いつもこのブログを見て頂いて有難うございます
言ってる間に年末
きますよ~(笑)
毎年そうなんです
十月入ったなぁなんて思ってると
あッちゅう間に年末
今年は去年と違う事何かやれたかな?
と思い返す訳ですね
ラスト3か月
押しまくっていきまっせ!
さて、本日より新連載 「 権利と義務 」 書いていきます
間で日常の事も入れて行きますが・・・・
こんなこともあるんだなぁという一つの出来事をクローズアップしていきたいと思います
新連載 「 権利と義務 」
~ 第一話 ~
何年か前の事・・・・・
プルルル
「 はい、クリエイト 西本です 」
建築会社営業A 「 あ、西本さん、ご無沙汰してます 私、○○建築会社のAです 」
(以降Aと表記)
「 あ~、ご無沙汰です 」
A 「 あのぅ、○○のクリエイトさんで販売されている土地・・・・まだいけますかね・・? 」
「 あ、大丈夫ですよ~^^ぜひお客さんつけて下さい~^^ 」
A「 あー良かった、もうね、気に入ってるみたいなんで、ちょっと値段交渉入りますけど
ほぼ意思が固まっているんですよ 」
「 そうですか、値段の件、売り主に話してみますよ、買い付け証明出してくれますか? 」
A 「 あ、勿論です、内のフォーマットで良ければ午後からでもFAX入れますね^^ 」
「 宜しくです~ ^^ 」
なんてない始まりだった
決まるケースというのはそれなりに決まるであろう雰囲気がある
担当同士も意思の疎通がしやすく、それぞれのクライアントの立場も考慮し、相手の言い分にちょっと
食い下がって行く事の繰り返しではなく、お互いに協力体制で進めていける場合などがそうだ
この場合も、お互いが相手の言い分を完全には飲めなくとも、調整できる幅を予め予定してあり
恐らく問題なく進むであろうことは、打ち合わせ段階で読み取ることができた
打ち合わせ通りに、午後には買付証明が送られて来て、私はその書面をもとに売り主と値段と
諸条件について電話打ち合わせを行い、何の支障も無く快諾を得る事が出来た
俗に言う、とんとん拍子パターンである
しかし、物件の事は既に調べきってあったが、一点だけ不安の残る点があった
それは
物件(土地)の前の道路とその地中に埋まる水道管が、既に実質上は閉鎖してある、とある建築会社の
所有物だったことであった
この場合、建築許可を得る段階で、道の所有者に同意を得る必要がある
市町村にもよるが、和歌山市の場合は、ここに関しては決して譲らない事は過去の経験で分かっていた
しかし、今回の場合は、水道管本管は他人物であっても、この敷地には既に水道管が引き込まれており
メーターこそないものの、メーターボックスまでが既に設置されていたのである
「 Tさん(売り主)、物件前の道路ですけど・・・、これ通行承諾と給排水設備の設置と、設置と修繕の為の
掘削、通水の地役権をつける必要があるんですが 」
売り主T「 あ~、分かってる分かってる、これ建築会社の名義になってるけど、分譲した時にわしが
ほとんどお金だしたんで、問題ないですわ、これまでの他の区画も全部地役権つけてるし問題ないよ ^^ 」
「 そうですか、過去も全部それで来てるんなら大丈夫でしょうね^^ 、じゃぁ順を追って進めて行きますね^^ 」
T 「 問題ないよ^^よろしく、やっと売れたか~^^ 」
とは言ったものの・・・・・・・・
実は私はこの実質上の閉鎖会社の社長を見知っていた
さかのぼる事数年前、この人物が絡む案件で、私は契約現場で怒った事がある
契約日に契約書を持参し、関係者全てがそろった段階で、この人物は仲介していた
私に幾つかの嘘をついていた事が判明したのだ
私は嘘が嫌いである事は個人的な理由でしかなく、公の場所でそれを理由とした行動は
何一つするべきではない
