LogicalInSpace

将棋の日記

後手の勝ち越し

2009-03-31 14:14:21 | プロ棋界情報
将棋の公式戦よりYahoo(後手の勝ち越し)が確定しました。
なぜ、後手が勝ちこしたのでしょうか?

後手の作戦を考えてみましょう!
・一手損角換わり
・2手目△3二飛戦法
・4手目△3三角戦法
・後手のゴキゲン中飛車

居飛車党であれば、「一手損角換わり」、「4手目△3三角戦法」
振り飛車党であれば、「2手目△3二飛戦法」、「4手目△3三角戦法」、「ゴキゲン中飛車」
という風に作戦の幅が広がったことが想像されます。

以前にもある戦法が後手だけ以上に高いことはありませんでしたか?
それは、中座飛車ですよね! 一時は7割を超える勝率でした。

ということを考えると、プロも未知の将棋になると手探りになり、勝てる形が分からないままに指している感じですね!

4つの戦法を良く見ると、後手が作戦を選びやすいことがあげられます。
つまり、先手の言い分は通さないことが、先手が不満の展開になった結果かもしれませんね!

もう1つの特徴は、2手目△3二飛戦法を除いて、角交換になる将棋ということです。 「序盤は飛車より角」の格言が思い浮かびます。
後手は角交換をする展開にすると、先手の駒組みが神経を使う展開になるので、後手は実践的に不満はない展開なのかもしれません。

振り飛車党

2009-03-31 14:04:59 | プロ棋界情報
昨日は、純粋な振り飛車党の久保棋王がタイトルホルダーとなりました。
純粋な振り飛車党がタイトルホルダーは、最近は少ないと思います。

私が知っているだけでも。
大山15世名人、藤井元竜王、久保棋王の3人です。

大山15世名人は、大局観に優れた振り飛車党でした。
藤井元竜王は、四間飛車の藤井システムより竜王を保持しました。
久保棋王は、先手三間飛車、後手はゴキゲン中飛車より棋王奪取(だっしゅ)をしました。

それぞれ、特徴がある振り飛車党だと思います。
アマチュアの振り飛車党には、嬉しいニュースですね!

こう見ると時代よっては、振り飛車の作戦が違うことが分かります。
しかし、振り飛車が有力な戦法であることを久保棋王が実績として現してくれたことは、プロ・アマ問わず居飛車と振り飛車の対抗形が増えると思います。

新棋王誕生

2009-03-30 18:55:33 | タイトル戦&予選情報
東京将棋会館で棋王戦の第5局が行われました。

先手:佐藤棋王
後手:久保八段

戦形:ゴキゲン中飛車

佐藤棋王が投了をして、久保八段の3勝2敗より久保新棋王が誕生をしました。
久保八段は、後手ではすべてゴキゲン中飛車を採用しました。
師匠の淡路九段も、喜んでいると思います。


ネットでも騒がれていますが、A級以上は羽生四冠を除いて、来期の順位戦にタイトルホルダーがB級1組にいる事態になりました。

現在は、羽生四冠が名人、棋聖、王座、王将を保持しています。
残りは、B級1組の渡辺竜王、深浦王位、久保新棋王となります。
A級以上は羽生四冠しかいない異常事態になりました。

久保新棋王、棋王を奪取しておめでとうございます。

将棋道場へ

2009-03-28 19:20:10 | 私の道場
今日は、将棋道場へ行きました。
※段位は、アマチュアの町道場です。

6局を指して、3勝3敗でした。
読むのが遅い事が分かったのでじっくりと読みましたが、勝ち越しまでは行きませんでした。

四段:2勝2敗
後手三間飛車、後手四間飛車、横歩取り、一手損角換わり

三段:1敗
矢倉(私は後手:先手の早囲いに後手の急戦)

二段:1勝
先手向い飛車の力戦形

四段を相手に、2勝2敗なので結果的には良かったです。
一応は、三段の実力はあるのかな・・・!? という感じです。

とても、頭が疲れました。
でも、一生懸命に考えて指したので、楽しかったです。

えっ! 定跡ですか?

