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LogicalInSpace

将棋の日記

王位戦49_2_2

2008-07-24 14:06:07 | ネット中継(図面)
今日は、王位戦の第2局の2日目が行われます。

先手:深浦王位
後手:羽生四冠

戦型:後手の三間飛車(2手目の△3二飛)

王位戦中継ページ

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図面を入れながら、Skypeで解説しようと思っています。
コメントがあれば、レスしようと考えています。


===== 棋譜解説 =====
(解説はLogical Spaceのオリジナル)

===== 2008/07/24 14:10 追記 =====

封じ手は、▲4四歩でした。
狙いは、▲7三桂から銀を取得して、▲4三銀と打ってからばらして、▲4一飛より王手・金取りを狙っています。
▲7三桂、△7一金、▲8一桂成、△同金より先手は、飛車の打ち込みがないので指しずらいでしょうか?

※相掛かりの▲2四歩と仕掛けた将棋の力戦型に似ている将棋です。

<形勢判断>
駒の損得:先手の桂と2歩の交換(先手は歩切れ)より互角
駒の働き:先手の2八飛が八段の受け駒、後手は飛・角を持ち駒より後手が若干よし
玉の堅さ:先手は広い、後手は広い(6~8筋)より互角
手番:後手
形勢は互角
※先手が低い陣形がこの場合は良いと思う


4三の地点が焦点になっていますので、歩を成り捨てて、△4二歩を打ちます。

<形勢判断>
駒の損得:先手の桂と3歩の交換(先手は歩切れ)より互角
駒の働き:先手の2八飛が八段の受け駒、後手は飛を持ち駒より後手が若干よし
玉の堅さ:先手は広い、後手は広い(6~8筋)より互角
手番:後手
形勢は互角
※先手が低い陣形がこの場合は良いと思う


14:20の現在の局面が▲5六金です。
先手からは、▲7三桂、▲7三角の筋がなくなっています。
ここでも4三の地点が焦点になっています。

<形勢判断>
駒の損得:先手の桂と2歩の交換より先手少し良し
駒の働き:先手の2八飛が八段の受け駒、後手は飛を持ち駒より後手が若干よし
玉の堅さ:先手は広い、後手は広い(6~8筋)より互角
手番:後手
形勢は互角

===== 2008/07/24 15:10 追記 =====

1つ前の△1四角は攻防の手でした。(または、遠みの角)
後手は、次の狙いは△6七飛、▲7八銀、△5七飛成、▲5八金、△5六竜が狙いです。
▲6八玉ならば、△6四歩、▲同金、△2六飛が狙いです。
予想は、▲7八銀でしたが、▲7三歩の攻め合いと成りました。

<形勢判断>
駒の損得:先手の桂と2歩の交換より先手少し良し
駒の働き:先手の駒が働いている、後手は飛を持ち駒より互角
玉の堅さ:先手は広い、後手は広い(6~8筋)より互角
手番:後手
形勢は互角

===== 2008/07/24 19:10 追記 =====

投了図です。
後手玉は、▲5三銀、△4一玉、▲4二香成、△同金、▲同飛成まで
先手玉は、△7五銀、▲9五玉、△8四金、▲9六玉、△9五歩(反則:打ち歩詰め)より詰まない。
よって、深浦王位が勝ちました。

▲9六歩、△9四歩より▲9一飛の構想が良かった感じです。
なので、今度から△9四歩としない将棋になると思います。

棋聖戦79_5

2008-07-18 01:12:11 | ネット中継(図面)
竜王戦と棋聖戦が行われるので、図面を序盤、中・終盤、投了図の3図面×2より6図面を考えています。 ご了承してください。

今日は、棋聖戦の佐藤棋聖vs羽生三冠が行われます。(AM9:00開始)

先手:佐藤棋聖
後手:羽生三冠(名人・王座・王将)

戦型:一手損角換わり

産経将棋ニュース

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===== 2008/07/18 10:00 追記 =====