この時もそう思い、嘘をついたと言う事を本人が自ら語る訳でもなく、聞いていた話と
矛盾する事についての話を、ごまかし笑顔で続ける閉鎖会社の社長に、私は大きな不信感を抱きつつも
黙って話を聞き続けていた
しかし、こういう人の特徴は、今まで嘘をついていた事がバレバレであったとしても
関係者が口をつぐんでいる以上、何らかの方便でその場を乗り切ろうとする
「 この契約はやめましょう 」
その時、私はその人が代理人と称していた、とある不動産業者さんの事務所でそう言った
社長「 ちょっと待ってよ、なんでや! 」
「 この契約は、これまで社長が事実と違う事をいくつも私に話されて、それを事実ではないと
私は知らずに価格設定をし、他の仲介業者を後から入れてほしいと言うそちらのお申し出を受け、あげくは
買主までが今日来るはずの社長のお知り合いの方ではなく、今この場で社長ご自身になるといわれるんですよね」
「 後の責任は持てませんし、そういう仲介はしたくありませんので 」
社長 「 別に買わないって言ってる訳じゃないからいいやないか、事実とは違ったにしても
既にあんたが承諾した内容に何の変わりがあるんや! 」
「 気に食わないんで・・・ 」
社長 「 ・・・・・・若造が、わしとあんたいくつ歳離れてると思ってるんや、何やその口のきき方! 」
「 どうとでも思って下さい、僕はこの件はおります 」
代理人業者 「 まぁまぁ西本さん、あんたが怒るんもわかるけどなぁ、この人もわしもあんたよりも
何十年もこの仕事やってきてるんや、書類もソロッとるし、ここは収められへんか^^? 」
この一言で当時まだ若かった私はスイッチが入った
「 あなた同業者でしょ?この人とつるんで嘘ばっかりついて、あげくは仲介で入ってくるんですか?
こいつは若いし経験も浅そうやから、こう言ったら納得するやろってアドバイスしてきたんですか?
ええ年こいて笑かさんといてくださいよ ^^ これ詐欺に近いですやん 」
代理人業者「 西本さん、そこまで言うたらあかん、あんたはまだ若いけど、わしは業界団体の仕事も
してきたし、あんたより不動産の事も他の会社の社長もよ~知ってる 」
「 余計にあかんのちゃいますん ? 」
まぁ書ける範囲はこの程度だが、こういったやりとりが過去にあったのは事実である
多くの人は幾つかの顔をもつ
仲の良い、又は自分に対して協力的な人物に対しては好意的にふるまう事はできても
利害関係の無い人間に対してはそうではない振る舞いを見せる人は実際にいるのだ
しかし、仲の良いお二人という事実がある以上、私はそれを申し上げる事はできない
利害のバッティングする売る方と買う方の間で仕事をする私たちは、発言や挙動で簡単には
人を判断しない
過去の経験上、その人のこれまでの行動でしか、やはり判断をするべきでないと思いはしたのだが
売り主Tさんは、多方面で「 良い人物 」と評を得ている方でもある事から、Tさんが言う様には
私からはそう見えない道路と水道管の所有者も、Tさんからの依頼に対して、理不尽な事はすまいと思われた
慎重に売り主Tに、道路所有者との連絡内容、反応を確かめながら契約準備を進めて行った
プルルルル
「 クリエイト西本です 」
G 「 あ~わたし、司法書士の○○と申します、○○の土地の契約の件で電話したんですが・・・ 」
「 あ、お世話になります、前面道路に地役権をつけないといけないんですけど、問題ないですかね? 」
G 「あ~、その道路の所有者はわしもよ~知ってますんでなぁ、大丈夫でしょ~^^ 」
「 そうですか、では準備の方お願いします^^ 必要書類は今日お持ちしますので 」
G 「 頼んどきます~ 」
順調に契約準備は進んで行った
続く・・・・・
和歌山市の不動産物件情報はこちらから(クリエイトホームページ)