設会社のサービスがあればそれに越したことはないと、とりあえず先にそっちに頼んだのだが、それがまちがいの始りだった。

来てくれたのは、建設会社所属の愛想のいいおっさん作業員とくたびれたおじいさん作業員の2人だった。
2人は、「じゃ、見てみますか。」と言って早速鍵穴をのぞいて「何か金属が引っ掛かってるね~。」と言う。
そうなんだよ。でも、素人が取ろうとすると怖いから建設会社に電話したんだけど。
おっさん2人はおもむろにピンセットを探して来ると、ガチャガチャと音をたてて鍵穴をいじり出した。
少し離れてそれをずっと観察していた私はふと不安になる。
そんな大きいピンセットで取れるのか?
しばらくすると、おっさんは「どっか開いてる窓とかないの?」と言う。
だから!それがあればとうにそこから入ってるって!
「出かける時は、きっちり鍵を閉めてます。」と、答える私。
子供達もそのへんは抜かりなく「外に出る時に全部屋閉めた。」と言う。
「中に入れれば中からシリンダーごと外して分解して、中の金属取れるんだがね~。」
愛想良く笑うおっさん。
…『ダメだこりゃ!』私はおもわずいかりや長介のように心のなかで呟く…。
でも、せっかく来てもらった手前「もういいです。」とも言えず、言われるまま私は家の鍵をおっさんに渡した。
「ちょっと入れてみるか?」
愛想のいいおっさんは、ドアの前で棒立ちになって事の次第を黙って見ていた相棒のじいさん作業員に言うと、力任せに鍵を押し込んだ。
ギリギリ…と妙な音を立ててきしむ鍵穴。
「おぉ!入る入る!」嬉しそうな声で叫ぶおっさん。
その頃から私は、駅前のアヤシいビルの一室に「鍵サービス110番」と看板があった事を思い出す。
しかし、今は連絡先も正確な店名も解らない。
駅まで歩くと約18分。最近は面倒で車ばかり使う私にとっては勇気がいる距離だ。(もちろん、車のキーは家の中にある)
そんな事を考えていると、帰した娘の友達が、お母さんを連れて戻って来た。
「なんかうちの子も一緒になって針金をさしてしまったらしくて、ごめんなさい。」
と誤りに来てくれたのだ。
「いいのいいの。うちの子が最初にやったんだから…」などと言っていると、心配した隣りのママ友も「どう?大丈夫?」と外に出て来た。
すると、作業員とその作業車と人だかりに何事かと、向かいの家のおばあちゃんも出て来る。
更に、娘と同じ幼稚園だった近所の男の子も通りがかり「どうしたの~?」と庭に乱入。
それを追いかけるようにして、そのママもこっちにやって来る。
もう辺りは騒然!(爆)
いちいち説明するのも大変だったが仕方あるまい!
私は「実はねー♪」と、出来るだけ明るく事情を説明した。
その上、息子はもう塾に行く時間だが、この分では手ぶらで行く事になるので、先生にも携帯で事情を説明しなければならない。
「すみません、実はちょっとアクシデントがありまして~etc。。。だから今日はテキストも筆記用具もなくて、これから手ぶらで行かせますので貸してやってください。」
またもや明るく事情を説明する。
しかし、そんな近隣住民&塾の先生への説明に忙しい私のうしろで、おっさんがぼそっと呟く。

「なんか、見えなくなっちゃったな…。」
爆!!!
やっぱりお金がかかっても最初からあの駅前の鍵110番を頼めば良かった…
しかし、この状況で、どうそれを切り出したらいいのか?
そんな事も考えつつ、みんながようやくいなくなった頃、おっさんが言った。
「後はこの窓ガラスを割って中に入るしかないね。」
それを聞いた瞬間
「それは困ります。」
…やっと言えた。

