いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。
昨日は御坊市へ行って参りました。
街中より少し海岸線にはいると、今や和歌山市内では多くが閉店した
小規模なガソリンスタンドが、いまだちらほら営業しておりました。
ちなみに、単価は167円/1ℓ。
和歌山市内では152円あたりですかね・・・?
それもセルフスタイルなど、人的費用を極力カットし、さらに様々な効率
を図った設備投資を行う事が出来たスタンドのみが生き残っております。
はっきり言って、この1年でガソリンスタンド業界は劇的な変化を迎えました。
値段も相当、高騰しましたが、今は色んな形での節約をする事によって、私たち
は自動車に乗り続ける事ができております。
三〇年後はどうですかね?
売り手であるガソリンスタンドが、もはや扱えなくなるほどのこの変化は
確実に迫りくる「 エネルギー高級品時代 」の前兆の様な気がします。
ひょっとしたら、三〇年後は一般家庭では、ほぼ車を持たなくなっているかも
知れません。
そういうブームが来ることは、あり得ると思います。
もし、そうなった時、お家を建ててしまった土地が、車無しでは日常生活に
支障を来たしてしまう立地だとどうなるでしょうか?
タイトルにもあります「パッシブソーラーハウス」というのは、簡単に
言いますと、太陽光発電や、太陽光を設備、機械で能動的に有効活用していく
最近のものとは異なり、建物の南面に大きな窓を設置し、ひさしの角度や
バルコニーの大きさなどを計画的に建築し、夏場の垂直的な日差しをさえぎり
冬場のより角度の低い日差しを取り込むなど、自然光をそのまま活用できる
様に設計された家の事を言います。
又、庭に夏には葉を茂らせ、太陽光を遮り、冬には葉を落とす落葉樹を植える
など、自然の太陽光との付き合いを広範囲で建築にリンクさせております。
加えて、前述の自動車を必要としない生活をできる
「 立地 」という事にも
踏み込んで「パッシブハウス」としての定義を定めております。
現在のエネルギー事情を考えますと、機械や設備など、エネルギーを使う事
によって快適な生活を獲る為には、毎日相当なランニングコストを必要と
し、この負担は将来に向かって確実に増えていく事になると思います。
裏を返せば、従来のパッシブハウス的な高断熱、高気密の様な高性能の家を
建てる為に必要とした、設備にかかる費用は、将来に向かって、償却の
時間が短くなっていくといえます。
要は、高性能の家を建てる為に、普通の家よりもかかった費用、というのは
エネルギー高騰が進むほど、早く回収できるという理屈になってきます。
又、このパッシブソーラーハウスの基準というものに、私が興味を持ったのは
従来の様に、高性能の家というものを、単体で推し進めるのではなく、それを
活用できる
立地にまで踏み込んでいる点です。
立て込んだ立地や、南側の建物の大きさなどによっては、いくら高性能の家を
建てても、充分な成果を得ることができません。
わかりきった事なのですが、実際には、街中にはそういった、活躍しない
高性能の家が建っているのも事実です。
参考までに、この話題について書かれたレポートを送ってくれた早田氏らが
作る正直住宅普及の会のHPをご紹介いたします。
→
http://www.shoujiki.net
パッシブソーラーハウスについては「パッシブハウス」で検索する方が
分かりやすい事例を見ることが出来ると思います。
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