まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

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2010年06月29日 07時01分35秒 | Weblog
京都から建築家の旦那さん、料理家の奥さんに農作業小屋の提案を頂く為に来ていただく。

以前、私達が京都の自宅兼事務所、兼料理教室やヨガ教室、勉強会など人が集まる場所になっている町屋を拝見させていただいた時の印象がとても強かった。



お忙しい中、遠方から私たちの為に来ていただけること、恐縮、緊張してのお出迎え。

まずは我が家で昼食をとりながらお話をする。
直接小屋の話からではないのだけど小屋の方向性を決める紐解きは始まっていたように思う。


小屋と言っても実際に人が住んでいた小さな一軒家。
ここを借りた当初は恐らく以前の家主さんが居られなくなってだいぶと年月が経っているにも拘らずその気配が残っていてここに入ったとたん時間が送り戻されたように思えた。

そこに残された着物や食器などの荷物を整理、破棄、燃やし、一部の解体が始まった。天井を抜き床を外す。


その時からここへの出入りを許されたように思えた。

でも家と私達なぜか分かり合えない。
のこ状態で手を入れることに躊躇していた私たち。


色々な目線からこの家を見ていただく。

色々な目線から私たちを見ていただく。



そして導き出されたこのお二人の答えは面白いものだった。



どこかほっと安心した私たち。
詰まっていたものが取れて、これからの この家との関わり方の道筋が見えたように思う。


二方の建築家の方にこの家を見ていただいたのだけどお二方とも家だけではなく私たちを見てご提案を下さった。


つくづく人に、出会いに、恵まれていると思う。





子供はすぐ人柄を感じとるのか、太陽はこの日一日、はじめからお二人にひっついてまわり長いこと抱っこもしていただいて、とても満足げに楽しそうだった。



お土産に頂いたゴールデンキウイそっくり。