社長日記

日々の出来事や、感じることなど、思いつくままに・・

新連載 MY HOME への道 ⑤

2009-12-27 12:49:53 | Weblog
いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。

昨日の忘年会を終え、ようやく忘年会終了♪
後は31日までの地元消防団での巡回、飲みを終えるだけとなりました。


本年最後のブログとなりますが、本日はMY HOMEへの道⑤をお届け
しようと思います。
このお話は100年に一度の大不況の最中、新築一戸建ての購入を目論んだ
とある30代半ばの自営業者にまつわるノンフィクションです



              第五話 
             ~つまずき~


朝晩がやや爽やかに感じ始められたある日の朝、この物語の主人公である男は
いつもの様にパソコンの前で仕事を始めた。

数日前、男は住宅金融支援機構による、自宅購入の為のローン事前審査が
無事に通り、すこぶる機嫌が良い様子だ。

比較的、通りやすいという噂もある、前述の機構の審査結果ではあるが
これが民間銀行であれば通らないという理由も特段見当たらない。


一時間ほどで男はその日のスケジュール整理と一日の仕事準備を終えたのか
イスにもたれかかり、タバコに火をつけた。
右手にある棚から一冊の冊子を取り出し読みふけっている・・

○○銀行の住宅ローンセレクト集と書かれたその冊子を閉じると
男は携帯電話を取り出し、どこかに電話をかけた。




男「もしもし、おたくのカタログを見たんですけど、お店に伺う前に
  ちょっと聞ききたい事があるんですが・・・」


電話の向う「はい、有難う御座います。どういった事でしょうか?」



男は、ローンを検討しているが、自分がローンに不利な自営業者であることや
年収、購入予定の物件の概要などを伝えている。
そして最後に、既に一つは内定を得ている事を相手に伝えた。


   既に内定を得ている旨を伝える事は重要である!
   銀行はその事で、電話をかけてきた男が、後で調べないと分からない
   ブラックリスト者では無いかどうかが分かるからである。


この男は、カタログの銀行担当者を知らない事はない。
顔や性格、雰囲気までも実は熟知しているのだが、だからこそ事前に
顔も分からないお客様センターに電話をかけたのである。
誰しも、カードの引き落としやローンの引き落とし日を一度や二度忘れて
しまった事はある。
銀行によってはそれらも判断材料として見ることもあり、お客様センターを
利用してその銀行の独自ルールを色々把握しておく事は重要なのである。



電話の向う「お客様の内容でしたら、当行でもご相談できると思いますので
      是非、窓口へご来店下さいませ」

男は満足げに電話を切った。



その日の午後、男はとある銀行の融資相談室で顔見知りの担当者と
談笑していた。

担当者「○○さん、この内容でしたらイケルと思いますよ。
    早速本部へ稟議書を上げてもいいでしょうか?」

男 「う~ん、まぁいいですよ。まだオタクが本命とは決めてないんですがね。
   金利条件とそのほかの条件が良い所に行くかも知れませんが、それでも
   良ければどうぞ」


などと、ふんぞり返っている。
担当者はうやうやしく一礼し、相談ブースから出て行った。



  約一週間後


その日の朝、男は相変わらず、いつもの様に一日の準備を終えタバコを
ふかしはじめた。

ふいに鳴った携帯電話を片手に男は事務所を出て行こうとした、その時!

んなっ?!

何語か分からない声を発した男はすぐさま事務所に戻った。

その電話は一週間前に談笑した銀行員からのものだった。

担当者「○○さん、いやぁ、こないだの話ですがね。」

男 「ハイハイ、まだどこにするかは決めてないですけどね^^」

担当者「そうですか。いやぁ、実はうちは○○さんの案件は否決
    なっちゃったんですよ~。保証会社が○×▲・・・」

前述の言葉にならない悲鳴はこの瞬間のものである。
ちなみに、この後、男の耳はもはや聞こえてはいない。


男は電話を切ると、事務所のソファーにゴロリと寝転んだ。
頭が混乱している様である。
とても今出てゆこうとした男の取る行動ではない。

男は銀行マンの言葉をもう一度振り返っている。

・属性(本人情報)に問題は無い 
・借入額は問題ない
・不動産の担保価値も問題ない

・しかし○○に問題がある


その時、男は既に事前審査に通っている支援機構の審査項目の中に、今回
否決の原因となった項目が、審査項目として含まれていない事に気がついた!!!