2009-03-27 09:06:36 | ブログ(ファン)
数人の方に、私のブログをブックマーク(リンク)を貼って頂いています。
本当に心から感謝を致します。

各ブログのリンクは、こちらに貼っています。
将棋のリンク集


私を次のように、紹介して頂いています。
Danchoさん:管理人が道場認定アマ三段ですので、棋力向上には良いかも…のブログ。
即席の足跡さん:プロの将棋界について、そして実戦の鋭い解説はさすが!
weblogさん:道場アマ三段のLogicalInSpaceさんの将棋の日記。定跡の解説をもっと詳しく!と言うのは図々しすぎ?
pao--nさん:将棋倶楽部24で知り合いました。将棋に対して研究熱心です。

いやいや皆さん、私をあまり過剰評価しないでください。 そんなに強くないですよ!
現に、将棋倶楽部24では9級なので・・・。 ちょうど、調子がいい時に道場アマ三段になったと、今は解釈をしています。
でも、このように紹介して頂いて、本当に感謝をしています。


2日前に、weblogさんの紹介文を読みました。 「定跡の解説をもっと詳しく!と言うのは図々しすぎ?」とありました。
いやいや、全然図々しくないですよ! 1部だけは、定跡を解説はしています。
<解説方法>
・定跡を動く画面で解説する
・定跡をパターン化してブログより解説する
・気になる定跡の変化をブログより解説する
・最新形に的を絞って、自分なりに研究してブログより発表する

<その他>
・定跡とは別に、指定局面より自分の研究をブログより発表する

と言うのは構想してあったのはあったのですが・・・。 なかなか実現しなくて・・・。

すごく気になるのは、「村山五段のアマの知らない最新定跡」などの本をそのまま解説をすると、著作権の侵害はちょっと大袈裟かもしれません。
しかし、このようなプロの定跡の解説本が売れない現象が現れると、将棋で収入を得ているプロ棋士の方には悪い気がしています。

実際にそうなんですけど、プロ棋士が定跡を詳しく書いたため、タイトル戦の将棋は、定跡手順の将棋ではなくて、ほとんどが力戦調の将棋が多くなっています。
プロも苦労しているなぁと感じます。
※島九段が角換わりの本を発表して、島九段に角換わりに挑む棋士は、スペシャリスト以外は、挑まなくなりました。 本を出すと、出した本人が苦労する場合があります。
例えば、「一手損角換わり、4手目△3三角戦法、相振り飛車などなど」
後は、最新形の未知の局面も増えています。
例えば、「相矢倉、角換わり腰掛け銀同型、ゴキゲン中飛車、先手三間飛車などなど」

それを考えると、どのような形で定跡を解説するのか?
どこまでの定跡を解説するのか? 「旧形まで」、「最新形まで」、「最新形からプロの実践譜」などの線引きが難しい。

定跡を解説するにしても、本を読まないで私が知っている定跡を紹介する方法、本を読んで詳しく書く方法などの線引きが難しいです。
私はプロではないので、すべての定跡を網羅していないです。


<定跡をパターン化>
私が本を読まないでも、思いつく定跡のパターン化です。

===== 居飛車 =====
・矢倉
(▲3七銀戦法「加藤流、▲6五歩形など」、▲3七桂戦法、森下システム、▲3五歩戦法、脇システム、後手の急戦「中原流、米長流」、駒組みについて「早囲いの牽制」など)

・角換わり
(先手棒銀、腰掛け銀同型「▲2九飛、▲2六飛」、後手の△6五歩、右玉戦法など)

・一手損角換わり
(腰掛け銀、早繰り銀、棒銀、先手・後手の右玉、後手の四間飛車など)

・相掛かり
(▲2六飛「ひねり飛車、腰掛け銀」、▲2八飛「棒銀、腰掛け銀」、塚田システムなど)

・横歩取り
(△2三歩、△3三桂、△3三角「△8四飛、中座飛車」、相横歩取り、△4五角戦法など)

==== 振り飛車 =====
・向い飛車
・三間飛車(升田式石田流、早石田流、2手目△3二飛などを含む)
・四間飛車
・中飛車

振り飛車は、美濃囲い、穴熊の場合と、居飛車が穴熊に対する牽制の駒組み(藤井システム、立石流、ゴキゲン中飛車など)
居飛車は、急戦、左美濃(天守閣美濃を含む)、居飛車穴熊
なので、振り飛車、居飛車の囲いによって定跡は異なります。

振り飛車は、居飛車が急戦の場合は、先手・後手より指し方が微妙に異なる。
なので、同じような仕掛けでも、歩の位置によって仕掛けが成立するしない。 端歩の関係で成立するしないもあります。 幽霊角があるとか? 玉側の端攻めがあるとか?