「本当に申し訳ないんですけど~。もしかしたら鍵110番みたいなところの方がいいかも知れないですよね~(笑顔)ちょっと頼んでみていいですか?」
一応相手にもメンツがあるだろうと、出来るだけ丁寧に打診してみた。
「あぁ、いいですよ!でも、どうだろうな~やっぱり中に入らないと無理なんじゃない?」
おっさんは多少メンツも保ちつつ、それでも快く同意した。
隣りのママ友は今さっき子供をお迎えに出かけてしまったばかりだったので、今度は5件程先に住んでいる友達宅へ電話帳を借りに行く。
忙しい時間にごめんねー♪と声をかけ、またまた明るく「実はねー♪」と事情を説明する。
「実は~」と、これで今日は何人に説明をしたんだろう?
とりあえずタウンページを借りた後、もう2時間以上も庭で座り込んでいる娘もその友達宅に預かってもらい、住所からあのアヤシい鍵屋の電話番号を突き止めた。
いま、建設会社の人に来てもらっている。こういう状態でどうにもならないが、開けることは可能か?と電話で聞くと、すぐさま明瞭な返事が返って来た。
「窓を壊さなくても開きます。料金は特殊作業が入らなければ××××円ですがいいですか?」
もうこの頃には多少値は張っても良いと思っていたので、すぐに来てもらう事にした。
来てくれたのは腕と顎に深い(訳ありの?)古傷があるが、人当たりのいいかなかなかの二枚目アンちゃんだった。
早速鍵穴を細いスコープで覗いたアンちゃんは
「中に入ってる金属がもう食い込んでいますね。」と言った。
うん。私もそうだと思ったんだよね。
しかし、建設会社に先に電話をしてしまった私の判断ミスでもある。
とにかく、今となっては頼みの綱はこのアンちゃんだけなので、私は何も言わずアンちゃんに後をまかせた。
しかし、やはり結果は中からシリンダーを外して鍵穴に詰まった金属を取り出すしか方法はない。という。
「窓を開けることになりますが、特殊作業で料金が××××円です。いいですか?」
窓ガラスを割られるよりはそっちの方がいい。と言うと、アンちゃんは何やら特殊な棒状の器具を持って家の裏に回った。その頃作業員2人は、アンちゃんの言葉を聞いて
「ここならはずれるかもしれないよ~♪」と勝手に台所の網戸を外している。
おっさん。もういいよ。
でも、私は何だかこの2人が憎めなくて、ただ苦笑するしかなかった。
アンちゃんは、裏の和室の窓に目をつけると「ここなら開けられる。」と言う。
私の承諾を得た後、アンちゃんは、何度か長さを調整したり新しい部品を追加しながら、スッと大きな器具を差し込むと、どこも傷つける事なく鮮やかに鍵を開けた。
(良く考えるとちょっと物騒だが、二重にロックしておけば大丈夫だそうだ)
どんな方法かはセキュリティー上説明は出来ないが、やりながらアンちゃんは
「この方法は、裁判所の執行命令が出た時なんかに使われるんですよ。」
と言った。
おぉ!なんだか凄い響きだ。
「も、もしかしてそれはマルサとか?」
自分でも何が言いたいのか解らなかったが(笑)、それを聞いてアンちゃんはニヤリと笑っただけだった。
その直後”カチン!”と音がして鍵がはずれた時は
「おーーーー!!!すごーーい!業師~っ!」と思わず拍手をしてしまった。(バカ!)
もちろん、その頃2人組は…まだ表で網戸と格闘しているところだった。(爆)
かくして裏の窓から家に入り、無事ドアを開けて、中の針金を取り出してもらい、鍵は元通り入るようになった。
やっぱり餅は餅屋。弓矢の道は武士が知る。ということだろうか。
おっさん達はドアが開くと「あぁ!良かったですね~。じゃ、私たちはこれで!」と愛想良く帰って行ったが、なんだか攻める気にはなれなかった。
とりあえずいろいろ試してくれて解決するまで付き合ってくれたんだから。
ただ、その後、アンちゃんには愚痴をこぼしてみた。
「もしかしておじさんたちがコレ、押し込んだんですよねぇ?」
アンちゃんはやっぱりニヤリと笑うだけだった。


良い子のみなさん、鍵穴に異物は入れないようにしましょうネ!(爆)

