いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。
今月に入り、なんやかんやと忙しくしておりますが、少し時間が空きましたので
続編を記載したいと思います。
世襲番外編 解体工事トラブル
第二話
解体工事の施主であるお二人の施主の内、片方から突拍子もなくお怒りの電話を頂戴した私は
まず、その解体業者に会う必要性を感じていた。
私は時折、不思議な経験をする事があるのだが、何故かこれから関わろうする人に連絡を取ろうと
した時に先方からかかってきたり、こちらから連絡すれば「 正に今 」といった事がある。
たまたまと思われるかもしれないが、実はプライベートでも良くある事なのだ。
この時は私が携帯を取り、件の解体工事業者を指定した方のお客さんの電話番号を電話帳で
検索していた時だった。
プルルル♪
番号がそのまま出ているという事は私の電話帳にはない相手である。
私「 はい、クリエイト西本です 」
G「 あ、クリエイトの西本さんですか?あの~実は私、今度○○町の解体工事を行う事になった
㈱△△のGと申します 」
正に絶妙のタイミングであった!
私「 あ~今ちょうどそちらのお電話番号を○○さんに聞こうと思っていたんですよ。
実はですね… 」
と片方からえらい剣幕でクレームが入っている事を伝えた。
G「 え~でもまだ契約もしてませんしね~、値段のOKは紹介者の施主さんには頂いていますが
そちらの方はまだ見積もりもこれから持って行くところなんですよ 」
私 「え?そうなんですか?そりゃ工事始まるわけないですよね 」
G 「そうなんですよ、で、そちらの施主さんに見積もりのOKを貰いたいんですけど、西本さんに
渡せばいいんですかね? 」
このやりとりは一見何の変哲もなく見える。
先の内容で、工事価格も分からないのに、「 なぜ工事を始めないんだ?!」と怒るお客さんは軽くモンスターである
事は間違いない。
しかし、この程度の事は慣れっこで、見積もりもまだ見ていないのに・・・と説明すれば 「あ~そうか」で一見落着する。
問題は、この業者の社長の発言から、少し垣間見れる依存体質なのである。
何故、シビアな折衝が予想される工事価格の見積書を依頼主ではない初対面の私にゆだねるのか?
答えは一つ。
負けろ と言われるのが分かっているからなのだ!
ここはうまくやって来て下さいねと言っているのと同じ行動なのである。
私「 Gさん、それはご自分でいかれて下さい。私の方からGさんから連絡が入る事を伝えておきます 」
G「 ・・・・・そうですか、そうですね、分かりました。 」
私 「 あくまで私の役割はパイプ役ですんで、価格の問題や施工の手順などに関わる事は今後もないと
思っていて下さい。ただ、お客さんからは私の方に要望を伝えてくると思いますので、それは逐一連絡させて
頂きます 」
G 「 なるほど、分かりました。その施主はどんな方ですかね? 」
私 「 工事には素人の方なんで、詳細にわたっての説明が無いと、割にうるさく言われると思います。 」
G 「 う~ん、分かりました、ところで西本さん、一度現場でお会いさせて頂けませんでしょうかね? 」
私 「 あ、それはいいですよ、では今日の3時に現場でどうです? 」
G 「 あ、3時なら僕も都合がいいですわ、じゃあ宜しくお願いします 」
私としても今後、やりとりが続くであろうこのGさんとお会いしておく必要はあった。
予定通り、3時には現場でこの方とお会いし、今後のやりとりや世間話などに終始し
うまくやっていけそうな温和な人だなと感じた事を記憶している。
しかしこの時は、このGさんと、数ヵ月後に現場で怒鳴りあい、今にもつかみ合いになりそうになる日が来るとは予想だに
していなかった・・・
続く・・・・・
和歌山市の不動産物件情報はこちらから(クリエイトホームページ)