社長日記

日々の出来事や、感じることなど、思いつくままに・・

アマチュア第六話

2017-04-28 10:14:33 | Weblog

いつもこのブログを見て頂いて有難うございます

実は去年から今年にかけて、私は一つ心がけている事がありまして

 

それは

 

自分と、自分を取り巻く環境の中での自分の立ち位置を 俯瞰的に見る という事です

 

これ読めます? 笑

 

 

これは「 ふかんてき 」と読みます

 

40歳を超えましてですね

 

ふと思うわけです

 

自分は仕事や人間関係を通して、自分の人生の中で何がしたいのか?

もともと何がしたかったのか?

どうなりたいのか?

 

 

こんな大切な事を知らず知らずの内に考える事をやめてしまって

いつしか、今現在、自分に関わる「 しがらみ 」だけに流された時間を過ごしてはいないか?という事

 

自分の考える「 自分らしい自分 」なのか?

 

まぁ、時々こんな事をふと思うんですね

 

 

あ、ワタクシ病んでないですよ笑

 

もっともっと歳を重ねてから振り返ってみて、自分で決めた人生じゃなかったなぁ、なんて後悔をするのだけはいやなんですよね~

 

他人と関わる事が多ければ多いほど、多種多様な考え方や、思考パターンの影響を受けるわけですが

まぁワタクシ世代というのは、ある種の決めつけに似た考え方を一方的に押し付けられる事も多々あるんですけど

やはり、良いと思う所は勉強させて頂くにしても、全ては自分で決めたいと思うわけなんですね

 

ですが、この自分の事は自分で決めると言うスタイルを通すと、特に人間関係内では結構支障がありますがね 笑

 

 

関係ない所から関係ないのに攻撃されたりもします 笑

 

しかし、「 俯瞰的に自分を見る 」と言うのはやっておくべきだと思いますよ

 

お前はこうあれ、という他人の要望に応えても、それは要望する人にとって利するだけの存在でしかないですからね

 

 

 

アマチュア 第六話

 

 

 

 

(クリエイト西本です   先般よりの件、そろそろ決済日の指定を頂きたいのですが )

 

 

九入氏(くにゅうし)に対して、ある日私はこんなメールを送った

まだ、契約書に記載された所有権移転登記の日までは少しの時間があるものの、いまだ手付かずの状態でいて良い時期は

過ぎようとしていた

 

 

数時間後、九入氏より電話が鳴った

 

九入氏「 あぁ、九入やけど、西本さん、今どこかな? 」

 

「 私は、今、有田川町にいますが、どうしてですか? 」

 

平素から藪から棒な質問には慣れてはいるモノの、嫌な予感がした

 

九入氏「 そうか、遠方やな、ほな和歌山市に何時頃帰って来るかな? 」

 

「 夕方になると思いますが、なぜですか? 」

 

九入氏「 なぜですか?ってあんたが朝メール送ってきたんやないか!わし、買主に返事もらってきたんや! 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなた正気ですか?

 

 

 

 

 

「 確かにメールはいれましたが、電話で済む話ではないですか? 有田川から戻って会う必要が有りますか? 」

 

九入氏「 まぁええわ、ほな決済日は今月の15日で頼むわ。場所は買主の指定する司法書士事務所で 」

 

 

チッと舌打ちが聞こえた後、九入氏は言い放った

 

「 今月の15日ですか?あと10日ほどですが・・・・ 」

 

と私が言いかけた所に、九入氏は畳み掛けてきた

 

九入氏「 いや、買主がそう言うてるんやから! 」

 

「 そうですか、こちらはそれでも全然構わないと思いますが、売主のスケジュールを一応確認します 」

「 それでは司法書士の住所と氏名を教えて頂けますか? 」

 

九入氏「 あぁそうして、いや、司法書士の名前はまた聞いとくわ 」

 

 

 

 

 

 

 

何でまだ聞いてへんねん

 

 

 

また聞いとくってなんやねん

 

 

 

こういう片翼的な仕事しかできない人には理解できないかもしれないが

決済日の日程だけを聞いても、時間も場所も司法書士の名前すら聞いていない以上

私が売主に伝える内容は、九入氏と同じレベルでしかない

つまり、たった今、私が九入氏に感じた「 お粗末感 」は、売主も同様に私に対して感じる事になる

 

 

 

 

 

 

巻き込み事故やないかい

 

 

 

 

「 いえ、司法書士の所在と氏名は今日中にご連絡をください。こういった連絡は、ある程度整理して売主に伝えたいと

思いますので 」

 

