まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

2010年06月22日 20時28分20秒 | Weblog
先週土日で嫁さんの実家の名古屋へ。

嫁さんが実家に帰ると言うと「そんだら私も」と言う具合に私も何時も付いて行く。と言っても何時も畑がなかなか空けられないので嫁さんと息子が先に名古屋へ行って私が一日遅れで行く。

何時も名古屋に行って思うが有機野菜の在り方やパンやカフェと何やらと関西とは違う。どちらが良いとかではないが関西はその空間であったりその店のセンス、個性を重視している店が多いように思う。
名古屋の店って比較的そのものの値段が高いが素材であったり商品に対する意欲は凄いものがある。こういう店は関西には少ない。

土地柄が大きいのかなぁ。

関西でも全とうなものを使った飲食店はあるけれどもどこか洗練されていないところがある。

いつもここでは得られないものをもらって帰って来る。



いよいよ私の髪が伸びてきた。
これに比例して伸びるのが畑の草。

梅雨入りして除草作業がなかなか出来ない。そして空けてからの7月8月が草の勢いが凄い。8月の雨が降らない時、一時的に草は止まるが9月に入って涼しくなったと感じるまでは草に追われまくる毎日が続く。

トマトは今年も草生栽培をしている。
この栽培、草を生やす事で土壌の団粒化、微生物の多様化などの目的がある。それに加え耕起した土よりも水分を持たないのでトマトが水臭くなりにくい、そして有機物の生産も栽培と同時に起こる。

肥料が草に取られると良く言われるのだが反対に草に吸われることで養分の地下への流亡を食い止め、また刈り草が養分として土壌に還元されるのではと思っている。
作物でも肥料が効くと作物中の硝酸窒素濃度が上がるのと同じように草も当然上がるそれは草の色を見れば良く分かる。


栽培方法って何が正しいか分からないが最終的には出来れば良い。そこにコストや効率など経営面と照らし合わせながら決めていかなければいけない。
手を抜いて出来るならそれでも良い。

こういう多品目の面白いところは単品目のように完璧を求めるのではなくどこか手を抜いてバランスを考え栽培をする所に頭の使いどころがあるところ。

さあ今年は草から逃げ切れるかな?