やおらガバッと起き上がった男の顔は蒼白だった・・・



                              続く・・


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残す所 2日

2009-12-24 16:57:01 | Weblog
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さて、弊社営業日は明日、明後日を持って終了となります。
と言いましても、残す2日間は結構バタバタするのですが、物件情報の更新は
行わない予定です。

あしからず、ご了承下さいませ。
ブログは更新を行うと思いますので、ご覧下さいね。



それでは、クリスマスイブを皆様、楽しくお過ごしくださいませ。




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立ちはだかる法律

2009-12-21 15:09:02 | Weblog
いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。

いよいよ師走ですね。
又、おんなじ事言ってます^^


明日は一件の契約を控え、最終27日にラストの契約を残すのみとなりました。
不況が叫ばれる中、年末に二件の契約を行える事を、大変ありがたく
感じております。


私共が扱う不動産契約では、土地のみを取引するだけでも、それに付随する
様々な作業があります。
今回は、市街化調整区域における43条申請というモノに非常に
振り回される契約を担当しました。

ちなみに、この申請、単独で開発業者さんに依頼しますと30万はかかります。


ですが、業者さんに依頼する前に、その申請に対する許可がおりそうなのか
難しそうなのか、見極めてからでないと、私としてはお客様にはオススメできません。

それを確かめる為に、市役所を往復しているうちに、事前申請の許可を
とってしまい、何やかんやで、開発屋さんのお仕事をほぼ終えてしまいました。

  ※私がやるとタダ

まぁ、お客様には、ひじょ~に喜んでいただき、私としても嬉しい限りなのですが!


さて、この43条申請というモノ
どんなものかと申しますと・・・

市街化調整区域と呼ばれる、今後10年間、行政としては「市街化を促進しない地域」
として区分けされているエリアに置いて、建物を建設しようとする際に、必要な申請です。
市町村としては、市街化を促進しない、つまり建物が立ち並び、発展して行く事を
望んではいないエリアですので、当然、建物を新築するのは喜ばれません。


何故、市街化を促進しないの?

という問いには様々な回答があるかと思うのですが、一般的には周辺は
農村地帯であったり、住宅が増える事による行政サービス(下水道や水道)等の
設置に対する予算がまだついていなかったりします。

その状態で、住宅だけが無秩序に増えてしまうと、汚水の問題や近隣の畑へ流れ込む
排水、そこに住む人の飲み水などが充分に供給できなかったりと言うような
時間もお金もかかる問題が、これも無秩序に勃発してしまいます。

その為、建物をそのエリアに新築しようとする時は、事前に申請し、行政も
それが周辺に悪影響を及ぼさないか?等を入念にチェックするのです。

場合によっては、許可が降りないことも多分にあり、それを見極めずに
不動産契約を締結する事は、お客様にとって大きなリスクとなります。
と、いうわけで、今回は私が事前に許可を取ってきたわけですね。

こういったケースになりがちなパターンとしましては、農村部や今まで
ポツン、ポツン、としか住宅の立ち並びが無い所に、大きな道路が新しく
出来た時に起こりがちです。

それまでは、静かな農村地帯であったにも関わらず、そこに新しい道路が出来ると
そこは一瞬にして、商業立地と変貌を遂げます。
しかも、見通しがよく、渋滞も起こりにくい様に道路設計が行われておりますので
新規出店を行うには、比較的に適した立地となるわけですね。