九入氏 「あぁ、はいはい、ほなまた電話するわ 」

 

「 すみません、私もこちらで今作業中ですので、司法書士から直接で構いませんので、私の事務所に名刺のファックスを

入れてくれるようにお伝え頂けますか? 」

 

九入氏「 そうか、ほなそういうとくわ、ファックス番号教えてくれるか? 」

 

 

 

 

この人何度手間やねん 笑

名刺渡したやろ・・・・

 

 

 

私は会話を続けることに辟易とし、ファックス番号を伝え電話を切った

 

しかし、私が言いたかったことはそんな事では無い

残り日数から逆算すると、融資を利用するのであれば、既に事前審査を終え、本申込みをもう済ませた上で

金融機関が「 この日あたりなら大丈夫でしょう 」程度の打ち合わせが済んでいなければならない

しかし、九入氏の態度からすれば、確実な日を指定する以上それ位の事は済ませているか、もしくは融資を利用しない選択を

買主と相談し、決定したと捉えざるを得ない

 

電話を切った後も、その点に関する不安感をぬぐえない私ではあったが、相手が年配でキャリアも長い不動産屋さんである以上

子供に対する様な質問の為に、再度九入氏に電話を掛ける事はためらわれた

 

 

 

次の日

 

 

私は送られてきた司法書士の名刺のファックスを見て電話を入れる事にした

売主が必要な物の一切を確認しておくためである

さすがに、司法書士事務所は手馴れていて、私が電話でその旨を伝えると、数分後には整理された内容の書面が

流れてきた

 

 

 

 

ふむふむ

 

 

相続案件で、しかも所有権が被相続人の名義のままである建物を解体する為の「滅失登記」の為に必要な物まで

書いてある

 

 

ふむふむ

 

 

 

 

司法書士はしっかりしてそうやな・・・・・

 

 

私は安堵し、全ての内容を売主に伝える為に内容を整理し始めた

 

 

 

 

 

あれ?

 

 

 

 

 

司法書士から送られてきた文書の中で、私の目に止まった項目があった

私が売主側の業者で、九入氏が買主側の業者と言う風に別れていても

司法書士事務所によっては、買主さんが、移転登記にどれくらいの費用がかかるかの明細を送ってくれる事もままある

 

私が目にとめたのは、今回も上記の様に送ってきてくれている中の、買主側の費用明細であった

 

 

 

 

抵当権設定の項目と金額がない

 

 

 

融資は利用しないという事かな?

 

銀行融資を利用すれば、政策金融公庫などを除けば、間違いなく、融資を利用して買主が所有する事となる不動産に抵当権が設定され、

それを登記する為の費用というのは必ず買主が支払わなくてはならない

この項目がないという事は、すなわち買主は、手持ちの現金でこの契約に係る全額を支払うという事になるのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんとに?

 

 

 

 

 

これまでの流れを振り返ると、「 これは何かがおかしい 」と感じた

 

 

 

 

 

 

私の心の中のパトライトはゆっくりと回転し始めた

 

 

 

 

 

続く・・・・・

 

 

 

 


アマチュア第五話

2017-04-15 08:40:57 | Weblog

いつもこのブログを見て頂いて有難うございます

 

なんか、最近のニュースは現実の事とは思えないようなことが多いですね

 

国は文化や習慣、利害の立場が異なる人間の集まりですが

 

国というひとまとめのカテゴリーになると、中々折り合いがつかないですね

 

最近、集団心理という物がとても透けて見えるような気がします

 

歳のせいですかね?笑

 

攻撃される前にしなくちゃ

 

デマを飛ばさなきゃ

 

先にあいつをとりこまなきゃ

 

お前にとってもあいつは目障りだろ?

 

ささやいて

 

言いふらして

 

暗躍する 笑

 

人間関係なんていう物はひょんとしたきっかけで壊れたり、すぐに修復したりですが

 

しかし、行動した事実だけは

 

決して忘れられず

 

つじつまの合わない行動につながり

 

その国、その人のアイデンティティーとして

 

自分にも他人にも傷を残すんですね

 

米軍がフル装備で朝鮮半島に向かっていますが

 

今後百年に渡る傷を残さない様に、祈るばかりです

 

 

 

 

アマチュア 第五話

 

プルルル

 

「はい、西本です」

 

最後に話した日より数日後のお昼前、九入氏よりの電話を受けた

 

九入氏「 あ~契約書の押印終わったんで、渡したいんやけどな」

 