一手損角換わりとなりました。
△2二飛が、羽生三冠が負けない指し方だと思います。
負けるにしても簡単には負けないぞ、気迫を感じます。

<形勢>
駒の損得:互角
駒の働き:互角
玉の堅さ:互角
手番:先手
形勢は互角

===== 2008/07/18 15:20 追記 =====

この局面ならば、羽生三冠の勝つ確率は55%です。
たぶん、羽生三冠は間違えないので勝つかも知れません。

<形勢>
駒の損得:後手3歩得
駒の働き:先手は無駄がない、後手は「3七と」が出来ている、後手が少し良い
玉の堅さ:先手は穴熊の3枚、後手は美濃の3枚より先手が少し良い
手番:後手
形勢は微差で後手が良し
※後手の駒得と「3七と」より微差で後手がいい感じです。
※局面が落ち着けば、歩得が生きることになりますので、先手は効率よく攻めいたいところです。
※棋風より居飛車穴熊を良く指す人は先手持ち、振り飛車を指す方は後手持ちの局面なので、まだまだこれからの将棋です。
※はっきりどちらがいいと言う局面ではありません。 でも、プロの場合はこの微差が大きいのだけど・・・。

===== 2008/07/18 19:10 追記 =====

投了図です。
以下は、▲同銀、△同銀成、▲8七金、△9九玉、▲8八銀の追い詰めです。

羽生三冠が勝ちました。
これで棋聖を奪取して、羽生四冠となりました。

竜王戦決勝トーナメント(7/18)

2008-07-18 01:08:34 | ネット中継(図面)
今日は、竜王戦の決勝トーナメントの久保八段vs阿久津六段が行われます。(10時開始)

先手:久保八段
後手:阿久津六段

戦型:相振り飛車(▲三間vs△向い)

竜王戦中継ページ

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===== 2008/07/18 11:10 追記 =====

相振り飛車となりました。
阿久津六段は普通に居飛車にするのは、久保八段の思うつぼになると思って、力戦型にしたと思います。

<形勢>
駒の損得:互角
駒の働き:互角
玉の堅さ:互角
手番:先手
形勢は互角

===== 2008/07/18 15:50 追記 =====

模様は後手が少しいい感じですが、形勢は互角だと思います。

<形勢>
駒の損得:互角
駒の働き:先手は7八飛が遊んでいる、後手は無駄がないので少し後手が良い
玉の堅さ:先手は金無双の3枚、後手は美濃の3枚より少し後手が良い。
手番:後手
形勢は互角
※ただし、後手の方が少し模様がいい感じです。

===== 2008/07/18 22:30 追記 =====

投了図。
以下は、▲2八玉、△3八金打まで。

阿久津六段が勝ちました。

次は、木村八段と対戦となりました。

王位戦_49_1_2

2008-07-15 13:56:48 | ネット中継(図面)
===== 2008/07/15 13:55 追記 =====

▲6六角と打ちました。

<形勢>
駒の損得:互角
駒の働き:先手は打ち角、後手は持ち角の差ですが、現在は互角
玉の堅さ:先手は2枚(▲9五歩より1つ広い)、後手は2枚(△1四歩)、現在は互角
手番:後手
形勢は互角

===== 2008/07/15 14:05 追記 =====

△同香、▲同香成、△6二飛、▲9七角だと、先手の成香より先手が良いです。
なので、後手の飛車は逃げると思います。

<形勢>
駒の損得:先手は2歩得。
駒の働き:先手は角が質駒、後手は飛車が質駒、現在は互角
玉の堅さ:先手は2枚、後手は2枚、現在は互角
手番:後手
形勢は互角

===== 2008/07/15 14:20 追記 =====

形勢は先手有利ですが、後手の2枚角の使い方に注目です。
後手にうまい角の使い方があれば、逆転の可能性があります。
まだまだ、微差で先手が有利なので、これからの将棋です。
※個人的には、羽生三冠は間違えないと思うのでこの時点で、羽生三冠が65%ぐらいで勝ちだと思います。

<形勢>
駒の損得:先手は1歩得と(桂・香)と角の2枚換えより先手良し。
駒の働き:先手はすべての駒が働いている、後手ははすべての駒が働いているので互角。
玉の堅さ:先手は2枚、後手は2枚、現在は互角
手番:後手
形勢は先手有利

