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将棋の日記

棋王戦35_5

2010-03-30 11:30:56 | タイトル戦&予選情報
関西将棋会館より棋王戦の第5局が行われます。

先手:佐藤九段
後手:久保棋王(王将)

戦形:ゴキゲン中飛車

棋王戦は後手が4局とも勝っているシリーズです。
どうなるのでしょうか?

===== 2010/03/30 PM2:35 追記 =====

お昼休みの時の局面です。


===== 2010/03/30 PM8:20 追記 =====

久保棋王の勝ちです。
これで、久保棋王・王将と二冠を維持しました。
シリーズを通して、後手の勝ちとなる棋王戦でした。

途中から穴熊をゆるした展開になりました。
最終的には固さの違いが出た展開になりました。

久保棋王、防衛をおめでとうございます。

NHK杯

2010-03-21 21:35:41 | トーナメント戦&予選情報
今日は、天気の影響で礼拝に行けなく、NHK杯の決勝戦を見ていました。
別の教会の夕拝は守りました。

※週刊将棋よりNHK杯の決勝戦の棋譜が手に入りましたので、図面を載せたいと思います。
※2010/03/28 PM9:15 追記

今日は、羽生NHK杯が優勝して、通算8回目の優勝となり、現役1位の記録(故・大山15世名人の記録)に並びました。

棋譜は記録として残してありませんので、盤面の再現は出来ません。
何となくは再現は出来ますけど、8割程度しか思い出せないです。
見ていた時の、印象のままに書いて行きたいと思います。

本局は▲9六歩には、見た瞬間はう~んと思いました。

そしたら、やはり谷川九段が工夫と言っていたので、やはり糸谷五段の研究手だと分かりました。

一手損角換わりの将棋の最新形となりました。
なので、プロの最新形の将棋でした。
アマ、プロ問わず、NHK杯の決勝戦は楽しめた1局だったと感じました。

私の推測では、△3六歩、▲8七銀、△3三桂、▲2六飛辺りから前例を離れている将棋だと思いました。
(▲9六歩、△9四歩の付き合いがない場合)


▲3六飛でなく、▲3三銀打だったのが、面白い指し方でした。


△3一金と引くのは分かっていても、指しにくい手だと思いました。


私は△6五歩⇒△4九角の組み合わせが思い浮かばなかったので、とても新鮮な手筋だと感じました。


先手の60手目は▲8六歩打⇒▲5五角と行きました。
▲8六歩打の時には、▲8六角⇒▲5三角成はなかったのかは、気になりました。

===== 2010/03/28 PM9:15 追記 =====
週刊将棋では、▲6六歩がまさると書かれてありました。
私見では、▲8六角、△6七歩成、▲5三角成が詰めろのような感じです。
やはり、私見の▲8六角は遅いのでしょうか?
================================

終盤の△8五歩が詰めろなのが、さすがの指し方だと思いました。


羽生NHK杯が勝ちました。

(先)渡辺竜王vs糸谷五段 一手損角換わり
(先)糸谷五段vs羽生NHK杯 一手損角換わり

どちらも、一手損角換わりで後手番が勝っているのは、後手としても優秀な戦法だと認識した半面、このように後手では指すのかという見本の将棋となりました。

個人的な一手損角換わりの後手の指し方の特徴は、次のように思いました。
1)後手は居玉のまま、他に手を回すことで駒組みをすること。
2)後手は△8五歩と先手の玉頭に嫌味をつけること。

また、一手損角換わりの将棋をバリエーションに入れて見ようかなと思いました。


決勝戦の2人の感想戦は、将棋師の顔の半面、純粋に将棋を楽しんでいる子供のような姿には微笑んでしまいました。
感想戦で2人の笑顔があり、棋譜だけで頭で動かしている風景、糸谷五段の棋士として主張を言っていたり、それをやんわり受け止める羽生NHK杯のやりとりは、将棋を愛して楽しんでいる風景は、将棋ファンとしては楽しく、心が現れる感じでした。
やはり、将棋というのはお互いの主張を言い合っても、最後はお互いを認め合う関係があるので、そういう人間性的な個性も将棋指しとしては、あってもいいかなと思いました。

