いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。
昨日の忘年会を終え、ようやく忘年会終了♪
後は31日までの地元消防団での巡回、飲みを終えるだけとなりました。
本年最後のブログとなりますが、本日はMY HOMEへの道⑤をお届け
しようと思います。
このお話は100年に一度の大不況の最中、新築一戸建ての購入を目論んだ
とある30代半ばの自営業者にまつわるノンフィクションです
第五話
~つまずき~
朝晩がやや爽やかに感じ始められたある日の朝、この物語の主人公である男は
いつもの様にパソコンの前で仕事を始めた。
数日前、男は住宅金融支援機構による、自宅購入の為のローン事前審査が
無事に通り、すこぶる機嫌が良い様子だ。
比較的、通りやすいという噂もある、前述の機構の審査結果ではあるが
これが民間銀行であれば通らないという理由も特段見当たらない。
一時間ほどで男はその日のスケジュール整理と一日の仕事準備を終えたのか
イスにもたれかかり、タバコに火をつけた。
右手にある棚から一冊の冊子を取り出し読みふけっている・・
○○銀行の住宅ローンセレクト集と書かれたその冊子を閉じると
男は携帯電話を取り出し、どこかに電話をかけた。
男「もしもし、おたくのカタログを見たんですけど、お店に伺う前に
ちょっと聞ききたい事があるんですが・・・」
電話の向う「はい、有難う御座います。どういった事でしょうか?」
男は、ローンを検討しているが、自分がローンに不利な自営業者であることや
年収、購入予定の物件の概要などを伝えている。
そして最後に、既に一つは内定を得ている事を相手に伝えた。
既に内定を得ている旨を伝える事は重要である!
銀行はその事で、電話をかけてきた男が、後で調べないと分からない
ブラックリスト者では無いかどうかが分かるからである。
この男は、カタログの銀行担当者を知らない事はない。
顔や性格、雰囲気までも実は熟知しているのだが、だからこそ事前に
顔も分からないお客様センターに電話をかけたのである。
誰しも、カードの引き落としやローンの引き落とし日を一度や二度忘れて
しまった事はある。
銀行によってはそれらも判断材料として見ることもあり、お客様センターを
利用してその銀行の独自ルールを色々把握しておく事は重要なのである。
電話の向う「お客様の内容でしたら、当行でもご相談できると思いますので
是非、窓口へご来店下さいませ」
男は満足げに電話を切った。
その日の午後、男はとある銀行の融資相談室で顔見知りの担当者と
談笑していた。
担当者「○○さん、この内容でしたらイケルと思いますよ。
早速本部へ稟議書を上げてもいいでしょうか?」
男 「う~ん、まぁいいですよ。まだオタクが本命とは決めてないんですがね。
金利条件とそのほかの条件が良い所に行くかも知れませんが、それでも
良ければどうぞ」
などと、ふんぞり返っている。
担当者はうやうやしく一礼し、相談ブースから出て行った。
約一週間後
その日の朝、男は相変わらず、いつもの様に一日の準備を終えタバコを
ふかしはじめた。
ふいに鳴った携帯電話を片手に男は事務所を出て行こうとした、その時!
んなっ?!
何語か分からない声を発した男はすぐさま事務所に戻った。
その電話は一週間前に談笑した銀行員からのものだった。
担当者「○○さん、いやぁ、こないだの話ですがね。」
男 「ハイハイ、まだどこにするかは決めてないですけどね^^」
担当者「そうですか。いやぁ、実はうちは○○さんの案件は否決に
なっちゃったんですよ~。保証会社が○×▲・・・」
前述の言葉にならない悲鳴はこの瞬間のものである。
ちなみに、この後、男の耳はもはや聞こえてはいない。
男は電話を切ると、事務所のソファーにゴロリと寝転んだ。
頭が混乱している様である。
とても今出てゆこうとした男の取る行動ではない。
男は銀行マンの言葉をもう一度振り返っている。
・属性(本人情報)に問題は無い
・借入額は問題ない
・不動産の担保価値も問題ない
・しかし○○に問題がある
その時、男は既に事前審査に通っている支援機構の審査項目の中に、今回
否決の原因となった項目が、審査項目として含まれていない事に気がついた!!!