===== その他 =====
・相振り飛車
・4手目△3三角戦法(後手が振り飛車、居飛車)
・筋違い角
・鬼殺し戦法
・角頭付き戦法

私が思いつくだけでも、これだけがあります。
これらを体系的に解説をするには、かなり大変です。


<まとめ>
私も定跡の解説はしたい気持ちはあるが、なかなか難しい。
解説方法をどうするのか?
プロの定跡書の解説との兼ね合いが難しい。
いつの時代の定跡を解説するか?
私の知っている範囲、調べての範囲より範囲の線引きが難しい。
パターン化で分けるにしても、多すぎるので大変です。

weblogさんの期待に添えない形なって、申し訳ない気持ちです。


<参考までに>
定跡で有名なネットは、千鳥銀の戦法図鑑です。
千鳥銀の戦法図鑑は、全部は見ていませんが、比較的に結論が出ている戦法を選んで解説をしているようです。

王将戦58_7_2

2009-03-26 07:57:09 | ネット中継(図面)
今日は、王将戦の第7局の2日目です。

ネット中継は見ていようと思います。
しかし、リアルタイム中継はする予定はありません。
※もし、質問などがあればコメントをしたいと思います。

封じ手、昼食休憩、投了図ぐらいの図面は、アップしたいと考えています。

羽生王将に防衛して欲しいです。

===== 2009/03/26 10:15 追記 =====

封じ手は、▲4六角でした。 予想どおりです。

===== 2009/03/26 12:40 追記 =====

昼食休憩の局面です。
すでに、双方に寄せの局面になっているので、終盤ですね!
2日目の午後で71手目なので、やはり戦形的に短手数になりそうです。
もしかすると、85手前後で終了する可能性もあります。

※まさか、81手目(9×9)で投了するのでしょうか? (半分冗談です)

===== 2009/03/26 18:55 追記 =====

投了図です。
深浦王位が投了をしました。
投了図以下は、▲6六玉、△7六金、▲6五玉、△7五金、▲6四玉、△6三歩、▲5五玉、△5四銀まで

羽生王将が4勝3敗で、防衛しました。
これで、タイトル獲得が72期となりました。

大山15世名人の80期には、後8期です。
タイトル獲得は、現役では1位、歴代では2位です。

こんなに勝つと、どんな心境なんでしょうね!


羽生王将へ
防衛をおめでとうございます。
今後の活躍を期待したいと思います。

王将戦58_7_1

2009-03-25 15:57:58 | ネット中継(図面)
第58期王将戦の第7局が行われています。

先手:深浦王位
後手:羽生王将(名人・棋聖・王座)

戦形:横歩取り(中座飛車)

今日は、用事がありましたので、リアルタイム中継が出来ませんでした。
また、いつ体調が悪くなるか分からないです。

===== 2009/03/25 16:05 追記 =====

タイトル戦では久しぶりの中座飛車です。
先手の▲5八玉を見ると、とても懐かしい感じがします。

===== 2009/03/25 18:25 追記 =====

封じ手の局面です。
戦形的に短手数で終わる気配がありますね!
普通に指すならば▲4六角でしょうか?

いや、本当に羽生王将はどんな戦形も指しますね!
見ていて楽しいです。 ちょっと目まぐるしいですけど。

kuroumaさんのブログより解説をしているので、参考にしてください。

将棋の勉強法2

2009-03-24 05:30:22 | 私の将棋
自己分析をして、自分の弱点が分かりました。
そして、自分なりの将棋の勉強法を考えました。

もし、過去の記事を見て、他にこんなことをした方が棋力向上出来ますよ!
というアドバイスがあればご教授をください。
よろしくお願いを致します。

でも、自己分析は自分の弱点を知る意味でいいですよ!