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将棋の日記

王将戦57-5-2

2008-02-28 20:00:07 | ネット中継(図面)
2月27・28日(水・木)に王将戦の第5局が行われます。

先手:久保八段
後手:羽生王将・王座

戦型:先手四間飛車(鷺宮定跡)

<参考URL>
将棋-毎日jp

穴熊の場合は、攻めだけを考えれば良いですけど。
後手の急戦の時は、攻める時は攻める、受ける時は受けるの攻防が大事な指し方です。


△8四飛と受けました。


△7六歩より攻め合いを目指しました。


美濃囲いには、△2四桂が急所になります。
次に、△3六桂と△1五歩の端攻めの両方が狙いです。


△7七馬と3三の地点に受けました。


△6三金と受けました。


飛車を取った局面です。
ここで、先手の玉が詰めば、後手の勝ちです。


1)▲8四玉、△8五飛、▲7三玉、△7二銀打まで
2)▲7六玉、△6七飛成、▲7五玉、△6五竜、▲8四玉、△8五竜、▲7三玉、△7二銀打まで

羽生王将が4勝1敗より防衛しました。
王将が通算11期です。
タイトル獲得が68期です。 棋戦の優勝が32回です。
タイトル獲得と棋戦の優勝を合わせると、ちょうど100期です。

王将戦57-5-1

2008-02-27 20:45:49 | ネット中継(図面)
2月27・28日(水・木)に王将戦の第5局が行われます。

先手:久保八段
後手:羽生王将・王座

戦型:先手四間飛車(鷺宮定跡)

<参考URL>
将棋-毎日jp


▲4六歩は、後手の居飛車穴熊を警戒した手です。

しかし、後手が急戦ならば突きたくない手であります。
理由は、本譜より説明します。


後手が急戦となりました。
鷺宮定跡、△6五歩早仕掛け、棒銀戦法などが有力です。


鷺宮定跡となりました。
創始者の青野九段より、米長永世棋聖がタイトル戦より採用して、東京の西武新宿線である鷺宮(さぎのみや)に住んでいたことに、名前は由来しています。

▲4六歩を突きたくない理由
例えば、▲4六歩の代わりに、▲9八香とします。
すると、▲7八飛⇒▲6八角⇒▲4六角より後手の攻めをけん制できます。


封じ手の局面です。
私の候補は、▲6六角、▲6八金です。

棋王戦33_2

2008-02-23 01:43:05 | ネット中継(図面)
23日(土)に棋王戦の第2局が行われます。

先手:佐藤棋王・棋聖
後手:羽生二冠(王座・王将)

戦型:ゴキゲン中飛車(丸山ワクチン)

<参考URL>
棋王戦のホームページ
北國新聞特設ページ

お昼休憩
PM12:00~13:00です。


△6五歩と仕掛けました。 開戦は、「歩の突き捨てから」の格言通りです。
仕掛けが成立するか、成立しないかが、注目のところです。


▲5六歩と受けました。 本譜は、△6四銀でした。
△6六歩は無かったのでしょうか?
仕掛けが少し強引だったのかもしれません。


▲3三馬と▲7七馬より2枚の馬を受けに利かせています。
馬は、金銀3枚と言われているので、2枚の馬なので、金銀6枚に匹敵するかも・・・?


部分的には、▲1一馬より後手玉は詰めろです。
▲8三歩成、△同玉、▲8四香、△9二玉、▲8二香成より詰みです。
しまし、△8七金より清算して、先手玉が詰みます。
なので、▲9五歩より攻防の1手です。
▲9六玉より逃げ道がある。


投了図です。
先手玉は、詰みはありません。
後手玉は、▲8八金の1手詰みです。

佐藤棋王の勝ちです。 1勝1敗です。

羽生二冠がゴキゲン中飛車を使用したことは、結構、有力なことを意味していると思います。
羽生二冠は、忙しいので研究する暇はないと思います。
頭の中で、自分なりに結論を導き出している感じがします。

