まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

20代

2010年02月05日 06時19分00秒 | Weblog
昨日嫁さんに「明日誕生日だね」と言われ。

そんなことすっかり忘れている。

26歳、あと4年だなと。
大学を辞め農業を志したのが20歳。この頃はまだ世の中が農業に対しての関心は稀薄でもちろん親には「何考えているだ」と対立。でも実は関東方面では相当農業の熱気は上がっていた。今みたいに関西にその波が押し寄せてくることは無かったからまぁ誰にも理解されることは無かったと思う。

あれから6年。
農業はつくづく難しいなぁと思う。これだけ時間を掛けても一人前に稼げていないのだから自分でも「何やってんだ?」と思う。世の中でいうボンクラ。


あと4年と言うのは、20代は挑戦と経験の年齢とどこかで思っているから。
私は農業に掛けたのだが、失敗しても立ち直れる、若いから許されるという特権階級のような時期。
自分の身の周りの状況って色々だけどもちろんその状況に合わせて出来ることをすれば良い。しなければいけない。
サラリーマンだけでこの時期を過ごすなんてもったいない。

周りに全くいなくなった友人。住所変更も、以前持っていた携帯を辞めたことも何も伝えていないのだからいなくて当然なのだけど。
皆行列を作って愚痴をもらしながら行進していて、大学を辞める時や辞めてからも「親の金で行かせてもらっているのに非常識」なんて言われた時もあった。
行列からはみ出るとどこか避難を受けたり、白い目で見られる。愚痴を漏らすなら抜け出れば良いのにと思うけど。

そんな友人にはキッパリ縁を切ったのは私の方かな。
でも行列の中の友人でも理解してくれる友人は微かに繋がりがある。こういう友人ってホント少ない。

世の中のしがらみを抜け出す力があってその中に居るのは良いけど愚痴を漏らしながら、でもどこかそこにいることに安心を求めている人が今の若い人にどれだけ多いか。
こんな世の中はみ出し者の私が見ても面白くない。

20代と言う年齢。ホントに楽しい時間。
30代の時間は30になってから考えれば良いやないか。

以前頂き物の商品券で買った銅の卵焼き器。
ちょうど誕生日の日に着く。本物は美しい。