===== 2008/07/15 14:50 追記 =====

前図から△8六歩と1手指したところで、羽生三冠が長考しています。
1)▲2四歩、△同歩、▲5五桂、△5二銀、▲3四歩の展開が予想されます。
2)▲2四歩、△同歩、▲3六桂の展開が予想されます。

<形勢>
駒の損得:先手は1歩得と(桂・香)と角の2枚換えより先手良し。
駒の働き:先手はすべての駒が働いている、後手ははすべての駒が働いているので互角。
玉の堅さ:先手は2枚、後手は2枚、現在は互角
手番:後手
形勢は先手有利

===== 2008/07/15 16:00 追記 =====

△同歩、▲5六金、△4七桂成、▲4四香、△5二銀、▲3四歩の展開が予想されます。

<形勢>
駒の損得:先手は2歩得と(銀・香)と角の2枚換えより先手良し。
駒の働き:
先手は2筋の飛車を活用をしています。 先手は▲4七金は質駒です。 ▲9七香が遊び駒(しかし、終盤で効果がある可能性があります。)
後手は、△5五桂の金取りになっています。(たぶん、▲5六金より金が逃げると思います。) △7三金が遊び駒。
△7三金を考えると、先手の駒の方が効率はいいと思います。 
玉の堅さ:先手は2枚、後手は2枚、現在は互角
手番:後手
形勢は先手有利

===== 2008/07/15 17:10 追記 =====

△5二飛、▲4四桂(△5一飛、▲3二銀、△2二玉、▲2四飛、△3三玉、▲2三飛成より詰み)、△同金、▲同銀、△5一飛、▲4三銀成の変化は先手良し。
なので、飛車は逃げないと思います。

<形勢>
駒の損得:先手は2歩得と銀2枚と角の2枚換えより先手良し。
駒の働き:
(先手)2筋の飛車を活用をしています。 先手は▲4七金は質駒です。 ▲9七香が遊び駒(しかし、終盤で効果がある可能性があります。)
(後手)△7三金が遊び駒。 △5五桂の金取りと6七の地点に利いています。 △9六角が金を狙っています。 後手の角が効率よく使われています。
効率はどちらがいいとも言えないので、互角でしょうか。 
玉の堅さ:先手は2枚、後手はなし、先手はがいい。
手番:後手
形勢は先手有利ですが、駒の効率より逆転の可能性があります。

===== 2008/07/15 18:15 追記 =====

△6七角、▲8八玉、△8七歩、▲同玉、△8九角成の次に△9五桂、▲9七玉、△9六歩、▲同玉、△7八馬、▲9五玉、△8四金打までの詰みを狙っています。
後手の角がうまく活用して逆転模様です。
やはり、後手の角の使い方によって先手の駒得で有利でも、逆転の要素はあると思います。

<形勢>
駒の損得:先手の銀・香得。 先手良しですけど終盤なのあまり関係ありません。
駒の働き:
(先手)2筋の飛車を活用をしています。 先手は▲4七金は質駒です。 ▲9七香が遊び駒(しかし、終盤で効果がある可能性があります。)
(後手)△7三金が遊び駒だけど、先手の入玉を阻止している意味もあります。 △5五桂の金取りと6七の地点に利いています。 後手の角が効率よく使われています。
効率はどちらがいいとも言えないので、互角でしょうか。 
玉の堅さ:先手は1枚、後手はなし、先手はが少しいい。
手番:先手
形勢は先手有利ですが、駒の効率より逆転の可能性があります。

kuroumaさんでも解説しているので、そちらも参考にしてみてください。

===== 2008/07/15 18:45 追記 =====

前図の△6七角、▲8八玉、△8七歩と進みました。 ▲同玉は解説通りに先手が危ないので、▲9八玉でした。
ここで、△4一玉の顔面受けは、後手の変調ですね! 後手の攻めが切れ模様ですか・・・。

<形勢>
駒の損得:先手の角・銀得。 先手良しですけど終盤なのあまり関係ありません。
駒の働き:
(先手)▲5一銀が攻めの拠点。
(後手)△7三金が遊び駒だけど、入玉を阻止。 △6九竜が攻めの拠点。 攻め駒が桂・金・竜の3枚です。 4枚の攻めは切れないと言われているので、難しい。 
玉の堅さ:先手は1枚、後手はなし、先手はが少しいい。
手番:先手
形勢は先手有利です