そこで、行政が道路建設に当たって用いるのが沿道サービス
と呼ばれる、商業店舗については、建築を認めていこうという緩和策です。

これは、その道路から50m以内の距離内に置いては、店舗の建築OKですよ、
というモノです。

じゃあ店舗だったらOKなんですよね?となるわけですが、和歌山の様に
個人店主の多い市町村では、ここで一つ問題が起こりがちです。

それは、その店舗に引っ付いて、住宅も建築できるのか?
と言う事なんです。

※ちなみに「住宅だけを建築」は許可がおりません。

家のローンも払い、別の土地も購入して、そこに店舗も新築し両方のローンを
払っていくなんていうことは、中々出来るもんではありません。

となると、店舗付き住宅を建てたいが、沿道サービスと43条の許可を得られる範囲に
その店舗付き住宅が納まってゆくのか?となるわけです。

これには、様々な基準があり、敷地の広さや、建物の大きさ、店舗部分と住宅部分
との面積比率など、実に多くの狭き門をくぐりぬける事によって、許可がおります。

まさに今回はそのパターンだったのです。
市役所の方々にも様々な事を教えていただき、紆余曲折を経て、ようやく
ゴールが見えてまいりました。


神経も相当すり減らされ、結構苦労した案件でしたが、お金では買えない
いい勉強を出来たように思います。

お客様にも喜んでいただき、充実した案件でした


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新連載 MY HOME への道 ④

2009-12-18 15:40:56 | Weblog
いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。
昨日も忘年会だった私は、既に色んなことを忘れ始めているかも・・・
やや、お酒が苦しくなってきた今日、このごろです。



さて、本日はMY HOMEへの道④をお届けいたします。
このお話は100年に一度の大不況の最中、新築一戸建ての購入を目論んだ
とある30代半ばの自営業者にまつわるノンフィクションです。



              第四話


ある晩、ホタル族の男は、自宅マンションのベランダでいつもの様にたばこをふかしていた。



関西の空は大渋滞である。



ふと、男が見上げた夜空には、きらめく星達に混ざって、関西空港へ向かう
あるいは、関西空港から飛び立った8機程度の飛行機がいつもの様に光を
放って行き交っていた。

男は思う・・・ようやくここまで・・・・

(※夜空のキレイさが良くも悪くも男の感傷を刺激するのだ!)


背後のリビングでは、ロンドンハーツを見ながら乾いた笑いを放つ嫁をフル無視し
男は更に感傷にふけっていく。


自営業を始めて、ふと、気付けば苦節7年目、「長い道のりであった・・・」と。
一般的に見れば、業歴の更に長い同業者がほとんどなのだが、男には
「 新築一戸建てを具体的に検討する時 」が来る等とは夢物語に近い
話であったに違いない。
昨今の景気の悪さは説明をするまでもない。


実はこの日、長い不動産購入手続きの中で、男はようやくローン申し込みをする
金額が確定した。
建築屋さんとも話し合いの末、折り合いが付き、望むべき家とその金額が
ハッキリ とマッチングしたのである。

 
その時、男は不動産屋Yさんにすぐさま連絡をいれた。

男 「Yさん、ようやく金額が決まったので、ローンの仮申請書をFAXします」
Yさん 「そうですかぁ、おめでとうございます。じゃあ早速、その書類を
     全○ローン㈱にFAXしますね」


男がこれまでローン申請に時間的余裕を感じていたのには理由がある。
住宅金融支援機構が主催するフラット35を取り扱う様々な金融窓口の中で

男が自身の申し込み先と決めていた全○ローン㈱は、仮審査の結果が、早くて数時間
、遅くとも1両日中にはその結果回答書がFAXで送られてくるのだ!

一般的に、仮審査申し込み → 審査 → 回答まで一日以内という金融機関は
インターネット申し込みにおける簡易審査を利用しない限りは、全○ローン㈱
以外には存在しない
※万一、あったらごめんなさい。でもそれ位希少。

