まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

大豆

2010年02月22日 05時43分15秒 | Weblog

干していた大豆をようやく叩く。
実家の納屋の中にあった大豆を叩く道具。まる吉と刻印がある。
「キチゾウさん」と呼んでいた私の曾祖父のものなのだろう。会った事はないけど。

これで豆を殻から出す。結構飛び散るのだけど一つ一つ手ではとてもじゃないけど出来ない。
この道具も大、中、小あってそれぞれ使い分けをするのだろう。柄となる部分の竹を折り曲げ先に木の棒を付けてある。その棒をグルっと回して叩くのだがこの柄と棒のバランスがきっとあるのだろうと思う。原理は簡単だけどきっと一から作ろうと思うと難しいだろう。

大豆は作るのが始めて、祖母の話を思い出しやってみる。
叩いて、大まかにゴミを取り除いて、篩いにかけて、残ったゴミと虫食いなどのクズ大豆を取り除く。そしてさらに選別。

豆はマメマメしくないと出来ない・・・。

そして出来たのが2キロ。自家用にしても少ない。
栽培は全くマエマメしく無かったからこんなものかぁ。

知識として有機栽培は手間と難しいと言うのがあって、あまり気を入れてなかった。まぁほっといても出来るならやる気が出てくるというもの。


正月に出てくる黒豆が大豆だと言う事を知らない人が意外に多い。確かに大きさは白大豆と比べるとまるっきり違う。そして形もまん丸。
そして枝豆は大豆の未熟なものと言うのも・・。

マメは見ているだけで何だか幸せになる。
野菜と違って営利的になり難いと言うのもあるのだけど、米と同じで普段の食に必ず必要なものだからか。
農家としてではなく自給生活をするなら米と大豆は必ず作る。

本当は農業の要となる作物なのにこれをすると経営は成り立たない。大規模農場として何ヘクタールも土地を持って平地で大型機械を持って始めて成り立つ作物。
大豆の有機栽培って全国的にもホント少ない。昔よりも減っているような気もする。