いつもこのブログを見て頂いて有難うございます
「 人のふり見てわがふり直せ 」と思う西本です
平素、大勢がいる酒席の末席に座る機会に恵まれるワタクシですが
そういう席で私が一つ毛嫌いしている行為があります
それは「 泥酔 」
迷惑ですね~
こうなってしまう人って・・・・・
尖閣に寄せてくるどっかの国みたいな感じ (笑)
他の誰かに絡みゃあいいのに、唾を飛ばしてしつこいのなんのって
他人を見下して卑下してネタにして一人気持ちよくなってる感じ
あいにくワタクシ、気分が悪くなることがあっても
あまりお酒には酔わないんですよね
ほぼ正気
完全にスルーしてます(笑)
無作法に他人を小馬鹿にしまくっている行為
見ていて嫌な気分になります
酒は飲んでも飲まれるな
何があっても他人に対してこんな振る舞いをしない様に気をつけようと思う水曜日の朝です
「 責務 」 第十一話 ~ 避けられない事実 ~
とある日の朝
一枚のファックスが事務所に流れてきた
その内容は先日、解体業者の榎本社長に依頼した例の物件の解体費用の見積書であった
(これくらいはやっぱりいるかぁ・・・)
平素、この様な見積書を目にする事の多い私はさほど驚く事もなかったのであるが
販売価格-解体費用-仲介手数料-その他経費=売主に残るお金(後に税金もいる)
計算してみるまでもなく、非常に少ない金額しか残らない
実家等を相続した価格価値がそう高くない土地に、古い家屋が残るパターンである
(仕方ないわな・・・)
これが正直な感想であった
私は事実のままをパソコンで打ち込み、今回の売買契約が成立した場合の金銭シュミレーションを
関東の赤坂弁護士にファックスした
(まあなるようにしかならんわな・・・)
そんな気持であった
それから実に三週間
全く連絡はない・・・・
(やっぱり手残り金額がこれだと厳しいわな・・・・)
そんな事を考えつつ、マイルドセブンを片手に缶コーヒーをたしなんでいた所
不意に私の電話が鳴った
プルルルル
「 あ、東京の弁護士の赤坂です」
「おはようございます」
赤坂「 今日ご連絡入れたのはですね、先般、西本さんが送ってくれたシュミレーションの件でなんですが
目黒さんの了承が得られまして・・・・このまま進めて頂きたいとのご意向ですのでお知らせしました 」
「そうですか、まぁ手残り金額は少ないですが仕方ないですねぇ・・・」
赤坂「 ええ、そこで一つご相談なんですが、ちょっとお願いがありまして 」
「 はぁ、なんでしょう? 」
赤坂「 ええ、実は目黒さんはOKなんですが、大阪の淀川弁護士からの報告によると
もう一人の相続人の梅田さんは、この金額には難色を示されてるという事でして 」
「 なるほど・・・・」
赤坂「 専門的な話ですので、一度西本さんの方から、淀川弁護士の方にお電話を入れて頂けませんか? 」
「了解しました。要はこの話を進める方向での説明をしてくれという事ですね? 」
赤坂「 ええ、目黒さんはもう宙ぶらりんのままで置いておく事はできないとおっしゃられまして 」
この様な内容であった
弁護士同士の協議の間に入るのもどうかと・・・
正直そんな気持ではあったが、これは仲介業のつらい所
こちらの背後には、買い客のアベさんがいる
放置はできないのだ
私は仕方なく、赤坂弁護士より示された大阪の淀川弁護士に連絡を入れる事にした
この電話をきっかけに、私は本格的にこの話の相続人の争いに巻き込まれていく事になるとも知らずに・・・
プルルル
「 はい関西弁護士事務所(仮名)です 」
「 あのう、ワタクシ、和歌山の宅建業者でして、クリエイトの西本と申します 」
「 はい、ご用件を承ります 」
実に店舗も歯切れも良い丁寧な対応である
私 「 そちらに所属されておられる淀川弁護士をお願いしたいのですが?用件は、東京の赤坂弁護士からの
ご依頼の件で・・とお伝えください 」
「かしこまりました。少しお待ちくださいませ 」
およそ1分間 のどかな音楽を強制的に聞かされる
「 お電話かわりました、淀川でございます。西本さんですね、赤坂弁護士より伺っております 」
私「 お世話になります。え~と、大体の事は伝わっている様なので、私にすべきと求められている内容を
教えてください 」
淀川「 はい、有難うございます。実は、赤坂弁護士を通じて今回の和歌山市の不動産物件の売却について
こちらの相続人の梅田さんに報告を入れているんですが、どうもですね、西本さんの事を東京の目黒さん側の
人間だと考えているようでして・・・ 」
私「 つまりは、争っている相手方の人間の回し者だから金額的にも内容的にも納得できないということですか? 」
淀川弁護士「 簡潔に言いますとそのニュアンスが正しいと思います 」
笑
冗談じゃない
私「 それを解決するために、最初に梅田さん、淀川先生は大手不動産さんに私への対抗馬として依頼をかけたんじゃ
ないんですか? 」
淀川弁護士「 あ、誤解なさらないでください。私はその動きの中心でしたし、大手不動産にも西本さんの提示額が
妥当である旨をすでに確認しております。ただ、何というか・・・まぁ感情論みたいな話でして・・・」
私「 では大手不動産に客付けを依頼すれば良かったですし、なぜ、客がつくまで私への依頼を取り消さなかったのですか? 」
淀川弁護士 「おっしゃる通りだと思います。梅田さんもいざ、客がついたとなってから急に今の感じになりまして 」
私「 すべての動きに経費も時間もかかっていますし、こんな内容で買い客に断るとなれば、うちの信用にも傷がつくんですよ? 」
責めても仕方のない相手である事はわかっていたが、あまりに他人任せの上、無責任な論調に私は少し腹を立て始めていた
淀川弁護士「 申し訳ございません。私も尽力しているのですが、梅田さんの消極的な感情が動きにも出ていまして
この件で何度返事の催促をしても、のらりくらりで確答を返さないんですよ・・・ 」
私「 では、私の方は長引いてからごめんなさいは困りますので、直接返事を求めますが良いですか? 」
淀川弁護士「 ああ、それはもう。梅田さんの確認を取ったうえで、連絡先をFAXしますので、むしろお願いできますか? 」
私「 勿論です。この期に及んで返事を返さないというのは相手に失礼ですからね。断るならはっきりと断ればいいんだと思いますよ 」
淀川弁護士 「 おっしゃる通りです 」
翌日、送られてきたFAXには梅田さんの連絡先と住所、電話を頂いても構わないとの梅田さんの返事が記載されていた
FAXを見た私はすぐにマイルドセブンを消し、電話をかける事にした
この直後、私は無礼すぎる相手の態度に驚愕する事になる
続く・・・
和歌山市の不動産物件情報はこちらから(クリエイトホームページ)