ご多分に漏れず、男には 承諾と書かれたFAXが、Yさんを経由し送られてきた。

様々な諸条件を考え始めればキリが無いが、とにもかくにも男は、金融機関のお守り
を手に入れたと言える。


遡る事・・・数ヶ月、男とその嫁は、週末の課題である太った犬の散歩を
しながら、夢を語り合っていた・・

   家は平屋で・・・
            敷地はとにかく広く・・・・

  家庭菜園をしたい・・・
                   犬も飼いたい・・・


約半年後の今、それが実現しようとしているのだ!!
犬も笑うに違いない!!
男の回想は果てしなく続く・・・











「 あんた!蚊入るで! 」


お笑いを見終わった嫁の一言に我に帰った男は、慌ててベランダの窓をしめた。


                           続く・・・



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異業種交流会 忘年会

2009-12-16 09:42:05 | Weblog
いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。


昨日は 異業種交流会(和歌山市)の忘年会に参加してきました。
忘年会で出費がかさむ中、「必ず一次会で帰る」との誓いを胸に会場へと。

帰ってきたら一時半でした (泣)
ノリというものは本当に恐ろしい・・・

まぁそれはさておき、こういった異業種交流と言う様な会では、様々な業種の
方や、タイプの人がおりまして、積極的に名刺を持ってウロウロする人や
私の様に全く動かない人など、実に様々です。

ちなみに、メンバーの半分近くは顔見知りですので、もはや異業種交流も
へったくれもないんですよね。
ただ、30代半ばがすごく多く・・・・


「不景気であかんわ」
「案件が動かんわ~」

などと言う様な、聞いてるだけで不幸が伝染しそうなネガティブな会話は
あまりなく、「なんか組んでやろうや!」という感じの会話が昨日は多かった
様に思います。


又、どういうわけか二次会の会場としてセッティングされているスナックの
お姉さん方も結構な数でして、雰囲気はまるでコンパの様。
普段、現場で汗水流して頑張っている私の同級生達も終始テンション最高潮
でした。


そして一次会が終わり、仲間内に「じゃぁ帰るわ~」と挨拶をかわしたはずが
なぜかアロチ行きの車の中に?

もはや時間の感覚が失われた頃・・・
ラーメン絶ちを普段しているにも関わらず、気付けばシメのラーメン屋。


方角が一緒の4人で仲良くってな感じでした。

普段、工事現場などで、がんばる職人さん達も、現場でのこ難しい感じは
全く無く、なんか遊びなれてるなぁ~なんて思いながら帰ってきました。

営業主体ですので、彼らよりも他人との接触の機会がすごく多いと自分では
感じているのですが、夜の世界は私はあんまり好きではなく、普段は呑みに行く
事もほとんど無いのですが・・・皆さんの社交性にはとても驚かされまして


変な話、仕事ばっかり一直線でも、どうなんかな?


なんて事を感じさせられた一夜でした。



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新連載 MY HOME への道 ③

2009-12-14 16:28:44 | Weblog
いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。
いよいよLOSTシーズン5がでましたが、相変わらず意味不明な内容ですね。
こうなりゃ最後まで見届けてやろう思います。


さて、本日はMY HOMEへの道③をお届けいたします。
このお話は100年に一度の大不況の最中、新築一戸建ての購入を目論んだ
とある30代半ばの自営業者にまつわるノンフィクションです。


              第三話


ある日、この物語の主人公である30代半ばの自営業の男は、とある大通りに面し
た、チェーン展開をしている、聞きなれた不動産会社の事務所に座っていた。
隣には、先だって男が電話を掛けていた、「不動産屋Yさん」が座っている。

上着を着ている男は、少し暑いのか、ややクセのある男の前髪は縮んでいる様に
見える。
テーブルの向いには、かなりお年を召されているお婆さんと、その娘さんらしき女性
が座り、こちらもこの事務所の責任者らしき男性が横に寄り添って座っている。


一般的な不動産契約の場面である。


男にはYさん、お婆さんと女性には某大手不動産チェーンの店長。
○対○の構図が座り位置にはっきりと表現されているように見える。


分厚い書面を前に、不意に男が口火を切った!

