アンドレ・ギャニオンとの出会いはNHKラジオの深夜特集番組でした。今でこそ「ラジオ深夜便」という番組がありますが、当時のNHKラジオは(台風などがこない場合は)深夜零時で放送終了になっていました。1990年代になって、お盆や年末年始の帰省シーズンにのみ、「全国の高速道路交通情報」を一晩中流す番組が設定されました。その後、阪神大震災などを経過して、この特別番組の放送時間枠で不定期の放送が始まり、内容の充実とともに人気が出て、「ラジオ深夜便」として独立しました。この間、ラジオが好きな私はつぶさにNHKの放送形態の変化をリスナーとして体験してきました。
私はテレビが嫌いで、ほとんど観ません。テレビ全盛だった子供の頃から、ラジオが持つ「声の魅力」に取り憑かれ、ラジオばかり聴いていました。特にNHK系列で放送されるラジオドラマや本の朗読番組が好きでしたし、朝はFMのバロック音楽の番組、夜はジェットストリームと、まるでラジオの番組に沿って生活していたような感じです。
#小学生の時からジェットストリームに感動していたし
#「苺ましまろ」Toy-CDが好きなのはラジオドラマみたいだから・・・
「ラジオ深夜便」設定前からNHKラジオの深夜番組で良く流れていたのが、アンドレ・ギャニオンでした。当時はアンドレ・ギャニオンという名前さえ知らず、単発で流れることが多い美しいピアノ曲を楽しみに、ワクワクしながら聴いていました。何度も聴くうちに「アンドレ・ギャニオン」という名前を覚え、CDを買うようになりました。そして大好きになってしまいました。
アンドレ・ギャニオンのピアノとラジオの深夜番組の組み合わせは絶妙だと思います。深夜の静寂と、静かなピアノ・・・これほど詩情豊かに感性を刺激してくれることはないと思います。また高速道路のドライブの時もアンドレ・ギャニオンは良いです。心を落ち着かせる作用があるので、安全運転に大いに寄与しているように思います。
度々、アンドレ・ギャニオンには「森」「湖」「霧」といったイメージが合うと言われますが、確かにそういう要素があるのは事実でしょう。霧のかかった中国道や中央道の小淵沢付近では、とても幻想的な空間を提供してくれます。同時に、その幻想的な空間を自分がハンドルを握り運転することで、「時間」の経過と「空間」の移動を体で体験出来るのですから、一度味わってしまうと、この時の感覚は忘れられないものになってしまいます。音楽と空間のイメージ、そして安全に運転しなければならないという心理的緊張の交差は、独特の世界観をもっているように思います。
アンドレ・ギャニオンを聴きながら深夜を走行するなら、名神高速もいいですね。特に京都から大阪市内に入って阪急電車の下を通る付近や吹田の周辺も、妙なくらいマッチします。夜の風景がピアノの旋律にあいますし、「アンドレ・ギャニオン&ラジオの深夜番組:というイメージを街の風景で具現化したかのように感じられてなりません。ただ不思議なのは東京の首都高ではなくて、名神~大阪市内でないとイメージが膨らみません。この点は自分でも理由がわかりません。
***
ということで、今回はアンドレ・ギャニオンのアルバム「EDEN」を購入しました。近所のショップではアンドレ・ギャニオンなどほとんど取り扱っていなくて、「あったもの」を買うということを続けてきたため、時系列にそって体系的にアルバムを聴いたことがありません。
聴いてみて感じるのは、今回の楽曲と他のアルバム収録曲とが対話しているような感覚です。例えていうならそれは今回のアルバムからの発する「問い掛け」であって、それに他の作品が何かを答えようとしているのではないでしょうか。といっても、作品たちは明確な答えを提示するのではありません。静かな水面に小さな石の粒を一つ落としたような・・・静かに広がる波紋に作品を共鳴させ、新しい旋律を生み出そうとしているような印象を受けました。それはアンドレ・ギャニオンが創りだす「音の世界」を予感させるものといえるのかもしれません。
12曲収められているアルバム「EDEN~森の印象~」は、特にアンドレ・ギャニオンがこの上なく好きな人にとっては示唆するものが多く、意外なほど奥の深い作品といえます。
