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将棋の日記

竜王戦

2012-11-21 18:15:12 | プロ棋界情報
渡辺竜王に挑戦する丸山九段です。

タイトル開始前に、期待外れの将棋は見たくないことを書きました。(2012/09/14の記事)

予想通りの盛り上がりに欠ける展開になりました。
ほとんど、去年と同じ展開です。

なぜ、丸山九段の『先手の角換わり』、『後手の一手損角換わり』が渡辺竜王に通用しないことは、体で分かっているのに採用するのか、はなはだ疑問を感じます。
第4局は、丸山九段の勝ちで1勝3敗になりましたけど。
矢倉とか、中座飛車とか、相掛かりとか、他にも色々と戦法はあると思うけど。

渡辺竜王と丸山九段の相性で、二日制の対局には向いていない感じです。
だから、タイトル戦のような迫力、そして魅力がある将棋が見れない感じがします。
もしかすると、一日制だと面白い展開かもしれないですね。


当然、渡辺竜王は勝っているので、戦法を変える理由は見当たらないですよね。
勝負だから当然だと思うけど。
変えるならば、丸山九段が戦法を変えないといけないのではないのでしょうか?


角換わりの将棋は、他の戦法に比べて短手数で終わりやすいこと。 序盤はある程度は整備されていること。
を考慮して、二日制に向けての駒組みを考えて欲しいですね。
一日目の午後3時ぐらいまでに、『序盤の駒組み』から『仕掛けの部分』になるように、2日目からはじっくりと時間をかけて読みぬけが無いように指して欲しいですね。
第1局の83手目に丸山九段の▲4四角の予定だったみたいだけど、完全に読みぬけですよね。
読むぬけの将棋をタイトル戦では、見たくはないですね。 内容的にも僅差ならば、分かるけど。

去年、今年と対局を見て、『対局者』と『戦法』と『二日制のタイトル戦』の相性があまり良くない感じがします。
丸山九段が弱いとは思わないけど、相性が悪いので、一方的な展開になっている気がしますね。


いまいち、盛り上がりに欠けますね。
将棋ファンが見たいのは、解説のプロが見ても難しい展開の将棋です。
アマチュアの四段以上の方は、ある程度は棋譜だけを見ても、何となく分かると思うけど。
一般のファンは、解説のプロのコメントを見るので、コメントでも難しい内容にして欲しいと思う。