いつもこのブログを見て頂いて有難うございます
今年の夏もようやく終わりって感じですかね^^
まだ少し暑さは残りますが、秋の到来を日々感じる今日この頃です
ところで・・・
「 緊急放送、〇〇国から未確認の飛翔体が東京、沖縄、九州地方に向け発射されました 」
こんな放送がもし、ある日突然TVで流れる事ってあり得ると思います?
五分後に・・・
「 発射された飛翔体は、どうやら巡航ミサイルのようです、繰り返します、発射された飛翔体は巡航ミサイルの様です。
但し、核ミサイルかどうかは確認がとれておりません」
10分後に・・・・
「 東京に設置されているPACK3による、ミサイル迎撃は失敗に終わった模様です、沖縄も同様です、九州ではイージス艦が迎撃に
当たりましたが失敗に終わった模様です 」
と再び流れた場合
30分後・・・・
TV画面は砂嵐でしょうね
そんな事起こるわけがないだろう 笑笑 って^^?
緊急放送用の収録映像はあるみたいですよ
「 責務 」 第十七話 ~ 四面楚歌 ~
「 西本さん、もう菩提寺の住職に魂抜きの依頼を西本さんからして頂けませんか? 」
淀川弁護士のこの一言は、実の所、私は結構な衝撃を受けた
なんというか、怒りの様な怒りで無い様な、かといって単なる驚きでもない
弁護士に全権を委任するという事の中にはこんな事まで含まれてしまうのか?
「 淀川さん、それはできません 」
淀川「 う~ん、しかしそれしか方法は残されていない様に思うんですよね。梅田さんは、自分たちが関知しない事だけを
主張されて、何らの意見もないんですよね 」
「 いや、突然の事で私もちょっとどうお答えするべきか瞬時に整理できないんですよ。ただ、あり得ない事の様に
思うんですよね。 ちょっと私の方でもいろいろ整理して、もう一度お電話かけ直します 」
電話を切って、私が感じた感情の意味をまず考えてみた
しかし、それは何故かどこにぶつけていいか判然としない怒りに似た感情であった
こういう時は、頭の中の交通整理が必要である
マイルドセブンをくわえ、しばし考えてみる
( 自分でやれよ! )
どうやら私の怒りの源はここであった!
全権を委任されている弁護士なら、なんでそれを不動産屋の私に依頼するのか?
むしろ、本人の代理として委任を受けている者が直接すべきであろう
しかし、それをしない理由は一体何なのか?
答えは一つ
重たすぎるのだ
それはそうであろう
一つの家の仏壇の歴史を、他人が閉ざしてしまうのである
それがどんな事を意味するのか?
突如現れた、親戚と名乗る人間に「 なんちゅう事をしてくれんねん! 」と、いつ怒鳴られても全くおかしくない
こんな事は許されない
私は、結論は出したが、東京の目黒さんに、事はここまで進退窮っている事を告げる事にした
もはや、他人は何も関与できない
プルルルル
「 目黒です 」
「 和歌山のクリエイトです、実は今日梅田さんの代理の弁護士さんから電話を頂きまして・・・ 〇▲□ ・・」
全ての事実を告げ、これが処理できないのであれば、契約は撤回せざるを得ず、こちらの意向としては
「 もう意地の張り合いはやめて折れてください。所詮、梅田さんは目黒さんのご両親とは血がつながっていません。
仏壇を将来に渡って供養していくかどうかまでは、私どもでは判断できないので、とにかく、古家の中の仏壇の処理を
目黒さんの主導でやらざるを得ない所まで来ています」
こういう内容の事を私は告げた
目黒「 そうですか・・・・もう、私もどうしたらいいか・・・・では、取りあえず解体工事を進める必要が有ると思うので、西本さん、
申し訳ないのですが、この件が解決するまで、ご位牌を預かってもらえませんか ? 」
断る!
私が不動産業を始めて、もっとも驚愕した依頼であった
目黒「 それしか方法が無いと思うんです・・なんとかお願いします・・・ 」
断る!
「 目黒さん、何があってもそれはできません。ご親戚一同とご相談の上、この件のお返事をください。」
私が返す事の出来る言葉はもうそれだけであった
何度考え直しても、私は淀川弁護士にしても、目黒さんにしても、その依頼を受け付けつける事はできなかった
誰も何もしないから、他人に委ねる
この件はそういう性質の話ではないのだ
もし、仲介なんだからやるべきだという意見があったとしても、私は一向に耳を傾ける気持ちはない
もし、こういう性質の事まで引き受けなければならないのであれば、私は自分の寺を作って住職にでもなったほうがましである
そして二日後・・・・・
親族と相談し、考え直したはずの目黒さんから再び電話がなった!
私は今日のこの電話で全てを決着させるつもりで電話に出る事にした
ガチャッ・・・
「 クリエイト西本です 」
続く・・・・
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