将棋世界(11月号)の「イメージと読みの将棋観」のコーナーがあります。
6人のトップ棋士(羽生四冠・佐藤棋王・森内九段・谷川九段・渡辺竜王・藤井九段)が答えるコーナーです。
質問は「序盤力と終盤力どっちがほしい?」と質問をしました。
kuroumaさん(2008/10/04の記事)でも取り上げています。
羽生四冠だけは、序盤と言っています。
佐藤棋王は、「魔法の薬ならいらない」と言っています。
残りの4人の棋士は、終盤が欲しいと言っています。
藤井九段は、「将棋の読みは言葉です」と言っています。
私はなるほどと思いました。
私は以前に、このようなことを書きました。
LogicalInSpace(2008/07/14)の記事
羽生四冠は、田中(寅)九段のような創造的な序盤のセンスが欲しいと言っていると思います。
それは、序盤の森下システム、藤井システム、中座飛車のような、羽生システムの戦法を、開発してない点です。
そういう意味では、羽生四冠は既存の戦法に独自の作戦を練って指していることになります。
実は、羽生四冠は序盤が苦手なのかもしれません。
私の予想どおり、新しい戦法が現われないと羽生四冠の力が発揮しやすい時代だと思います。
本人が序盤を欲しいと言っているので・・・。
藤井九段の「将棋の読みは言葉です」は、なるほどと思いました。
数式を扱っているイメージと重なる部分があると思いました。
例えば、11×11 = (10 + 1)(10 + 1) = 100 + 20 + 1 = 121
※(x + a)^2 = x^2 + 2ax + a^2 の公式
頭で展開して考えることが、言葉(文章)を読むと似ていることだと思います。
実は私の棋風は、序盤型なので序盤で時間を使うことが多いです。
終盤が弱いのでいつも、逆転ばかりです。
そういう意味では、私は終盤が欲しいと思います。
===== 2008/10/06 18:30 修正 =====
本文の1部(太文字の部分)とコメントが分かりずらいため、修正しました。
6人のトップ棋士(羽生四冠・佐藤棋王・森内九段・谷川九段・渡辺竜王・藤井九段)が答えるコーナーです。
質問は「序盤力と終盤力どっちがほしい?」と質問をしました。
kuroumaさん(2008/10/04の記事)でも取り上げています。
羽生四冠だけは、序盤と言っています。
佐藤棋王は、「魔法の薬ならいらない」と言っています。
残りの4人の棋士は、終盤が欲しいと言っています。
藤井九段は、「将棋の読みは言葉です」と言っています。
私はなるほどと思いました。
私は以前に、このようなことを書きました。
LogicalInSpace(2008/07/14)の記事
羽生四冠は、田中(寅)九段のような創造的な序盤のセンスが欲しいと言っていると思います。
それは、序盤の森下システム、藤井システム、中座飛車のような、羽生システムの戦法を、開発してない点です。
そういう意味では、羽生四冠は既存の戦法に独自の作戦を練って指していることになります。
実は、羽生四冠は序盤が苦手なのかもしれません。
私の予想どおり、新しい戦法が現われないと羽生四冠の力が発揮しやすい時代だと思います。
本人が序盤を欲しいと言っているので・・・。
藤井九段の「将棋の読みは言葉です」は、なるほどと思いました。
数式を扱っているイメージと重なる部分があると思いました。
例えば、11×11 = (10 + 1)(10 + 1) = 100 + 20 + 1 = 121
※(x + a)^2 = x^2 + 2ax + a^2 の公式
頭で展開して考えることが、言葉(文章)を読むと似ていることだと思います。
実は私の棋風は、序盤型なので序盤で時間を使うことが多いです。
終盤が弱いのでいつも、逆転ばかりです。
そういう意味では、私は終盤が欲しいと思います。
===== 2008/10/06 18:30 修正 =====
本文の1部(太文字の部分)とコメントが分かりずらいため、修正しました。
ブログ記事の紹介ありがとうございます。
羽生名人の「序盤の力が欲しい」という回答は,終盤には(突き詰めて考えれば)数学のような正解があるけれど,序盤には「正解」というよりは,ある種,芸術のような創造性が必要とされるので,もしその力が得られるのであればそれを得たい,という意味に私は解釈しました。
他の棋士がほとんど「終盤の力が欲しい」と現実的な回答をしているのとは,全く視点が違っているのは,さすがに羽生名人らしいと思います。
あと,藤井九段が「将棋の読みは言葉です」と答えていることが,数式を扱っているイメージと重なる部分があるとおっしゃっているのが,面白いと感じました。
私は根っからの文系人間なので,全く想像がつきませんが,やはり数学でも文字(数式)でイメージしているのか,と考えると,人間の思考のメカニズムにおける文字(数学であれば数式)の重要さがわかるような気がします。
私の将棋は,どちらかというと終盤追い込み型なのですが,間違えることも多いので,やはり現実的な発想で終盤力はぜひとも欲しい(笑)です。
・羽生四冠について
過去には、後手で△6二銀を試しましたが、失敗に終わっています。
本人がリスクが高いと言っていました。
また、田中(寅)九段に苦戦していた時期もありますので、序盤の駒組みの大事さをしみじみ感じたのかもしれません。
・藤井九段について
展開という言葉が重要だと思います。
2次方程式の解の求め方
http://w3e.kanazawa-it.ac.jp/math/category/kansuu/2jihouteisiki/henkan-tex.cgi?target=/math/category/kansuu/2jihouteisiki/kainokousikinomotomekata.html
数式でも、文章でも、将棋の読みでも、A⇒B⇒C⇒D⇒...という風に展開できることが、似ていると思います。