***番外***
アンドレ・ギャニオンと少女・レディースコミックの組み合わせも絶妙です。コミックのストーリーを抜きにしても、コミック作品をながめ、アンドレ・ギャニオンを聴いていると、イメージが広がってクリエイティブな感性を刺激してくれますよ。
#具体的な作品名はあえて記述しません・・・(^^;
私はテレビが嫌いで、ほとんど観ません。テレビ全盛だった子供の頃から、ラジオが持つ「声の魅力」に取り憑かれ、ラジオばかり聴いていました。特にNHK系列で放送されるラジオドラマや本の朗読番組が好きでしたし、朝はFMのバロック音楽の番組、夜はジェットストリームと、まるでラジオの番組に沿って生活していたような感じです。
#小学生の時からジェットストリームに感動していたし
#「苺ましまろ」Toy-CDが好きなのはラジオドラマみたいだから・・・
「ラジオ深夜便」設定前からNHKラジオの深夜番組で良く流れていたのが、アンドレ・ギャニオンでした。当時はアンドレ・ギャニオンという名前さえ知らず、単発で流れることが多い美しいピアノ曲を楽しみに、ワクワクしながら聴いていました。何度も聴くうちに「アンドレ・ギャニオン」という名前を覚え、CDを買うようになりました。そして大好きになってしまいました。
アンドレ・ギャニオンのピアノとラジオの深夜番組の組み合わせは絶妙だと思います。深夜の静寂と、静かなピアノ・・・これほど詩情豊かに感性を刺激してくれることはないと思います。また高速道路のドライブの時もアンドレ・ギャニオンは良いです。心を落ち着かせる作用があるので、安全運転に大いに寄与しているように思います。
度々、アンドレ・ギャニオンには「森」「湖」「霧」といったイメージが合うと言われますが、確かにそういう要素があるのは事実でしょう。霧のかかった中国道や中央道の小淵沢付近では、とても幻想的な空間を提供してくれます。同時に、その幻想的な空間を自分がハンドルを握り運転することで、「時間」の経過と「空間」の移動を体で体験出来るのですから、一度味わってしまうと、この時の感覚は忘れられないものになってしまいます。音楽と空間のイメージ、そして安全に運転しなければならないという心理的緊張の交差は、独特の世界観をもっているように思います。
アンドレ・ギャニオンを聴きながら深夜を走行するなら、名神高速もいいですね。特に京都から大阪市内に入って阪急電車の下を通る付近や吹田の周辺も、妙なくらいマッチします。夜の風景がピアノの旋律にあいますし、「アンドレ・ギャニオン&ラジオの深夜番組:というイメージを街の風景で具現化したかのように感じられてなりません。ただ不思議なのは東京の首都高ではなくて、名神~大阪市内でないとイメージが膨らみません。この点は自分でも理由がわかりません。
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ということで、今回はアンドレ・ギャニオンのアルバム「EDEN」を購入しました。近所のショップではアンドレ・ギャニオンなどほとんど取り扱っていなくて、「あったもの」を買うということを続けてきたため、時系列にそって体系的にアルバムを聴いたことがありません。
聴いてみて感じるのは、今回の楽曲と他のアルバム収録曲とが対話しているような感覚です。例えていうならそれは今回のアルバムからの発する「問い掛け」であって、それに他の作品が何かを答えようとしているのではないでしょうか。といっても、作品たちは明確な答えを提示するのではありません。静かな水面に小さな石の粒を一つ落としたような・・・静かに広がる波紋に作品を共鳴させ、新しい旋律を生み出そうとしているような印象を受けました。それはアンドレ・ギャニオンが創りだす「音の世界」を予感させるものといえるのかもしれません。
12曲収められているアルバム「EDEN~森の印象~」は、特にアンドレ・ギャニオンがこの上なく好きな人にとっては示唆するものが多く、意外なほど奥の深い作品といえます。
***番外***
アンドレ・ギャニオンと少女・レディースコミックの組み合わせも絶妙です。コミックのストーリーを抜きにしても、コミック作品をながめ、アンドレ・ギャニオンを聴いていると、イメージが広がってクリエイティブな感性を刺激してくれますよ。
#具体的な作品名はあえて記述しません・・・(^^;
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