私は小さい頃から読書が好きだった。
字が読めるようになった頃から、母親が集めたという全48集からなる「世界の名作全集」を読みあさり、ほとんどの名作を小学生のうちに読破した。
その中には漢字にふりがなのついた「日本書紀」や「古事記」もあった。
更に学校の図書室では、子供向けに分りやすく解説を入れた「旧約聖書」や仏陀に関する物語もいくつか読んだ。
中学生になり、名作をほとんど読み終わってしまった私は、今度は当時主にSFに青春小説を混ぜたようなティーン向けの『朝日ソノラマ文庫』のシリーズが気に入り、これまたシリーズの3分の2近くを読破した。
それが終わるとシェークスピアにハマり、代表的な作品を読み、次に山本周五郎にハマり、これもかたっぱしから読みあさった。そして星を見るのが好きだった事もあり、当然のようにギリシャ神話にもかなり傾倒した。
高校生になってからは友達に進められ、「ニジンスキーの手」や「オディプスの刃」で知られる赤江漠や幻想文学で名高い澁澤龍彦もけっこう読んだ。これはかなりマニアック(^^;
それから平行して横溝正史もほとんど読んだ。そういえば私が小学生の頃、横溝正史シリーズと称して古谷一行が金田一に扮する毎週やっていたTVドラマが大好きだった。
これは後に新しいシリーズとして再開しているが、私が好きだったのは初期のシリーズで、茶木なにがしという、今で言う所のUAみたいなけだるい歌声の歌手が歌うエンディングテーマが今も鮮明に頭に流れるほど好きだった。曲名はハッキリとは思い出せないが「あざみのごとく…なんとか~」というタイトルだった。
まったく、小学生のくせにそんな趣味嗜好だったために、今から思えばかな~りおかしな小学生だったらしい。その証拠に母は「あの頃は心配した。」と時折こぼしている。
大人になってからは『物語り』や『小説』からは少しそれて、美術史や天文学、精神学の研究論文・学説のような本を好み、一時期どっぷりハマった。
もちろんその間に読んだマンガも多数。週間少年サンデー、マガジン、冒険王…。少女マンガでは月刊マーガレットと月刊少女コミック。これは8才の時から24才ぐらいまで毎月欠かさず買っていた。
その上、『おたく』という言葉が一般的になるはるか前から、(これは姉の影響で)『アニメおたく』でもあった(笑)。ただし、これは17才で『おっかけ』に目覚めるまでだったが。今はこれは私の中では『イケメンハンター』と姿を変えている。だから私のイケメンハンターはどちらかというと『おたく』な要素が多い。
話を戻して…さて、この読書であるが、こんなに長い間読書を趣味としてきたにも関わらず、結婚してから、特に子供を産んでからはまったく読めなくなった。理由はもちろん子育てがあまりに忙しいからである。
だが、読書離れしてかれこれ10年近く。最近ようやく禁断症状が出てきた。
それまではたとえ時間が出来てもとても読書する平穏な気分ではなかった。雑誌をめくっていても活字を読むのがめんどくさくなっていたし。だから禁断症状が出たとはいえ、読みたいと思って買っても最初の10ページぐらいで挫折することもしばしばだった。
そんなワケで買ってから先日1年近く経ってようやく10ページ以降読み進めたのが、かの有名な「ダ・ヴィンチ・コード」だった。これも当初は10ページ読むのに3ヶ月かかったが、つい最近ふと手にとって先を読んでみたら、あれよあれよという間に一気に(2晩で)最後まで読んでしまった。推薦文句の通り、読みはじめたら止まらない。まさしく!
内容が面白く読みやすかった事もあるが、何より映画化が決まったぐらいなのだ。非常にドラマティックかつ映像的な話。今更どんな内容かなんて皆知っていると思うので省くが、とにかく一つの作品を読破すると非常に気持ちが良いし、充実感がある。
この勢いに乗じて次に手にしたのは、久しぶりの澁澤だったのだが、これまた前出の「ダ・ヴィンチ・コード」の分りやすさとは真逆で、読み終わっても、結局なんだったんだ?と、もやもやした気分になる幻想文学の才たる話である。
タイトルは「ねむり姫」。ちゃんとした物語りにもかかわらず、ここであらすじを書けと言われても何をどう書けばいいのか?今の私にはまったく書けないっ(爆)。でも澁澤作品にはよくある事なので、もやもやはするが、それもまた良し!。疲れた頭に麻酔を打つような感覚だったが(笑)、読み終わるとそれなりなの高揚感がある。この感覚は高校生の時味わって以来だ。
この勢いで、昔から読んでみようかなーと思いながらも手に取れないでいた本をまた物色しようと思う。
いや、その前に!うちの本棚に並んでいる未読の本から制覇しなくては!
