いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。
最近、なぜか天体写真を見ると心安らぐ私です。
よくよく考えると、地球の外の「 空間 」と「 時間 」というものは現代科学においても
解明されてませんね。
ここら辺が解明されるには「 量子力学 」という分野が解明される必要があるというのは
ニュートンで読んだ事があるのですが、それが解明されるときには現代の常識がいっぺんに
ひっくり返る気がしてなりません。
世襲 第二部 「 偽善 」
第六話
実に良いタイミングで、実に面白い物が見つかった。
現場へと車を走らせる私は、何やら胸が高鳴るのを抑えきれない感覚に浸っていた。
内容についてはここでは簡潔に記載したい。
経緯書
1.○○家(隣地)の地下げ工事に伴い、擁壁を作りたいとの申し出が隣地よりあった。
2.擁壁の上に作るブロック塀の位置は擁壁のツラとすること(境界より30センチ隣地側)
3.費用按分については○○家 ○○万円、△△家 ○○万円(均等ではない)
これらの内容について双方同意し、証人として他二名(利害関係者でない)の印を押す
※一人は法律事務所、一人は近隣の不動産業関係者らしき方
加えて隣地とこちら側の売り主の先代同士の実印
ざっとではあるが、以上の事が記載されてあった。
擁壁のツラの位置は、双方持ち出しという印象が色濃いが、何故?という理由は言明されてはいなかった。
又、擁壁の上のブロック塀の位置についての取り決めは実に興味深い。
擁壁自体が既に隣地側に越境しているのにも関わらず、ブロック塀をそのツラとしているからだ。
この時、ブロック塀だけでも境界ポイントに合わせて作っておけば、その下の擁壁は双方持ち出しているという
見た目を数十年たった今でも確保出来ていたかもしれない。
それについては、私なりにもA氏なりにも考えた結果、行きついた結論は一つであった。
境界ポイントの上にブロックを作ると、擁壁の上に30センチ程の足場が出来てしまうからであった。
擁壁の高さは隣地の地面からは3m近いが、道路からは1.5m程の高さであり、ちょうど大人が上に上る事が出来る。
更に、そこにブロック塀までの間に30センチの幅があれば、そこが足場となり、ブロック塀を乗り越える事が
できるのだ。
そう、泥棒や不法侵入者がこの擁壁に足をかけて登れない様に、擁壁とブロックをツライチにして
はしごでも掛けない限りは、こちら側から人が侵入出来ない様に仕上げたのである。
この念書に書かれている事から、これはやはり隣地の申し出により、擁壁を作る事になった経緯が明らかになった。
私とA氏は小さくガッツポーズをした・・・・・
A氏「 まこっちゃん、決まったな、これ。 」
私「 間違いないですね。隣地のアポを取って早々にこの話を終わらせましょう。 」
A 「 アドバイザーの○○さんの、これ見たときの顔、見ものやなぁ~ 」
私 「 そうですね^^、非弁行為の線ではっきり伝えても良かったですけど、次回は
最後まで相手の言い分を聞いてからこれを出しましょう。 とどめとして^^ 」
そして、その場から私は隣地に電話を入れ、数日後にアポイントをとりつけた。
私はゆるぎない勝利を確信し、マイルドセブンに火をつけた・・・・・
続く・・・・・
和歌山の不動産物件情報はこちらから