王位戦の第1局が、7月10・11日(火・水)と行われます。
先手:羽生王位(三冠)
後手:深浦八段
戦形:相矢倉(森下システム)
<参考URL>
日中新聞・王位戦ページ
深浦八段からみて、羽生王位との成績は、13勝15敗です。
1996年にも、羽生王位に深浦八段が挑戦しています。
その時は、深浦八段の1勝4敗でした。
<<<2007/07/10 18:05追加>>>
最近は、森下システムがプロの間では流行しているのでしょうか?
・竜王戦の決勝トーナメントの伊奈五段vs片上五段
・棋聖戦の第3局の佐藤二冠vs渡辺竜王
・今日の王位戦の第1局の羽生王位vs深浦八段
3局とも森下システムです。
▲3七銀戦法は、どうしたのでしょうか?
<<<2007/07/10 18:50追加>>>
王位戦の第1局 羽生王位vs深浦八段の封じ手の局面です。
私の候補手は、
1)▲3七角 2)▲6八角
の2通りです。
みなさんの候補手は何でしょうか?
<<<2007/07/11 10:00追加>>>
封じ手は、▲5七角でした。
予想は、外れました。
渡辺竜王のブログより▲1八飛の意味を伺いました。
一応、
▲1五歩△同 歩▲1三歩△同 香▲同角成△同 桂▲1五飛
を狙っているのですが、これで攻めきれるとは思えないので、
1筋攻めを見せた上での手待ちが真の狙いでしょうね。
左半分は動かす駒が互いにないので、1手パスして後手に
形を崩してもらおうということでしょう。▲1七香が
マイナスになるかもしれないので、手待ちならこんなところかと。
という解答でした。
参考にしてください。
<<<2007/07/11 22:40追加>>>
封じ手(▲5七角)の意味
プロの将棋なので、とても解説が難しい手だと思います。
それは、△4五歩から前例がない将棋だからです。前例は、△7四銀でした。
なので、ここからは定跡をはずれて、未知数なので、読みの力の問題の範囲だと思います。
まず、▲6八角と▲5七角の違いです。
(受けでは)
▲6八角は、端攻め(9筋)から攻められた場合に、玉は、▲7九玉、▲6九玉と逃げるルートになります。▲6八玉のルートがありません。
▲5七角では、▲6八玉と逃げるルートもあります。
(攻めでは)
▲6八角は、1筋しか攻めが出来ません。
▲5七角は、1筋の攻め筋と▲7五銀、▲8四銀と攻める手もあります。
という感じの意味だと思います。
▲5七角の方が少し得のような指し方だと思います。
※お知らせ
将棋倶楽部24の実践譜(10局)(Update 2007/06/08)
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