日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

金持ちはカネは使いません。貧乏人は使うカネがありません!2021/06/05

2021-06-06 08:17:00 | 日記
    今日の言葉

平常心をもって一切のことをなす人、是を名人と云ふなり
    柳生宗矩『兵法家伝書』

6月5日(土) 晴 AB勤

企業の内部留保を還元する

内部留保とは「企業が事業から受けた利益のうち、配当や設備投資に回さずに手元に残している貯金」です。年々額が蓄積し、国家予算は令和三年度100兆円、内部留保は500兆円近くになり、約五倍になります。五カ国分の予算が組めるということですので凄い額です。「純利益ー配当」の残が内部留保に回ります。景気活性化のために
そのお金を社会に流通させることで消費が喚起されます。

内部留保が蓄積していったのは、正規社員の前に非を付けてからです。自社で募集することなく派遣会社に依頼し人材を確保するようになったからです。非正規雇用とは「アルバイトやパートタイマー、派遣社員、契約社員のように、一定期間のみの雇用契約に限定して働くこと」正社員に比べて、雇用環境がよくないと言われ、都合よく使われる捨て駒のような存在です。平成の失われた30年と軌を一にして非正規社員の数が増加していきました。

高度成長期時代は、定期昇給、利益が出ればボーナス倍増、終身雇用、退職金支給、福利厚生等、手厚い待遇がありました。高度成長を果たすには、「銀行から資金を借り入れ、企業が投資、その利益を社員株主に還元、そして給料支給された人は銀行へ貯金」その循環で経済は回っていました。銀行に預けておけば利息がつき、元金プラス利息であずけておけば通帳は増えていきました。現在は金利ゼロで、通帳作成代をとられるのも時間の問題になりました。

景気回復を果たす政策は、消費税廃止です。次に非正規社員から非を外して高度成長期並みの待遇をすることです。いつ解雇されるかわからない職場では安心して働くことができません。

企業の内部留保の1割でも従業員に還元することにより景気は少しよくなります。
『金は天下の回りもの』
ダムにかねを溜め込まないで下流に流すことが大切です。

貧しい老人地獄絵図が描かれる現在、予備軍も控えています。私も高齢者現役です。
下記の記事を見てやるせなく感じました。


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