男 「いやぁ、結構値引きしてもらってスミマセン^^」
お婆さん 「いえいえ、もう何年も売れないんで諦めてたんですよ^^」

男は感謝の意を示すつもりだったのであろうが余計な一言である。

チェーンの店長は、これ以上買主である男に余計な事を言わさぬ様、すかさず
書面を広げた。

店長「じゃあ、重要事項の説明を始めます」

 
          ~ 小一時間 ~

長々と続く説明に、売主のお婆さんの顔には、もはや何らの表情も無い。
買主である男もどういうわけか、既に承知の内容を聞いている風である。

一通りの説明が終わり、男が印鑑を押す直前に、言葉を発した。

男 「ご近所さんとは仲良くされていたんですか?」
お婆さん 「 ええ、長い間、近所の皆さんには大変御世話になりまして」

満足げに頷いた男は、説明書と契約書にポンッと判をおした。



不動産の購入は、物件を決めるまでも長いが、契約、決済、とたった二つの
通らなければならない手続きをこなすだけでも、一ヶ月は楽にかかる。



大手チェーンの店舗を出た男は、付き添っていただいたYさんに声をかけた。

男 「Yさん、やっと契約書を交わせましたね~」
Yさん 「ええ、○○さんからお電話いただいてから半月位かかりましたからね」


※この男、果たして、どれだけの値段交渉を行ったのだろうか?


男 「じゃあ、建築費用が出てきましたらローンの相談始めましょうか^^」
Yさん 「 そうですね。ところで、いつ頃になりそうですかね?」
男 「そろそろ出てくると思いますわ。今ニ社で競争してもらってるんで^^
   大体の金額が読めてきたら又連絡をいれますね^^」
Yさん 「 分かりました。連絡をお待ちしてます」


大きな一区切りというのに、あまり達成感を感じていなさそうなYさんを残し
男はじゃぁ^^ と車で去っていった・・・・


この男、とうとう土地購入の契約まで交わしてしまった様である。



その日、18:30をまわり、辺りが暮れなずむ事務所において、男と若作りの
設計士は向かい合っていた。
興奮のせいか、やや赤面の男は、設計士との間に広げた見積もり書を指差し
子犬の様にキャンキャンと吠えていた。


27○○万円と書かれた見積もり書が置いてある。
男の影から、コッソリと覗き込んだ私は思わずふきだしてしまった!!!(笑)



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誤認

2009-12-12 09:33:31 | Weblog
いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。
12月も中盤に入り、新規物件はあまり出てこない状況となりつつあります。

でも、情報の鮮度と物件の価値とは無関係ですので、掲載済みの情報からも
是非、情報を拾っていただければと思います。
ちなみに、今、古い情報の中にはほしい物件が見当たらず、新規で希望物件が
でるのを待っている状態のお客様。

条件の見直しも踏まえて、是非、ご相談くださいね。


さて、先日、とある会社の社長様とご面会をさせて頂いた時に、話題になった
話がありました。


それは、時に広告や街中で見かける
坪単価○○万円の家/○○○万円の家
といった、広告についての話でした。

キャッチフレーズとしては、割安感を消費者に感じさせ、お客様からアプローチ
する大きなキッカケとなるフレーズです。
その社長様は、このフレーズをキッカケにその工務店に依頼された訳では
ないと思うのですが、因果関係は無きにしも非ずだと思います。

さて、このフレーズ、皆さん、どう思われますか?

実はこのフレーズはとても大きな誤解を生み出しています。
坪単価というものは、足し算方式ではなく、実は割り算方式で算出される
ものなのです。

そうです、結果論なわけです。

はっきり言いまして、雑な話です。
そう考えますと、坪単価を前面に打ち出す事は出来ないわけで、その通りに
建築する事は、お客様の妥協を繰り返し繰り返し引き出す事によってしか
達成できないモノだと私は考えています。

その逆も又真なり、という事で、お客様の好みを反映すればする程、一般的には
追加の費用が積算されていきます。
安い物ばかりを選んでいけば別ですが、普通はありえません。