メイドさんがアマ3級を認定

2008-02-21 00:09:26 | プロ棋界情報
<参考URL>
日本将棋連盟

連盟のHP(ホームページ)の右側にオレンジの「将棋ニュースプラス」の「ご主人さま、王手です」より3人のメイドさんが初心者から6か月でアマ3級を目標にがんばる企画がありました。

3人のメイドは、「一之瀬まゆ」、「梨沙帆」、「綾」です。
<参考URL>
一之瀬まゆ
梨沙帆
綾さんはありません。

私がコメントをしました。
一之瀬まゆ(2008/02/02)
梨沙帆(2008/02/08)

2008/01/25は、ペーパ試験です。 3人とも合格しました。
2008/02/01と2008/02/08は、実技試験です。
メイドさんが、プロ四段と6枚落ちで指して、勝てば3級認定です。
伊藤 眞吾四段vs一之瀬まゆ
遠山 雄介四段vs梨沙帆
中村 亮介四段vs綾
3人とも6枚落ちに勝って、日本将棋連盟の3級を認定してもらいました。

プロの四段とアマ四段では、真剣勝負で角落ちがちょうどいいところです。
アマ三段で飛車落ち
アマ二段で飛車香落ち
アマ初段で二枚落ち
アマ1~2級で4枚落ち
アマ3~4級で6枚落ち

そう考えると、ちょうといい手合いでしたね!

一之瀬まゆさんからは、コメントを頂きました。
3人の講師は、遠山四段でした。 師範は中川七段でした。
遠山四段、中川七段、お疲れ様でした。

王将戦57-4-2

2008-02-20 19:18:35 | ネット中継(図面)
2/19・20(火・水)は、王将戦の第4局が行われています。

先手:羽生王将・王座
後手:久保八段

戦型:ゴキゲン中飛車(丸山ワクチン)

<参考URL>
将棋-毎日jp


▲4五銀、△同歩、▲1六飛の飛車を1筋に転回する構想がすばらしいです。
後手の1、2筋の遊び駒を相手にする感覚は、珍しいです。


投了図です。
後手は、角1枚では、攻めも守りがありません。

久保八段の△4二金が問題の1手だと思います。
羽生王将が勝ちました。 これで、3勝1敗です。

王将戦57-4-1

2008-02-19 19:09:59 | ネット中継(図面)
2/19・20(火・水)は、王将戦の第4局が行われています。

先手:羽生王将・王座
後手:久保八段

戦型:ゴキゲン中飛車(丸山ワクチン)

<参考URL>
将棋-毎日jp

ここまで、羽生王将の2勝1敗です。


ここまでは、前例が多い将棋です。
すでに、定跡化されている手順かも・・・?


仮に、▲5八金右の代わりに、▲8八玉ならば、将来、△3三桂⇒△2五桂、▲同飛、△1四角より飛・銀の両取りになります。
それを未然に防ぐ意味で、▲5八金右が最近は、多いと思います。


△4二金でした。
普通は、△2一飛⇒△4二金が普通の手順です。
久保八段の研究手順でしょうか?
少し、羽生王将に挑発(▲3一角)の意味があります。


封じ手の局面です。

△3五銀、▲2八飛、△2五歩、▲3六歩、△4四銀の展開が1例です。
私の予想は、△3五銀です。

渡辺竜王の残留

2008-02-17 14:39:35 | ファン棋士情報
2/15(金)にB級1組の12回戦に(先)島八段vs渡辺竜王戦が行われました。
戦型は相矢倉でした。
結果は、後手の渡辺竜王が勝ちました。
これで、渡辺竜王の6勝5敗よりB級1組の残留が決まりました。