やおらガバッと起き上がった男の顔は蒼白だった・・・
続く・・
和歌山の不動産物件情報はこちらから
http://www.create-mn.com/
昨日の忘年会を終え、ようやく忘年会終了♪
後は31日までの地元消防団での巡回、飲みを終えるだけとなりました。
本年最後のブログとなりますが、本日はMY HOMEへの道⑤をお届け
しようと思います。
このお話は100年に一度の大不況の最中、新築一戸建ての購入を目論んだ
とある30代半ばの自営業者にまつわるノンフィクションです
第五話
~つまずき~
朝晩がやや爽やかに感じ始められたある日の朝、この物語の主人公である男は
いつもの様にパソコンの前で仕事を始めた。
数日前、男は住宅金融支援機構による、自宅購入の為のローン事前審査が
無事に通り、すこぶる機嫌が良い様子だ。
比較的、通りやすいという噂もある、前述の機構の審査結果ではあるが
これが民間銀行であれば通らないという理由も特段見当たらない。
一時間ほどで男はその日のスケジュール整理と一日の仕事準備を終えたのか
イスにもたれかかり、タバコに火をつけた。
右手にある棚から一冊の冊子を取り出し読みふけっている・・
○○銀行の住宅ローンセレクト集と書かれたその冊子を閉じると
男は携帯電話を取り出し、どこかに電話をかけた。
男「もしもし、おたくのカタログを見たんですけど、お店に伺う前に
ちょっと聞ききたい事があるんですが・・・」
電話の向う「はい、有難う御座います。どういった事でしょうか?」
男は、ローンを検討しているが、自分がローンに不利な自営業者であることや
年収、購入予定の物件の概要などを伝えている。
そして最後に、既に一つは内定を得ている事を相手に伝えた。
既に内定を得ている旨を伝える事は重要である!
銀行はその事で、電話をかけてきた男が、後で調べないと分からない
ブラックリスト者では無いかどうかが分かるからである。
この男は、カタログの銀行担当者を知らない事はない。
顔や性格、雰囲気までも実は熟知しているのだが、だからこそ事前に
顔も分からないお客様センターに電話をかけたのである。
誰しも、カードの引き落としやローンの引き落とし日を一度や二度忘れて
しまった事はある。
銀行によってはそれらも判断材料として見ることもあり、お客様センターを
利用してその銀行の独自ルールを色々把握しておく事は重要なのである。
電話の向う「お客様の内容でしたら、当行でもご相談できると思いますので
是非、窓口へご来店下さいませ」
男は満足げに電話を切った。
その日の午後、男はとある銀行の融資相談室で顔見知りの担当者と
談笑していた。
担当者「○○さん、この内容でしたらイケルと思いますよ。
早速本部へ稟議書を上げてもいいでしょうか?」
男 「う~ん、まぁいいですよ。まだオタクが本命とは決めてないんですがね。
金利条件とそのほかの条件が良い所に行くかも知れませんが、それでも
良ければどうぞ」
などと、ふんぞり返っている。
担当者はうやうやしく一礼し、相談ブースから出て行った。
約一週間後
その日の朝、男は相変わらず、いつもの様に一日の準備を終えタバコを
ふかしはじめた。
ふいに鳴った携帯電話を片手に男は事務所を出て行こうとした、その時!
んなっ?!
何語か分からない声を発した男はすぐさま事務所に戻った。
その電話は一週間前に談笑した銀行員からのものだった。
担当者「○○さん、いやぁ、こないだの話ですがね。」
男 「ハイハイ、まだどこにするかは決めてないですけどね^^」
担当者「そうですか。いやぁ、実はうちは○○さんの案件は否決に
なっちゃったんですよ~。保証会社が○×▲・・・」
前述の言葉にならない悲鳴はこの瞬間のものである。
ちなみに、この後、男の耳はもはや聞こえてはいない。
男は電話を切ると、事務所のソファーにゴロリと寝転んだ。
頭が混乱している様である。
とても今出てゆこうとした男の取る行動ではない。
男は銀行マンの言葉をもう一度振り返っている。
・属性(本人情報)に問題は無い
・借入額は問題ない
・不動産の担保価値も問題ない
・しかし○○に問題がある
その時、男は既に事前審査に通っている支援機構の審査項目の中に、今回
否決の原因となった項目が、審査項目として含まれていない事に気がついた!!!
やおらガバッと起き上がった男の顔は蒼白だった・・・
続く・・
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