つまり、○○万円の家、坪単価○○万円の家を購入する際には、建築業者は
そもそもお客様に自由選択権があるかの様に、カタログを提供して

「この中から選んでください」
「ショールームに担当がいますので、建具商品を決めてきてください」

等といった案内は、追加費用が出るのを分かりきった案内なわけです。

○○万円の家、などというフレーズは、そう考えますと、単純にお客様の
総予算の上限を、請負側が勝手に決めただけでしかありませんね。


それでも良心的な業者がいないわけでもないと思いますので、合理的に
○○万円の家を建てる為に必要な事を研究している業者さんだとすれば
全ての項目の選択肢が既に分けられているはずです。

そしてその各項目毎の選択肢は、その研究の成果として、グレードの高い
商品のラインナップ、幅広い選択肢というメリットがあり、そこにオリジナル性
が発生するはずですので(仕入れ値、選択肢の多さ等)そこがその業者を
見極めるポイントになるのかも知れませんね。

もし、それらの選択肢が分類されておらず、基本お客様まかせの選択肢
なのであれば、その業者は、過去に安い商品ばかりで妥協したお客様が
建てた家の実例を公開しているに過ぎず、その業者さんの努力で安いわけでは
ありません。


妥協の結果、安いのであれば、どこで建てても一緒ですからね。



家は、お客様が商品や、建具や仕様のグレードを落とせば、総額が下がり
坪単価も下がるわけですので、これは業者の努力ではなく、完全に
お客様の努力と妥協の結果でしかありません。


価格や坪単価は、業者が決めているのではなく、実はお客様自身が決めているのです。


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返済比率

2009-12-11 17:15:57 | Weblog
いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。

不定期に行っております MYHOMEへの道シリーズは、ノンフィクションの
リアル体験記ですので、時折参考になる部分もあるかと思います。

見てくださいね ①12月3日 ②12月10日


さて、皆さん、いざ不動産を買おうとする時、いえ、購入の希望をお持ちの方、

ローンが通るかどうか?
いくら位までが妥当なのか?

って結構悩みません?


じつはこれ、ある程度計算できます。

MY HOMEへの道①において、自営業者の男が電卓を叩き、にやっと
するシーンがありますが、実はこの時、男は決算書の数字を基にして
ローンの相談時に(審査をできるレベルかどうかの判断を最初に必ずされる)
銀行マンが必ず行う返済比率を弾いていたんですね。

※この時点でやんわりと追い返される事も結構ある!


この言葉の意味する所はと申しますと・・・・

「  申込者の、ローン申し込み額の一ヶ月あたりの返済額が
   申込者の一ヶ月分の収入の何%に当たるか?と言う事です。 」


ちなみに、民間銀行で申し込む時、この率が35%を超えてしまうことになる
ローンの返済プランは、高い確率でOUTとなります。



Aさん 年収600万円の場合
一月あたりの収入が50万円ですよね。

そうすると、金利も含めた一月あたりの返済額は、175,000円を超える
プランは通らない、という事になります。
又、不景気の影響もあり、この35%という数字も、貸し出しに慎重な銀行の
スタンスもあり、出来るだけ低い%である方が望ましい事は言うまでもありません。



これを計算する際の計算根拠となる年収額の算出方法は二つのパターンがあります。


①サラリーマンの様な給与所得者は源泉徴収票の給与支払い総額
②法人でない個人の自営業者は確定申告書の所得の額

概ね上記の三年平均がその人の一年間の収入と見なされます。
個人の自営業者の方は比較的、低いですよね。

金利を計算に入れないで、単純計算でもある程度把握が出来ますが、正確に近い
借入額を銀行へ相談するまでに計算したい方は↓↓↓の電卓がオススメです。

カシオ計算機 金融計算電卓 BF-480(量販店で売ってます)

コレを使うと、自分がいくらまで借りられるのかが大体把握できます。
不動産屋さんでしたら、みんな持ってると思います。

また現在の借入額も、返済比率の計算式に含まれますので、月々3万円の返済
をしている別借入れがある場合は、上の計算例の175,000円の可能額から
更に毎月返済分の3万円を差し引いた、145,000円までに収まる借入れしか
出来ない事になるわけですね。