<4人の中学生棋士>
4人の中学生棋士とは、加藤九段、谷川九段、羽生二冠、渡辺竜王です。

(中学生棋士の名人への履歴)
===== 加藤九段 =====
14才:四段
15才:C級1組
16才:B級2組
17才:B級1組
18才:A級
42才:名人

===== 谷川九段 =====
14才:四段
17才:C級1組
18才:B級2組
19才:B級1組
20才:A級
21才:名人

===== 羽生二冠 =====
14才:四段
15才:C級2組
17才:C級1組
19才:B級2組
20才:B級1組
21才:A級
22才:名人

===== 渡辺竜王 =====
14才:四段
15才:C級2組
18才:C級1組
21才:B級2組
22才:B級1組

棋王戦33_1

2008-02-13 19:18:43 | ネット中継(リンク)
棋王戦の第1局が行われます。

先手:羽生二冠 (挑戦者)
後手:佐藤棋王・棋聖

戦型:一手損角換わり

<参考URL>
棋王戦のホームページ
京都新聞社:中継ページ

羽生二冠が勝ちました。

===== 2008/02/15 20:00 追記 =====
丁寧の解説しようと思うと20~30図面が必要な感じです。
ちょっと、読む方が大変な感じもします。

ポイントだけを解説しようと思うと、5~6図面になる感じです。
この将棋の面白さが伝わらない感じです。

<ブロガーの解説>
スピノザ
kurouma
ものぐさ将棋観戦ブログ

序盤:後手が矢倉模様にしました。 後手の四間飛車の前例が多いと思います。
中盤:羽生二冠が綺麗に寄せる感じでしたけど、有利を少しづつ拡大する指し手になっていました。
終盤:佐藤棋王の受けが、すばらしかったですけど、羽生二冠がきっちり有利を、そのまま、リードして詰ましました。

中・終盤の攻防がトッププロらしい将棋でかなり難しい感じです。

羽生二冠の強さ

2008-02-10 13:33:04 | ブログ(ファン)
羽生二冠について、2人のブロガーが取り上げています。

kurouma
weblog(ssay)

(Logical Spaceの考え)
何事でも超一流になるには、基本に戻ることが1番大事だと思っています。
基本と言っても、初心者の基本ではありません。
超一流にとっての基本です。

将棋世界3月号よりP57~58を抜粋
「先入観をもたない、ということです。この局面はこちらがいいとか、この作戦はダメだとか、そういう先入観をもたない。先入観をもたないで見るのは、なかなか難しいんですよ。先入観をもって見るほうが簡単だし、楽だし、しかも効率がいいです。でも、先入観をもたないということは一番大事なことだと思っています。
 ひとつの局面を見るときに、たくさん情報があるとか、たくさん経験があるとか、考えた蓄積があるとか、そういうこととは別に、まっさらな視点で見る。それは逆に、年齢を重ねれば重ねるほど難しくなります。邪魔するものがいっぱい出てきますから」

羽生二冠が強い秘密に、基本である「局面を先入観をもたないで、まっさらな視点で見る」をいつも心がけていることだと思います。

理学部・数学科の私は、ときどき数学の難問を解く時があります。
難問は、公式をあてはめる問題ではなくて、問題を正確に把握して、どのようなアプローチで解く方法が良いのか考えます。
難問を解く時は、まっさらな視点で考える必要があります。

そう考えると、将棋の基本は、ルールの下で、ある局面がどのような変化が最善なのかを考えることだと思います。

これは、プロ・アマ問わず言えることだと思います。


今日のNHK杯は、(先)渡辺竜王vs増田五段戦は、戦型:一手損角換わりより先手の渡辺竜王が勝ちました。
最後の▲1四角の詰めろ、桂取りが印象的でした。

朝日杯

2008-02-09 13:28:01 | トーナメント戦&予選情報
今日、朝日杯が行われます。

<参考URL>
朝日杯

(準決勝:AM10:30開始)
(先)丸山九段vs羽生二冠 丸山九段の勝ち
戦型:後手三間飛車

(先)阿久津六段vs行方八段 行方八段の勝ち
戦型:その他(昔の矢倉に、似ている)


(決勝:AM14:30開始)
(先)行方八段vs丸山九段 行方八段の勝ち
戦型:その他(△3三桂型の角換わりの将棋)

優勝 行方八段 (大山15世名人の最後の弟子)
準優勝 丸山九段