朝一で水遣りを済ませ太陽を乗せて大阪へ。
種苗屋で注文していた種ニンニク、ラッキョを取りに行って、肥料屋、機械屋へ。。
機械の修理を済ませ事務所に支払いをしに入る。
今日は珍しく社長一人。
接客中で何だか調子が悪そうで・・・
自分の番になって「風邪引きましたん?」
「いやいや大きい病気しましてん。」と言う。
そう言われればその体がそういうふうに見えてくる。
癌かなぁと想像したが違う病気。
生死をさ迷ったお話を聞く。
65歳、そりゃ丈夫そうな体で腕も太い。
まさかと思うがそうなのだ。
そんな話の中で「病は気からと言うけど病をすると気も・・・」
と気力も無い様子。
そして「もういやになるわ」ボソっと。
この言葉、前にも聞いた事がある。
その人は私が実家で試験栽培をしていた時、よく喋りに来てくれた農家のおっちゃん。
若い人が鍬を振るっていることだけで嬉しかったのだろうと思う。
農業をすることに誰もが反対する中おっちゃんだけは優しく見守ってくれた。
夜は8時か9時に寝て朝早く起きて畑仕事をしてから仕事に出勤という生活。
農業が好きだったのだろうか?
ある時鍬の使い方を私の兄に教えている時、へたばっている兄に「男らしい仕事だろう」と言う。
そこに農民としての誇りを感じた。
今の時代、決して農業では生計が成り立たないのを知っていても昔からのその営みを絶やさない。
その姿は昔の農民そのものだった。
姿勢から心、手、顔全てが・・。
そんなおっちゃんも癌になり最後に顔を合わせた時はその大きな体も痩せて小さく見えた。
何をしてもしんどいと言う。
あの時の優しさは無くどこか苛立ちを感じる。
私が聞いた最後の言葉は
目を下にして
「もういやになるわ」
種苗屋で注文していた種ニンニク、ラッキョを取りに行って、肥料屋、機械屋へ。。
機械の修理を済ませ事務所に支払いをしに入る。
今日は珍しく社長一人。
接客中で何だか調子が悪そうで・・・
自分の番になって「風邪引きましたん?」
「いやいや大きい病気しましてん。」と言う。
そう言われればその体がそういうふうに見えてくる。
癌かなぁと想像したが違う病気。
生死をさ迷ったお話を聞く。
65歳、そりゃ丈夫そうな体で腕も太い。
まさかと思うがそうなのだ。
そんな話の中で「病は気からと言うけど病をすると気も・・・」
と気力も無い様子。
そして「もういやになるわ」ボソっと。
この言葉、前にも聞いた事がある。
その人は私が実家で試験栽培をしていた時、よく喋りに来てくれた農家のおっちゃん。
若い人が鍬を振るっていることだけで嬉しかったのだろうと思う。
農業をすることに誰もが反対する中おっちゃんだけは優しく見守ってくれた。
夜は8時か9時に寝て朝早く起きて畑仕事をしてから仕事に出勤という生活。
農業が好きだったのだろうか?
ある時鍬の使い方を私の兄に教えている時、へたばっている兄に「男らしい仕事だろう」と言う。
そこに農民としての誇りを感じた。
今の時代、決して農業では生計が成り立たないのを知っていても昔からのその営みを絶やさない。
その姿は昔の農民そのものだった。
姿勢から心、手、顔全てが・・。
そんなおっちゃんも癌になり最後に顔を合わせた時はその大きな体も痩せて小さく見えた。
何をしてもしんどいと言う。
あの時の優しさは無くどこか苛立ちを感じる。
私が聞いた最後の言葉は
目を下にして
「もういやになるわ」