結果的には、順当に羽生NHK杯が優勝の結果に終わりました。
しかし、糸谷五段の活躍は注目に値する結果だったと思います。
谷川九段(17世名人)、森内九段(18世名人)、渡辺竜王(永世竜王)を破っての決勝戦なので、倒した相手は、いずれも第一人者と言われている棋士を破っているので、勢いが違います。

楽しい将棋でした^^

王将戦と棋王戦

2010-03-20 17:05:08 | タイトル戦&予選情報
最近は、数学、語学などで忙しく、将棋のブログを更新する時間がありませんでした。


頭の中で日程と結果が混乱をしているので、整理をしてみました。
<王将戦>
01/15・16(金・土) (先)久保棋王vs羽生王将 久保棋王の先手勝ち 戦形:先手三間飛車
01/28・29(木・金) (先)羽生王将vs久保棋王 羽生王将の先手勝ち 戦形:ゴキゲン中飛車
02/10・11(水・木) (先)久保棋王vs羽生王将 久保棋王の先手勝ち 戦形:先手三間飛車
02/17・18(木・金) (先)羽生王将vs久保棋王 久保棋王の後手勝ち 戦形:ゴキゲン中飛車
03/10・11(水・木) (先)久保棋王vs羽生王将 羽生王将の後手勝ち 戦形:先手三間飛車
03/16・17(火・水) (先)羽生王将vs久保棋王 久保棋王の後手勝ち 戦形:ゴキゲン中飛車
久保新王将の4勝2敗
三間飛車の2勝1敗、ゴキゲン中飛車の2勝1敗

<棋王戦>
02/05(金) (先)久保棋王vs佐藤九段 佐藤九段の後手勝ち 戦形:先手三間飛車
02/27(土) (先)佐藤九段vs久保棋王 久保棋王の後手勝ち 戦形:ゴキゲン中飛車
03/07(日) (先)久保棋王vs佐藤九段 佐藤九段の後手勝ち 戦形:先手三間飛車
03/19(金) (先)佐藤九段vs久保棋王 久保棋王の後手勝ち 戦形:ゴキゲン中飛車
03/30(火) 久保棋王vs佐藤九段
久保棋王の2勝2敗
三間飛車の2敗、ゴキゲン中飛車の2勝

<名人戦>
04/08・09(木・金) 羽生名人vs三浦八段
04/20・21(火・水) 羽生名人vs三浦八段
05/06・07(木・金) 羽生名人vs三浦八段
05/18・19(火・水) 羽生名人vs三浦八段
06/03・04(木・金) 羽生名人vs三浦八段
06/14・15(月・火) 羽生名人vs三浦八段
06/22・23(火・水) 羽生名人vs三浦八段


<時系列に並べてみました>
01/15(金) 王将戦 (先)久保棋王vs羽生王将 久保棋王の先手勝ち 戦形:先手三間飛車
01/28(木) 王将戦 (先)羽生王将vs久保棋王 羽生王将の先手勝ち 戦形:ゴキゲン中飛車
02/03(水) A級順位戦 (佐藤九段戦)
02/05(金) 棋王戦 (先)久保棋王vs佐藤九段 佐藤九段の後手勝ち 戦形:先手三間飛車
02/08(月) B級1組順位戦 (久保棋王戦)
02/10(水) 王将戦 (先)久保棋王vs羽生王将 久保棋王の先手勝ち 戦形:先手三間飛車
02/13(土) 朝日オープン戦 (羽生王将戦、久保棋王戦)
02/17(木) 王将戦 (先)羽生王将vs久保棋王 久保棋王の後手勝ち 戦形:ゴキゲン中飛車
02/27(土) 棋王戦 (先)佐藤九段vs久保棋王 久保棋王の後手勝ち 戦形:ゴキゲン中飛車
03/02(火) A級順位戦 (佐藤九段戦)
03/07(日) 棋王戦 (先)久保棋王vs佐藤九段 佐藤九段の後手勝ち 戦形:先手三間飛車
03/10(水) 王将戦 (先)久保棋王vs羽生王将 羽生王将の後手勝ち 戦形:先手三間飛車
03/12(金) B級1組順位戦 (久保棋王戦)
03/16(火) 王将戦 (先)羽生王将vs久保棋王 久保棋王の後手勝ち 戦形:ゴキゲン中飛車
03/19(金) 棋王戦 (先)佐藤九段vs久保棋王 久保棋王の後手勝ち 戦形:ゴキゲン中飛車
03/30(火) 棋王戦 久保棋王vs佐藤九段