MYHOMEへの道①で、男がニヤッとした瞬間は、これらの計算を行い、自分
が予想していた新築GETにかかる総費用の内、住宅ローン借入れを行う分の
一月あたりの返済額を計算をした結果、最低でも35%を下回っている事を
確信した瞬間だったのです。


他人を動かす前に、事前相談くらいやっとけよ!とも思うのですが。。



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新連載 MY HOME への道 ②

2009-12-10 15:09:43 | Weblog
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本日は、MY HOME への道 ②です。
この話は、100年に一度の不景気と呼ばれる最中、新築一戸建てを手に入れよう
と目論んだ、とある無鉄砲な30代の自営業者の物語です。


              第二話


子供達の夏休みも終えようとする8月の終わりの夕暮れ、主人公である自営業者
の男は自分の事務所で、ある設計士と向かい合っていた。

男「 やっぱりL型の平屋建てがいいな」

設計士「 じゃあこれで、平面図を描きます。訂正箇所はココとココで
     いいんですかね?」

男「 う~ん。又変更すると思うけど、取り合えずこれで頼むわ」

などという具体的なやりとりを行っている。
 しかし この男、果たして不動産を買うほどの金はあるのか?
結論的には、全て未定の予定であった。

なぜなら、そばに置いてある住宅支援機構の封筒は未開封なのだ!
よほどの自信があるのか、ただのバカなのか、この男はローンが通る前提で
話を始めてしまっている。
ちなみに、今のこの世の中、自営業者が住宅ローンを通すのはさほど容易ではない。




しかも、新築を行う敷地は決まっていると言う。
なんと170坪以上もあると自慢げに語ってすらいる!
尚且つ、まだ買っていない(笑)などとほざいている!
設計士の若作りの男は、「大丈夫か?この話」というオーラを色濃く放出し
男の事務所を去っていった。



男の立てたスケジュールはこうだ

①土地は決まっているが、自分の考える値段で買えるかは分からない
 しかし、多分大丈夫だと勝手に予想している。

②ローン申請の前に全体の必要額をやや多めに把握しておきたい。

③その為に、現実性のある建築図面が事前に必要

④ローンは必要材料が揃った後に申請するつもりにしている



しかし、こんな事は男が勝手に考えているだけで、何も知らずにゴールの見えな
い話に巻き込まれた設計士は可愛そうなものである。



そして、設計士がいなくなった後、ひとり事務所に残った男は電話をとった。

男「 もしもし ○○ さんですか?いつも御世話になっております^^」

不動産屋 Yさん 「 あ~○○さん、毎度です^^」

男「ちょっとご相談があるんですけどね~。ある土地を買おうと思うんですわ」

不動産 Yさん 「・・・・・・そうですか!で?」


プロの不動産屋であるYさんは、この時、男が自営業である事から、瞬時に
ローン審査というテロップが脳裏を駆け巡った事だろう。




               

               続く




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年末年始のお知らせ

2009-12-07 08:38:51 | Weblog
いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。

さて、12月も二週目。
営業日ベースで考えますと、ほぼ今年度は終盤に参りました。

弊社の営業予定は

12月26日(土)~翌1月6日までお休みを頂きます。
その間のご連絡はお手数ですが、お電話にてお願い申し上げます。


基本大した趣味の無い私は、この休み期間をどうやって過ごそうか
むしろ不安なくらいです。



さて、平素仕事に対して、色々な取り組みを模索している私ですが、多数
思いつく色々なアイデアの中で、達成の見通しの悪さや、奇抜すぎて
ボツになるモノも結構あるのですが、一つ勇気付けられる言葉を見つけました
ので、自分自身のためにもご紹介させて頂きます。


自分が出したアイデアを、少なくとも一回は人に笑われる
様でなければ、独創的な発想をしているとはいえない


これ、誰の言葉かわかります?
ご存知の方も結構いらっしゃいますよね。

そうです、マイクロソフト社創業者のビル・ゲイツ氏の言葉です。

なんか勇気付けられますよね。
私のような凡人のアイデアは、笑われるだけの方が多いかも知れませんが
この言葉を見ると、やる気がわいてくるような気がします。



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