日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

米産トウモロコシ大量輸入

2019-09-02 08:42:39 | 政治
税金の無駄遣い
 安倍総理とトランプ大統領の合意した「米国産トウモロコシ」輸入。米中貿易戦争で、中国向けのトウモロコシを輸出できなくなり、トモダチ「シンゾウ」に頼む。二つ返事で「任せてください。国民は僕の支持者ですから文句は言わないし、マスコミもおさわりていどの報道しかしませんから大丈夫です」その通りの展開になりました。
飼料用のトウモロコシどうするのでしょうか。米国産牛肉が輸入されれば国内の畜産業は打撃を受け、牛の頭数を減らさざるを得ません。牛用のトウモロコシはそれほど必要ではなくなります。虫の被害もそれほどではない様子、つじつま合わせの忖度会見でした。F35戦闘機も142機購入、いらない商品を買うことを「無駄遣い」と言います。血税から支払われます。平和を愛するならいらないはずです。

倹約を忘れた日本人
 財政赤字を主張している日本国、返済できないようなものすごい数字であれば
節約しなければならないと考えるのが普通の人、そのような人が国を運営していないから赤字が増々増えていきます。来年度予算も大盤振る舞い、10月に消費税増税分をあてにしている様子もありありです。倹約の精神を忘れてしまえばいつまでも赤字は解消できません。

「今だけ、カネだけ、自分だけ」鈴木宣弘

この言葉を目にして、自分の思考してきたことが腑に落ちました。「縦軸と横軸のナショナリズムを喪失し、結果的に価値観の基準が「カネ」だけになった国民が増えてしまった。」縦軸のナショナリズムは、過去の先人から受けた恩を将来世代に返そうという気持ち、横軸のナショナリズムは、現代を生きる国民同士で助けあおうという気持ちです。

先人の知恵に学び、マネをし、高めて次の世代に繋げていく志、この強い想いが欠けているのが今の日本です。米国産トウモロコシは二度とマスコミに出ませんので
下記の記事は貴重なものになります。
 
朝日新聞8月28日朝刊
菅氏「供給不足の可能性」
25日の日米首脳会談で合意した日本による米国産トウモロコシの大量輸入について、菅義偉官房長官は27日の閣議後会見で「(日本で)飼料用トウモロコシの供給」が不足する可能性がある。このことが首脳会談で話題になったと述べた。日本に影響を与えたのは外来種のガの幼虫だった。
菅氏や農林水産省によると、7月に米国やアフリカなどに生息するガの一種、ツマジロクサヨトウの幼虫がトウモロコシを食い荒らす被害が国内で初めて確認された。九州を中心に11県で広がり、全国的に拡大する恐れがあるという。
被害を受け、農水省は8日、海外から飼料用トウモロコシを購入する場合の費用を補助するなどの支援策を決めていた。今回の日米合意で、日本の年間輸入量の3ヵ月分にあたる最大250万トンを民間企業が輸入する見込みだ。
トランプ大統領は25日の共同会見記者発表で「中国が約束を守らないせいで我々の国にはトウモロコシが余っている。それを日本がすべて買ってくれることになった。」と大喜び。一方、立憲民主党の福山哲郎幹事長は27日、「米中貿易摩擦のひずみを我々が受けることになる」と批判した。 (安倍龍太郎)