まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

値段と悩み

2009年12月17日 20時32分53秒 | Weblog
セットを作っててふと「今日のセット小売計算すると幾らだろう」と。頭の中で「え~と え~と」「ん~」・・・・。

今日のセット。高級野菜が多くて。
源助大根だったり下仁田ネギ(小さいけど)だったり安納イモだったりとこれ結構値段がつけられない。もともと高いから有機野菜として作って付加価値をつけようなんて思う人は恐らくいないと思う。そんなことするとえらい値段になって誰も買わないだろう。

どれも値段が高いのには理由があってとにかく作りにくい。
源助大根はすぐにスが入るし、下仁田は病気に弱いしデカイのは難しい。安納イモは太らない・・・。(安納イモ、コツが少し分かってきたので来年は大きめな物ができるかも)

多品目栽培だから出来るのだけど、セット販売は小売価格が反映されないので結構経営圧迫の原因でもある。もう少しF1種を取り入れて安定生産、リスク低減、手間を減らすことをした方がいいかもしれない。

でも味は抜群に旨く形が悪くても、小さくても作りたい、という野菜でもある。基本は自分が消費者であり食べたいと思うものを作る。これからはあまり離れたくないとも思う。悩むところ。

今日みたいに高いセットになることもあるし、反対の時もある。年間を通して損得無いようにと考えている。入る野菜や量は毎週変わったりもするので出来れば毎週取って頂いた方が良いなぁなんて作ってて思う。
なかなか同じ値段の少なめのセットを取って頂く方は少ないのだけど1週間2000円がまつなが畑の考えです。


こういう寒い日はナベが一番。
大根と人参をすりおろし一味をいれたもみじおろし(本当は大根に唐辛子を突き刺しておろすようです)とネギを自家製ポン酢に山ほど入れて食べる。

なんだか今日は値段が気になる。白菜も有機の小売価格を考えると高い。それに源助大根に下仁田ネギ、大浦太ゴボウ。今日は贅沢に平飼鶏の肉団子入り。ここに入るネギ、生姜ももちろん作ったもの。
ポン酢は無農薬ゆずをもらったもので醤油は国産大豆、国産小麦の3年醸造。豆腐は国産大豆の本にがりのもの。

何だか健康マニアの金持ちみたいだけど極貧・・・。

でもこれ有機多品目栽培の農家の特権。皆農業したら良いのに・・と成り立っていない農家がいうのはおかしいけど。

セットもナベが出来るセットを組みたいのだけど割りと難しい。
隔週でキャベツと白菜を入れると隔週のお客さんはキャベツばっかりとか白菜ばっかりになるので2週間ごとに入れ替えるのだけど下仁田が入る時は白菜と言う訳にはいかなくなる。
どうしたものか・・・。

毎週のお客さんはネギと白菜が入る時はありますので。。
でも毎週のお客さんを基本に使いやすいセットを組んだ方が良いのか?みんなに出来るだけある野菜が入るように組んだ方が良いのか悩む。悩む。


地中海沿岸原産のリーキ。リークとも言う。日本では西洋ねぎやポロネギ。フランス語でポワロー。
試作なのでセットに入るかな?
これも値段高いそうです。