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将棋の日記

棋聖戦83_2

2012-06-24 21:20:48 | タイトル戦&予選情報
羽生棋聖(王位)に挑戦する、中村(太)六段の第83期の棋聖戦の第2局が行われました。

先手:中村(太)六段
後手:羽生棋聖
戦形:角換わり腰掛け銀(△6五歩)

後手の羽生棋聖が勝ちました。


中村(太)六段の指し回しが正攻法の指し方なので、とても好感が持てる指し回しです。

私は、先手の中村(太)六段の指し方で、3つ疑問がありました。
1:37手目の▲2五歩です。
ここで、形を決めるのは作戦を限定しすぎているように、思えました。

2:51手目の▲5六歩です。
角交換の時には、5筋の歩を突くなという格言があるので、どうなのかなあと思いました。

3:57手目の▲8三角です。
角の働きが違いすぎる気がしました。

自然と指せば、後手が良くなる将棋に思えました。


渡辺竜王は、別格として。
最近は、若手の棋士の活躍が目に光りますね。
王位戦の広瀬七段、王将戦の豊島七段、棋聖戦の中村(太)六段です。

若手の活躍に注目をしたいです。

名人戦の全体の感想

2012-06-17 13:57:22 | プロ棋界情報
今年は名人400年を向えました。

森内名人に挑戦する羽生二冠(棋聖・王位)です。
18世名人の森内名人
19世名人の羽生二冠
永世名人同士の対決は、名人400年にはふさわしい対決でした。

そして、小学生の頃からのライバル同士です。
そう、まるで小学生の頃から意識している相手が、数年後の時を得て、将棋界の頂点の対決をしている。
気心をお互いに知っている相手が、名人400年の名人戦の舞台で戦う。
森内名人自身の将棋人生、そして、羽生二冠自身の将棋人生が、そのまま名人400年の歴史の中に、名前が刻まれて名勝負を将棋界に残す将棋となりました。

第70期名人戦は、第5局までは先手が勝ちが続きました。
第1局から第5局まで、相居飛車の将棋で正攻法での対決です。
まるで、微差で先手有利を実感する内容が続きました。
やはり、後手で勝てないのか? とよぎる展開の反面、後手で勝てば誰にも文句を言えず、後手の勝利者が名人位であると・・・。


第6局は、第2局の△2七金を△4六金と変化。
一見重いので、指しづらい手を・・・。
そして、後手の森内名人の勝ち。 森内名人の4勝2敗より名人防衛です。


羽生二冠のタイトル獲得の通算81期は、先送りになりました。
将棋界のタイトル獲得の通算80期は、大山15世名人と羽生二冠の2人のみ。
これだけでも、凄い記録なのだが、それ以上を求める羽生ファンの期待が・・・。


<他のブログでも>
ものぐさ将棋観戦ブログ
私が理系だから、そう思うのかもしれないが、これほどの文章の表現力は、いつも感心するばかり。
まるで、対局者の心理を読み解きながら、将棋ファンの心の代弁をしてくれているかのような内容。
読み手を楽しませる内容です。

weblog
将棋ファンであるが、羽生ファンでないweblogさん。
しかし、将棋界の不条理については、鋭い視点で語る。
その鋭い視点が、的を得ているので、読み手もなるほど。 ふむふむ・・・。 納得をしてしまう。

英の放電日記(6/13)
英の放電日記(6/16)
ものぐささんとWeblogさんとは、何度かコメントのやりとりはしましたが、英さんとは、まだコメントのやりとりはしたことがありません。
英さんは羽生ファンで、正直な気持ちをブログにつづっています。
とても、将棋界にはお詳しく、誠実なブログです。
羽生ファンだと共感する部分もたくさんあります。


mixi や Twitter など、名人戦の情報は部分的には入って来ました。
ネット社会で、本当に情報戦の将棋界になってしまった印象があります。
名人400年の歴史の中、情報戦のこの世の時勢になっても、将棋の「奥深さ」は、本当に「奥深い」と痛感します。
この「奥深さ」がプロ・アマを問わず魅力する一因なんですね。


今後とも、Logicalの将棋のブログをよろしくお願いを致します。
資格の勉強で、あまり更新をしていないことは、ブログを見てくださる方に、本当に申し訳がないと思っています。
あまり、期待に添えなくてごめんなさい。