トワイライト

2009年10月05日 | 本と映画の話
さ、今日は洋風です(笑)。
途中------間はちょっとネタバレしているのでご注意ください。


9/18に映画「トワイライト」DVDがリリースされた。
先日、早速鑑賞してみた。
話題になっていたので、もうちょっと期待していたのだが、以外とあっさりした終わり方だった。
でも、これの原作はシリーズで、すでに続編(トワイライト・サーガ~ニュームーン~)の上映が11/28と決まっているのだからさもありなん。
しかし、『なんだ~』と思っていたくせに、自分でも気付かないうちに相当インパクトがあったらしく、その夜の私の夢はトワイライト仕様だった。(笑)
夢に出演してくれた主人公は、残念ながら私の好きなスター達の誰でもなく、まんま映画でバンパイア、エドワード役を演じたロバート・パティソン君だったし、記憶に残っているのはイメージだけで、映画の雰囲気のように冷たくて凛とした深緑色の世界だった。

起きてから、ふと、子供の頃から私は吸血鬼ものの映画が好きだったことを思い出す。

初めて吸血鬼映画で『これ良い!♪』と思ったのは、まだ小学校低学年の頃だったと思う。
往年のバンパイアといえばクリストファー・リーだが(古ッ!!)、たぶん彼のシリーズの1つでヒロインを魔の手から救う彼氏がイケメンで(笑)、当時にはめずらしくラブストーリー中心だったから、凄く印象に残っているのだ。
あれ以来バンパイアものが好きになったと記憶している。
あまりに子供だったので残念ながらタイトルは覚えていないが、観た当時からすでにそれは古い映画だったと思う。
以来さまざまななバンパイア映画はあったが、私の心にひっかかるモノはなかった。
かろうじて「ほぉ!」と思ったのは誰でも知っているコッポラ監督の「ドラキュラ」と、トム・クルーズ主演の「インタビュー・ウィズ・バンパイア」だったが、これでも私の何かを呼び覚ます事はなかった。(いや、このトム君にはかなりキタけど…それはまた別の話で)
ところが、なぜかこのトワイライトには、この種の映画で私が幼い頃感じたドキドキ感とか、ワクワク感とか、うっとり感(危ない?)が呼び覚まされたのだ。
原作小説は全米ティーンに絶大な人気がある事から、たぶんこれは少女マンガに心酔した頃の乙女心なんじゃないかと思う。
その乙女チックな世界に実写が魂を吹き込み、愛する人の血を渇望しながらも愛するが故にそれが出来ない葛藤…という官能の世界がリアリティーを持って表現されている。だから、元乙女の大人の女性にうけるのだ…。と、思う。


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それに、太陽を浴びると焼けてしまうというのでもなく、肌がダイヤモンドの様に輝いて目立つから避けている。とか、
相手をバンパイアにするためには殺さないように噛むだけにしなければならないが、でもそれにはもの凄く強い自制心が必要。とか、
お気に入りのCDはドビュッシーの「月の光」。など…随所に少女マンガというだけでは終われない、耽美で芸術的なエピソードも満載である。
物語はそんな乙女チック&耽美な世界を踏襲しつつ、現代に舞台を置き、スタイリッシュでバンパイアものらしいヘビィなアクションもあって飽きない。
ヒロインをおぶって針葉樹を駆け上るさまは、映画「グリーン・ディスティニー」も真っ青だが(爆)、あの竹林にシアン30%を被せたような、北米の針葉樹林の陰鬱とした風景は独特の世界観を生み出している。
さらに、ヒロインの幼なじみでバンパイア族と敵対するインディアン系狼族くんとの三角関係も見え隠れして、話は複雑で面白い。

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エドワードは肌が青白くて唇真っ赤で瞳が赤褐色、髪の色は蜂蜜色という校内一の美少年。
それが革ジャンで登場というのも萌えポイントだ。。。
しかし全体的に華奢なくせに顎から首のラインだけはがっつりと太くて、噛んだら確かに血ぐらい吸えそうな骨太感が、動物的な本能を漂わせている。
私的にタイプではないが単純に今っぽい美少年バンパイアとしてはナイスキャスティングだと思った。

巷でもかなり好評という事だが、ちょっと検索しただけで、出て来る出て来るトワイライターズ達!
そう、この映画のファンのことを"トワイライターズ”というのも初めて知った。
この分だと私もそのうち原作翻訳本にも手を出して、
トワイライターズになってしまうかもしれない…。


トワイライト~初恋~

トワイライト・サーガ~ニュームーン~