※後手は駒損しているので、終盤で駒不足すると即不利になります。

===== 2008/07/15 19:00 追記 =====

投了図です。
後手は逆転にならず、先手の羽生三冠が勝ちました。


===== Logical Spaceより =====
61手目の14:20の段階で、先手有利になりました。
もちろん、後手の角がうまく使う展開になると逆転の要素は、もちろんありますけど。
やはり、後手は△9六角より角をうまく使う手順を発見しました。
これから、終盤は「駒の損得より速度」なので、後手は駒(今回は角)の効率より形勢を難しくしました。
やはり、羽生三冠なので間違えず、そのまま微差を保ちながら勝ちきりました。
私の印象です。

将棋は逆転するゲームなので、勝負は最後まで分かりません。
今回も逆転する可能性を秘めた感じで、とても、面白かったです。


<形勢判断>
今回から形勢判断を入れました。
少しは、難解なタイトル戦のプロの将棋を楽しめると思います。
少しは、局面の見方が分かると思います。

王位戦_49_1_1

2008-07-14 11:26:56 | ネット中継(図面)
今日と明日は、王位戦の第1局が行われます。

先手:羽生三冠
後手:深浦王位

戦型:一手損角換わり

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===== 棋譜解説 =====
(解説はLogical Spaceのオリジナル)

===== 2008/07/14 11:30 追記 =====

一手損角換わりの腰掛け銀になりました。

<形勢>
駒の損得:互角
駒の働き:互角
玉の堅さ:互角
手番:先手
形勢は互角


昼食休憩(PM0:30~1:30)

<形勢>
駒の損得:互角
駒の働き:▲6一金が遊び駒または角の打ちを防ぐ、△7三桂が遊び駒より互角
玉の堅さ:先手は2枚、後手は3枚より後手が良い
手番:先手
形勢は互角

===== 2008/07/14 18:10 追記 =====

昼食休憩後、10手進みました。
封じ手の局面です。
普通に指すならば、▲2四歩、▲1五歩、▲7五歩です。
通常の形とは▲4七金、▲6七歩の形が違います。

<形勢>
駒の損得:互角
駒の働き:互角
玉の堅さ:先手は2枚、後手は2枚より互角
手番:先手
形勢は互角

竜王戦決勝トーナメント(02)

2008-07-10 00:17:05 | ネット中継(図面)
竜王戦決勝トーナメントが7/10に、増田五段vs糸谷五段が午前10時から行われます。
場所:関西将棋会館

先手:糸谷五段
後手:増田五段

戦型:一手損角換わり

読売新聞

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※最近は体調があまり良くないので、リアルタイム中継はあまり期待しないでください。 体調がよい時に、局面のポイントを選んで解説はしようと考えています。

===== 棋譜解説 =====
(解説はLogical Spaceのオリジナル)

===== 2008/07/10 12:00 追記 =====

一手損角換わりとなりました。
先手は▲1五歩、右玉の含みもあります。

===== 2008/07/10 12:10 追記 =====

お昼休憩(PM0:10~1:00)

===== 2008/07/10 23:50 追記 =====

▲5六銀と好位置に移動しました。


▲4五歩の交換をしました。


珍しい垂れ歩(▲4二歩)です。


待望の▲6一角です。


面白い受け方(▲2六桂)です。
後手からの△2六香を受けています。


投了図です。
増田五段が投了しました。

糸谷五段が勝ちました。
今度は羽生三冠です。 (今度、対局する時は棋聖を奪取して、四冠だったりして・・・)

同門対決でしたが、森七段の心中は・・・。
関西将棋会館で森七段も対局でした。
森七段も対局終了後、弟子の2人の将棋を見ていたらしいですが・・・。

森七段のブログ(2008/07/11)
森七段の心境が分かり、師匠しては負けた方のことも考えるので、複雑な気分だそうです。

棋聖戦79_4

2008-07-08 08:15:01 | ネット中継(図面)
第79期 棋聖戦 第4局が今日、午前9時から行われます。
場所:宝荘ホテル 愛媛県松山市 鷺谷町2-20