字が読めるようになった頃から、母親が集めたという全48集からなる「世界の名作全集」を読みあさり、ほとんどの名作を小学生のうちに読破した。
その中には漢字にふりがなのついた「日本書紀」や「古事記」もあった。
更に学校の図書室では、子供向けに分りやすく解説を入れた「旧約聖書」や仏陀に関する物語もいくつか読んだ。
中学生になり、名作をほとんど読み終わってしまった私は、今度は当時主にSFに青春小説を混ぜたようなティーン向けの『朝日ソノラマ文庫』のシリーズが気に入り、これまたシリーズの3分の2近くを読破した。
それが終わるとシェークスピアにハマり、代表的な作品を読み、次に山本周五郎にハマり、これもかたっぱしから読みあさった。そして星を見るのが好きだった事もあり、当然のようにギリシャ神話にもかなり傾倒した。
高校生になってからは友達に進められ、「ニジンスキーの手」や「オディプスの刃」で知られる赤江漠や幻想文学で名高い澁澤龍彦もけっこう読んだ。これはかなりマニアック(^^;
それから平行して横溝正史もほとんど読んだ。そういえば私が小学生の頃、横溝正史シリーズと称して古谷一行が金田一に扮する毎週やっていたTVドラマが大好きだった。
これは後に新しいシリーズとして再開しているが、私が好きだったのは初期のシリーズで、茶木なにがしという、今で言う所のUAみたいなけだるい歌声の歌手が歌うエンディングテーマが今も鮮明に頭に流れるほど好きだった。曲名はハッキリとは思い出せないが「あざみのごとく…なんとか~」というタイトルだった。
まったく、小学生のくせにそんな趣味嗜好だったために、今から思えばかな~りおかしな小学生だったらしい。その証拠に母は「あの頃は心配した。」と時折こぼしている。
大人になってからは『物語り』や『小説』からは少しそれて、美術史や天文学、精神学の研究論文・学説のような本を好み、一時期どっぷりハマった。
もちろんその間に読んだマンガも多数。週間少年サンデー、マガジン、冒険王…。少女マンガでは月刊マーガレットと月刊少女コミック。これは8才の時から24才ぐらいまで毎月欠かさず買っていた。
その上、『おたく』という言葉が一般的になるはるか前から、(これは姉の影響で)『アニメおたく』でもあった(笑)。ただし、これは17才で『おっかけ』に目覚めるまでだったが。今はこれは私の中では『イケメンハンター』と姿を変えている。だから私のイケメンハンターはどちらかというと『おたく』な要素が多い。
話を戻して…さて、この読書であるが、こんなに長い間読書を趣味としてきたにも関わらず、結婚してから、特に子供を産んでからはまったく読めなくなった。理由はもちろん子育てがあまりに忙しいからである。
だが、読書離れしてかれこれ10年近く。最近ようやく禁断症状が出てきた。
それまではたとえ時間が出来てもとても読書する平穏な気分ではなかった。雑誌をめくっていても活字を読むのがめんどくさくなっていたし。だから禁断症状が出たとはいえ、読みたいと思って買っても最初の10ページぐらいで挫折することもしばしばだった。
そんなワケで買ってから先日1年近く経ってようやく10ページ以降読み進めたのが、かの有名な「ダ・ヴィンチ・コード」だった。これも当初は10ページ読むのに3ヶ月かかったが、つい最近ふと手にとって先を読んでみたら、あれよあれよという間に一気に(2晩で)最後まで読んでしまった。推薦文句の通り、読みはじめたら止まらない。まさしく!
内容が面白く読みやすかった事もあるが、何より映画化が決まったぐらいなのだ。非常にドラマティックかつ映像的な話。今更どんな内容かなんて皆知っていると思うので省くが、とにかく一つの作品を読破すると非常に気持ちが良いし、充実感がある。
この勢いに乗じて次に手にしたのは、久しぶりの澁澤だったのだが、これまた前出の「ダ・ヴィンチ・コード」の分りやすさとは真逆で、読み終わっても、結局なんだったんだ?と、もやもやした気分になる幻想文学の才たる話である。
タイトルは「ねむり姫」。ちゃんとした物語りにもかかわらず、ここであらすじを書けと言われても何をどう書けばいいのか?今の私にはまったく書けないっ(爆)。でも澁澤作品にはよくある事なので、もやもやはするが、それもまた良し!。疲れた頭に麻酔を打つような感覚だったが(笑)、読み終わるとそれなりなの高揚感がある。この感覚は高校生の時味わって以来だ。
この勢いで、昔から読んでみようかなーと思いながらも手に取れないでいた本をまた物色しようと思う。
いや、その前に!うちの本棚に並んでいる未読の本から制覇しなくては!