Mちゃんと将棋のひととき

2012-06-02 14:48:38 | ブログ(ファン)
6月1日(金)は、Mちゃん(宮ちゃん)のお宅へおじゃましました。
Mちゃんいわく、ペンネームで書くと羽生さんが負けるとか・・・。
以下は、Mちゃんと呼びたいと思います。


私の自宅から下で2時間半ぐらいかかりました。 帰りは上の高速で2時間ぐらいでした。
Mちゃんの自宅に着くとすぐに、天候が荒れ模様だったので、家庭菜園の『えんどう豆』の収穫をしました。
取りたての新鮮の野菜を頂いて嬉しいです。
Logicalは、以前、農家の組合の事務をしていました。
その組合で扱っていた野菜について分かりますが、他の野菜はあまり詳しくありません。
Mちゃんの家庭菜園の野菜は、扱っていないので、全然分かりませんでした。


MちゃんとLogicalは、2局将棋を指しましたが、1勝1敗でした。
1局目は、Mちゃんの中飛車でした。 Logicalは、左美濃でした。
角交換して、駒台に角があります。 5筋の歩を交換して、お互いに5筋に歩を打たない展開になりました。
▲5九飛、△5八歩打、▲同飛、△6九角、▲6八飛、△7八角成、▲同飛、△5二飛より、Logicalの後手の飛車が成れる展開になりました。
この中盤の手筋(△5八歩打)が決まりLogicalの勝ち。
2局目は、Mちゃんの四間飛車穴熊でした。 Logicalは、左美濃でした。 Mちゃんの歩の両取りをくらい。
Logicalの歩切れの展開になり、以下は勝負手を放すが負けました。 Mちゃんの勝ち。

名人戦の第5局の2日目でしたので、一緒に名人戦中継サイトより観戦をしました。
(先)森内名人 vs 羽生二冠 戦形は、横歩取りの△3三角戦法でした。
Logicalは、△2九飛があるので、羽生二冠の勝ちだろうと見ていました。
しかし、▲3九歩打より流れが先手となり、森内名人の勝ちの将棋になりました。

Logicalが羽生ファンなのは、Logical自身が、オールランドプレイヤーなので、何でも指しこなす将棋です。
プロ棋士で、私の棋風に近いのが、羽生さんなんです。
何でも指して勝っている所が、羽生将棋の魅力です。

羽生二冠が負けたことは、とても残念でした。


小2の男の子と、10枚落ちを指しました。 一緒に、算数と国語の勉強をしました。
Mちゃんは、食事の準備をしてくださり、手作りの心温まる手料理を頂きました。
ホワイトシチュー、から揚げ、さんまを頂きました。
心温まる手料理は、本当に美味しかったです。

中1の女の子が、帰ってきて、ちょっと緊張気味でした。
吹奏楽部をしているので、帰りが夕方遅かったです。
中国で育ったと聞いたので、私の片言の中国語で「美味しいですか?」と質問ました。
「好吃吗? (hao chi ma:ハオ チー マ?)」
中国語は、「四声(音のイントネーション)」と「そりした音」が難しく、綺麗な発音ではなかったようです。

小2の男の子とゲームで遊んだり、相撲ごっこをしたりしました。


子供たちが寝てから、Mちゃんと将棋の話に盛り上がりました。
羽生さんと言えば、2局のNHK杯の名局で話が盛り上がりました。
1つは、羽生五段vs加藤九段戦の△5二銀打。
もう1つは、羽生二冠vs中川七段戦の大逆転の将棋です。
大逆転の将棋は、以前、私が取り上げました。

Mちゃんは、米長ファンだそうです。
米長永世棋聖は、独特な個性があって、ユーモアがある棋士です。
個人的には、最近のコンピューター戦では、2手目の△6二玉を「最善手」という言い方はよくないと思います。
現在のコンピューター相手に、2手目の△6二玉は「最善策」または「最善の作戦」と言って欲しかったです。


Mちゃんには、Logicalの地元のお菓子、動画ソフト、将棋の本2冊をプレゼントしました。
最近は、Mちゃんは中飛車を勉強中とのこと。 2冊とも中飛車の本です。

Mちゃんとのひと時を過ごせて、Logicalは楽しかったです。
いい思い出になりました。 また、機会があれば、一緒に将棋の話をしたいです。
Mちゃん、ありがとうございました。