先手:佐藤棋聖
後手:羽生三冠(名人・王座・王将)

戦型:角交換型の力戦型

産経新聞

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※レスは、自動更新のブラウザを使用しているので、早めにレス出来ると思います。

(お願い)
リアルタイム中継は、病気(バセドウ病・うつ病の睡眠障害)より療養中なので、あくまでも、体調が良い時にやっているので、その旨も考慮してください。


===== 棋譜解説 =====
(解説はLogical Spaceのオリジナル)

===== 2008/07/08 11:30 追記 =====

角交換の後、飛車先を交換して、△3五角です。


▲1五角(15手目)⇒▲2二飛成(17手目)より激しい変化となりました。
▲1一馬の局面は、(銀・桂・香)と飛車の交換です。


囲い合った局面です。
先手は銀1枚の囲い、後手は金・銀の囲いです。
先手の3枚換えなので、先手が駒得していますが、囲いの差があるので微差で先手がいい感じです。
後手は、駒の効率で模様を良くしたい感じです。

===== 2008/07/08 15:20 追記 =====
今日は体調が悪いので、リアルタイム中継はお休みします。

===== 2008/07/08 17:30 追記 =====
少し疲れていますが、再開します。

先手からの小駒より速い寄せがないのを確認して、大駒を活用していると思います。
形勢判断(4つの要素)は、『手番、玉の固さ、駒の効率、駒の損得』を総合的に考えます。
後手は、駒を損しているので、『玉の固さ』と『駒の効率』より形勢を難しくしたいので、大駒を活用するのはプロでは常識的な大局観だと思います。


先手は、駒得しているので、小駒を使って攻めたいです。
まずは、基本通りに相手の大駒を攻めるのは、有段者では常識的な指し方です。
大駒を攻めて、小駒より少しづつ寄せます。


駒の損得:(金・銀・桂)と(飛車・香)の交換です。 先手が駒得。
玉の固さ:先手は金・銀、後手は、馬・銀です。 後手が少しいい。
駒の効率:先手は馬が働いている、後手は2枚飛車の攻め、馬が守り、香が攻めに働いています。 後手が少しいい。
形勢は難しいです。

先手は、2枚飛車の攻めをどうのように止めるか。 または、小駒でどのように寄せるか。 そこが勝負の見どころだと思います。

===== 2008/07/08 18:50 追記 =====

▲同金は、△8九銀、▲7七玉、△4七竜より王手馬取りなので、この変化は後手の勝ちです。 

(追記:21:30)
他の方のブログを見ると、▲同金、△4七竜より後手の勝ちとありますけど・・・。
▲6二と、△同銀、▲同馬、△同玉、▲5七金引より紛れを与える分だけ損だと思いました。
たぶん、この変化でも後手が勝つと思いますけど、かなり紛れると思います。


===== 2008/07/08 18:55 追記 =====

投了図です。
後手玉は詰まず、先手玉は必至より後手の勝ちとなりました。

羽生三冠の勝ちより2勝2敗になりました。


===== Logical Spaceより =====
やりました。 やりました。
さすが、羽生三冠です。 希望を持たせてくれます。
今日の将棋は、米長永世棋聖の泥沼流ような将棋でした。

形勢判断から、駒を損しても、『玉の固さ』と『駒の効率』で形勢を難しくすることは、『名人に定跡なし』のような指し方でした。

竜王戦決勝トーナメント(01)

2008-07-04 08:29:04 | ネット中継(図面)
竜王戦決勝トーナメントが7/4に、糸谷五段vs豊島四段が午前10時から行われます。
場所:関西将棋会館

先手:豊島四段
後手:糸谷(いとだに)五段

戦型:一手損角換わり

読売新聞

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===== 棋譜解説 =====
(解説はLogical Spaceのオリジナル)

===== 2008/07/04 10:20 追記 =====

後手は一手損角換わりの戦型を選択しました。

===== 2008/07/04 10:30 追記 =====

先手は作戦の分岐点です。 棒銀、早繰り銀、腰掛け銀が考えられます。
・棒銀(▲2五歩⇒▲2七銀)
・早繰り銀(▲2五歩⇒▲3六歩⇒▲3七銀)
・腰掛け銀(▲4六歩⇒▲4七銀)
手の候補は、▲2五歩、▲4六歩、▲6八玉などが考えられます。