羽生四冠から王将を奪取した久保棋王はさすがです。
これで将棋界の勢力分布図が変わりました。
羽生ファンの私には、とても残念ですが、結果は結果なので、そのまま受け入れるしかないですね!
しかし、久保棋王が棋王を防衛しなければ、二冠が一時的なものなることも事実です。

時系列に並べてみましたが、久保棋王のスケジュールは、とてもハードな感じがします。
久保棋王がタイトル戦が終わってからの体が気になります。

しかし、羽生王将が負ける将棋は、簡単に負けていないのが特徴的だと思いました。
やはり、羽生王将は将棋を複雑だと捉えているのが何となく伺えました。
王将戦の第6局の3回の合い駒が盲点だと書かれていましたが、見ているファンは解説があるからそうなんだと思える訳で、実際の対局者はそれを自力で読んでいるので、あの終盤は難しかったということは簡単だと思いますが、読み切ることの凄さを感じます。


少し話がそれますが、今日の深夜(AM0:00頃)は将棋倶楽部24で指していました。
今日の夕方に、王将戦の第6局の棋譜を並べて見ていました。
先手が私なのですが、後手の方がゴキゲン中飛車を指して来たので、いつも▲2二角成の丸山ワクチンを指すのですが、その日の気分で▲5八金右の急戦を指してみました。
何となくは定跡は覚えているのですが、指し手の意味までは理解していなく指していました。
結果的に、王将戦の第6局の32手目の△5三香までは同一局面でした。
(正確には▲1一竜のタイミングが少し違うけど、局面は同じになりました。)
この将棋を見るまでは、相手の△5三香があることすら知らなかったです。
途中の△2七角も知らないで指していました。
なので、プロの将棋と同一局面だと認識はしていなかったです。
羽生王将は▲8一成銀でしたが、私は▲4三桂成と指しました。
▲4三桂成も、プロの実戦にはあるようです。
結果は私の勝ちでしたが、▲5八金右の指し方の難しさを実際に体験した気分です。

ネット対局のマナー

2010-03-14 17:15:37 | 将棋倶楽部24
将棋倶楽部24の対局中(30秒将棋)に、緊急の用事があった場合はどうしますか?
1)中断する
2)投了する

私はコメントに「緊急が出来ました」と書いてから、投了をします。
みなさんは、どうしますか?


話は少しずれますが、将棋倶楽部24で感想戦をしてくれる方は、本当に良い方が多いですね!
話をすると、やはり楽しいです。
将棋が好きなんだなあと思いますね!
勝ち負けは別にして、将棋の話をしている時が、やはり楽しいですね!

新プロ四段

2010-03-14 13:07:36 | プロ棋界情報
奨励会三段リーグより、新プロ四段は、菅井 竜也新四段(17歳:15勝3敗)、牧野 光則新四段(21歳:14勝4敗)が新プロ四段になりました。

3位は渡辺 大夢三段(21歳:次点)、4位は佐々木 勇気三段(15歳)でした。
中学生棋士の誕生なのかと注目がありましたが、佐々木三段には頑張って欲しいと思います。