「分かりました、では和歌山駅の辺りで、昼過ぎに待ち合わせでどうでしょうか? 」

 

九入氏 「 その辺やったらどこの喫茶店かな? 」

 

「いえ、どこかの駐車場でお願いします 」

 

 

 

 

 

 

 

 

私は喫茶店でコーヒーを飲むのが好きではない

 

 

 

 

この方と長く話すつもりもない

 

 

 

九入氏 「 ほな、セブンイレブンの駐車場にしよか 」

 

「わかりました。では1時に向かいます 」

 

 

お昼過ぎ、現場に先に到着した私は九入氏が来るのを待った

 

約束の時間より少し遅れて到着した九入氏は、私とはまるで離れたところに車を停め

 

私を探しているようであった

 

私の車は意外に目立つ方である

 

この間、「 この車よ~走るんやってな^^ 」と話した時の記憶は、九入氏には既にないのかもしれない

 

そうとしか思えない行動を目の当りにした私は、反対側へ歩いて行こうとする九入氏に近づいて行った

 

「 ああ 」

 

と振り返った九入氏とは、この時はさしたる会話も行わず、「 有難うございました 」と書類を受け取りその場を後にした

 

 

 

 

 

 

書類は整った

 

 

 

売主・買主の意思を証明する売買契約書に双方の署名捺印が済み、この件は基本的には一件落着である

残すは残代金(といっても手付金をなしにしてくれとの買主の要望で、いわゆる全額なのだが)を買主より売主へ

支払ってもらう作業のみを残すだけである

 

 

 

ふう

 

 

 

なぜかため息が出た

 

九入氏よりは、残代金を渡す日は改めて連絡を入れると言われている

私としては現段階では、その指定日の連絡を待つばかりである

ひと段落ついた安堵感も冷めやらぬうちに、私は次に取り掛かり中の案件の為に準備を始める事にした

 

 

ちなみに契約書には、「 いつまでに残代金を支払う 」と言う日が記載されている

 

 

当然のことではあるが、その日までに行ってしかるべき動きという物がある

 

司法書士の指定

 

評価証明の取付け

 

金種の指定

 

振込口座の案内

 

日割り精算を行う物の計算

 

 

ざっとではあるがこういった作業である

 

逆算すれば、残代金を渡す日時の指定が最も先に来る 

 

だが、ひと段落ついたと思われたこの案件にはまだまだ落とし穴があったのだ

 

 

 

先程も記載したが、契約にはいつまでに、という指定日時がある

その日までの、双方が都合の良い日時に決済を行うという意味合いなのだが

その日まで二週間を切っているにも拘わらず、九入氏より決済日についての連絡がないのだ

 

 

あれ?

 

 

あんまり日数ないやん

 

ある日私はそんな事に気づいた

 

金融機関提出用って言ってたからローンは利用すると思われるのだが

 

先方は先方で、動いているはずである

 

経過についてとそれを踏まえた上での日時の指定がもう来ていなくてはならない辺りなのである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嫌な予感がする・・・・・

 

 

 

 

 

私は九入氏に電話での催促を避け、あえてショートメールで連絡を入れる事にした

 

 

 

 

 

 

続く・・・

 

 


アマチュア第四話

2017-04-01 10:08:22 | Weblog

いつもこのブログを見て頂いて有難うございます

 

すごいですね~国会

 

籠池問題 わいわいやってます

 

この年になって「 忖度 」なんて言葉

 

初めて知りました  笑

 

まぁ先生方

 

国防

 

お願いしときますね

 

森友問題も面白いですが

 

基本どうでもよいので

 

 

 

アマチュア 第四話

 

 

「 まあどうぞ 」

 

九入氏の提示金額に合意した後、私は契約書と重要事項説明書を作り、売主の家にお邪魔していた

差し出されたお茶には手を付けず、私は早速、書類の説明をはじめた

 

売主「 しかし、西本さん、先方さん、中々の言い分ですね 笑 」

 

「 ええ、心情的には私はこの契約についてはどうかと思いますが、ご近所ですし、物別れになって他に売却しても

嫌がらせを受けても面倒ですしね・・・」

 

売主「 そうですね、まあでも、ご近所さんにはこの物件の前の所有者(被相続人)が住んでいた頃は、お世話にも

なってたかも知れないですし、これはこれで良かったと思ってますよ」

 

「 そうですか。取り持つ私としても、そうおっしゃって頂ければ、まだやりがいがあります 」

 

私の説明には特段何の質問もなく、極めてスムーズに署名捺印は済んだ

 