将棋ソフト

2010-03-07 19:45:15 | 将棋ソフト情報
コンピューター将棋のブログに、将棋世界の紹介が書かれてありました。

アルファベータの枝刈りを前提にと書かれています。
正確には、「min - max 法」⇒「α-β法」⇒「パスによる枝刈り」と発展しています。

α-β法は、将棋だけに関わらず、オセロ、チェスなどにも以前から使用されているアルゴリズムです。
少しづつですが、アルゴリズム自体が発展している感じです。

テンプレート

2010-03-06 19:20:22 | その他
3月に入ったので、気分転換よりテンプレートを変更してみました。

プログラマーだったので、緑が目に優しいイメージがあります。
なので、テンプレートには緑を好んで使っています。

ここ1~2ヶ月は体調が比較的にいい感じです。

ブログはマイペースで書いていこうと思います。

それぞれ好きな分野で書く内容があるので、分野ごとに分けて書いています。
キリスト教のブログ
将棋のブログ
ITのブログ
数学のブログ
外国語のブログ
甲状腺のブログ

前回は各ブログのテンプレートは異なっていましたが、今回は同じにしてみました。

名人戦の挑戦者

2010-03-04 01:28:37 | タイトル戦&予選情報
私は、NHKのBSも見ていませんし、順位戦の有料ネット中継は見ていません。
結果は、毎日新聞より知りました。

7勝2敗 三浦八段 挑戦者
6勝3敗 高橋九段
5勝4敗 森内九段
5勝4敗 丸山九段
5勝4敗 木村八段
5勝4敗 谷川九段 (永世17世名人)
4勝5敗 郷田九段
3勝6敗 藤井九段
3勝6敗 井上八段
2勝7敗 佐藤九段

三浦八段は、当時の羽生七冠の棋聖を奪取したことで、有名になりました。
とても、本格的な居飛車党の将棋なので、どんな勝負になるかが注目です。

高橋九段の活躍は、ベテラン棋士の活躍として、勇気を頂きました。
勝ちへのこだわり、戦法選択の熟慮などが、さすが元タイトルホルダーの貫録を示したと思いました。

佐藤九段の降級は、とても意外な感じもしました。
とくに、名人経験者の降級は過去にもあるますが、とても異例のことです。

羽生名人(棋聖・王座・王将)と三浦八段の勝負は、相居飛車を予想しますが、羽生名人が振り飛車へ変化をする可能性も否定できません。
とても、楽しみな勝負になると思います。

本を購入

2010-03-04 01:01:28 | 定跡&本など
昨日は、将棋世界の発売日でした。
それで本屋さんに行きました。

その他に定跡書を購入しました。

定跡道場 一手損角換わりvs腰掛け銀
最新の8五飛戦法
最新の相掛かり戦法

定跡道場は、「先手四間vs早仕掛け」、「先手四間vs左6四銀」、「一手損角換わりvs早繰り銀」を購入して、シリーズ4冊目の「一手損角換わりvs腰掛け銀」を購入しました。
将棋倶楽部24でも先手四間を採用するので、後手の急戦対策にはとても良いです。
後手で採用する一手損角換わりは、負けることが多く、ポイントが分かりにくかったので、後手では、中座飛車を愛用していましたが、これを機に戦法のバリエーションの1つに増やそうと思います。

最新の8五飛戦法は、将棋倶楽部24では先後のどちらでも用いるので、定跡を確認をしたく購入を決めました。
先後のどちらでも、簡単に良くなる順がないので、難しいですが勉強をしてみようと思います。
先手は新山崎流、▲5八玉、▲3八金を採用をしています。
後手では、相手の囲い方の作戦によって対応する感じでです。

最新の相掛かり戦法は、私の後手の戦法なので、定跡の整理をしたいと思いました。
実は、▲2八飛の引き飛車だけの解説ならば購入はためらいました。 最新のプロの棋譜とあまり変わらないと思ったからです。
しかし、▲2六飛やひねり飛車の解説があったので、購入することを決めました。

将棋世界は、だんだん難しくなっている感じがします。
やはり、プログラムの部分はとても、気になりました。
今回は検索について書かれてありましたが、当たり前のことを書かれてあったので、あまり興味がなかったです。 まだまだ、検索は難しく改良の余地があると思いました。
当たり前とは、読まない手をコーディングをするけど、それがメリットとデメリットがありということです。
数学的な証明では、例外が1つでもあれば、それは完全ではないと結論をつけますけど、将棋ソフトの場合は限りなく実践的なプログラムをするので、それが妥協点になっているのが残念ですが、証明されていない現状では、ある程度止む得ないと感じました。