 

私は売主の家を出てすぐさま九入氏の携帯電話に電話をいれた

 

プルルルル

 

九入氏「 もしもし・・♪~♪♪~♪ 」

 

 

まったく私には関係の無い事だが、後ろで流れる喫茶店の音楽が聞こえた事に私は気分を害した

 

「 西本です、売主の署名捺印が終わりましたので、契約書類をお持ちしたいのですが 」

 

九入氏「 そうか、すまんな、ほんなら悪いんやけど、小表街道にスローライフっていう喫茶店あるんやけど、

そこで今お茶してるんで、悪いけど持ってきてもらえるかな 」

 

「 わかりました、これから向かいますので20分後には到着すると思います 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お茶してるってなんやねん

 

 

 

 

 

 

意味不明な不快感に襲われつつ、私は早々にこの案件を終えたい気持ちで車を走らせた

 

 

 

喫茶店の駐車場についた時、窓越しに九入氏がコーヒーカップを片手にコーヒーをすすっている後姿が見えた

 

カランカラン

 

喫茶店のドアについた鈴の音をBGMに、私は喫茶店に入っていった

振り向いた九入氏は私にこういった

 

 

九入氏「 おお~すまんな、まぁ座って 」

 

「 いえ、予定がありますので書類をお渡しして失礼します 」

私の中の精一杯の満額回答である

 

一瞬たじろいだ九入氏ではあったが、「 そうか 」と不快な目を向けた後、書類を受け取った

 

「 では、買主さんの署名捺印が終わりましたら、売主の分の書類を預かりに来ますので、また連絡をお願いします 」

 

九入氏「 ああ、わかりました。また電話しますわ 」

何度も足を運ばせる事にすまないと思ったのか、九入氏のの言葉使いは、やや大人しくなった様に感じられる

 

 

 

これがこの日の午前11時前の出来事であった

 

 

私は所用を済ませ、友人と昼食を取った後、別案件の為に車を走らせていた

 

プルルルル

 

「西本です 」

 

九入氏 「 あ~九入やけどな、今買主さんとおるんや 」

 

 

数時間前とは全く別人かと思うほどの、横柄な切り口であった

 

「 はい、なにか ? 」

 

九入氏 「 まあ、これはこれで判をついてもろたんやけどなあ、悪いけどもう一通契約書作ってほしいんや。金額をちょっと高めに

書いてもろて 」

 

「 どういう事ですか? 」

 

九入氏「 いや、金融機関用や 」

 

文面では読み取る事はできないが、「 そんなん詳しく言わんでもわかるやろ 」とでも言いたげな口調であった

ちっと舌打ちが聞こえたようにも聞こえた

 

「 すみません、それはお断りします 」

 

九入氏 「 なんでや? 」

 

その横柄な態度がまず気に食わない、と言いたいところではあるが、その前にこれは有印私文書を偽造する事になるのである

 

「 理由を答えるまでもありません、それが無いと契約できないのであれば、ここで終わりにしましょう 」

 

九入氏「 どうしてもあかんか? なんて問題ないやろ? 」

 

「 できません。すみません 」

 

九入氏「 できやんのか、ほな売主さんにも協力してもらえやんか? 」

 

「 私からは何のお手伝いもできません 」

 

この手のタイプの方に多い事だが、二番目の質問は一番目の質問と内容は同じである

全ての事象を説明もしくは相手に理解を得ようとする時に、無用な言葉数が多いのである

 

九入氏 「 西本さん、できやんらしいわ 」

 

九入氏の目の前にいると思われる買主さんに九入氏はそう説明しているのが電話越しに聞こえる

 

九入氏 「 もしもし、そうか、ほならもうええわ 」

 

 

ガチャッ

 

買主の要望を満たせない事が、あたかも私の責任であるという印象付けを十分に買主にした所で、九入氏は

一方的に電話をきった

 

 

買主の目の前から、売主の側の業者である私に電話をかけ、何事かを頼む

これは、営業場面ではとてもナンセンスでずるい行為だと私は思う

 

 「 断られても私の責任ではないですよ 」

 

要はこう印象付けたいだけである

何の下話もなく、直接会って話すときには何らの中身のある提案も相談もなく

ぶっつけ本番で無理っぽい相談電話をするなど、三流にもほどがある

 

私はむしろせいせいしたつもりで電話を横に置いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これからは遠慮なくやらせてもらいますよ?

 

 

 

 

私は一つの結論に行き着いたのであった

 

 

 

 

 

 

 

    続く・・・・