結果、▲1五歩⇒▲4六歩となり、腰掛け銀模様となりました。

===== 2008/07/04 11:20 追記 =====

先手の▲1五歩、▲2五歩が珍しい形。
豊島四段が長考しています。
後手の態度がはっきりしていなので、先手は構想を練りつつ、後手の狙いをふさぐことを考えていると思います。
後手は、△4一玉から腰掛け銀または△6二玉から右玉が考えられます。
△糸谷五段は、右玉を得意にしているので、▲豊島四段は相手の得意形(形勢は別として)にしたくないことも考えていると思います。

===== 2008/07/04 12:10 追記 =====

昼食休憩(12:10~13:00)
▲1五歩、▲2五歩より先手の右玉を含みに指しました。
▲2九飛(29手目)より右玉がほとんど確定しました。
糸谷五段が右玉を得意にしているので、相手の得意戦法を豊島四段が採用しました。
これは心理戦、相手に自分の得意戦法をされると、あまりいい気分ではありません。 豊島四段は糸谷五段に心理的なプレシャーを与えています。
先手が右玉なので、後手は飛車先を保留する意味がなくなりましたので、△8五歩(36手目)としました。

===== 2008/07/04 15:00 追記 =====

後手は△1二香と穴熊に目指します。
▲1五歩との兼ね合いからだと思います。


39手目以降
1)▲6六銀、△8六歩、▲同歩、△同飛、▲8七歩、△8二飛、▲5五歩の展開
2)▲6六銀、△7三桂、▲5五歩、△6五歩、▲7七銀、△6三銀の展開
などの手を予想していました。
本譜は▲6六銀(39手目)、△4二金・・・でした。
先手は4筋から仕掛けました。

===== 2008/07/04 15:40 追記 =====

▲5七銀⇒▲5六銀⇒▲6六歩⇒▲6五歩と指したいです。
後手は穴熊に囲いたいです。
お互いの言い分が通りますでしょうか・・・。

===== 2008/07/04 16:30 追記 =====

△2三銀(58手目)、▲2九飛、△2四歩を予想していました。
△3五歩(58手目)の狙いは次に、△3六歩、▲同銀、△6九角です。
1)▲7七金と角打ちを防ぐ。
2)▲2九飛、△3六歩、▲同銀より形を乱れるが、角打ちを防ぐ。

===== 2008/07/04 17:10 追記 =====

63手目以降は
1)▲1七玉
2)▲5四歩、(△同歩、▲7一角、△8三飛、▲3五角成より先手よし)、△同金より玉の囲いをみだします。
を予想していました。
本譜は、▲2七歩(63手目)でした。

===== 2008/07/04 17:25 追記 =====

勝負手の△8八角(68手目)、強引に破ろうとする手です。
後手は穴熊なので、成立する感じもしますが・・・、この後の展開が見どころです。
69手目以降の▲8七歩、▲7七桂、▲7七角は解説より後手が穴熊でよし。
▲9七桂(69手目)を予想。

本譜、△8八角(68手目)、▲1四歩と進みました。
先手は3歩あるので、端に手をつけました。
また、後手は大駒を打っているので、後手からの大きなカウンターがないと見越している感じです。
ボクシングでいうノーガードの殴り合い見たいな展開になりました。
勝っても、負けても、若々しく勢いのある手の連続です。

===== 2008/07/04 18:20 追記 =====

夕食休憩(18:10~19:00)
74手目以降は△同香、△同銀、△同桂が考えられます。
後手の指し手に注目です。

※終局までする予定なのでコメント、Skypeより一緒に観戦が出来ると嬉しいです。

===== 2008/07/04 20:00 追記 =====

△5七角(86手目)で、先手の豊島四段が長考しています。
後手に寄せるには、▲2五桂⇒▲1三桂成と2手かかります、それを見越しての△5七角だと思います。(最低でも2手すき)
私もどのように指すのか、分からない難解な局面です。
さて、次の1手は・・・。

===== 2008/07/04 21:00 追記 =====

▲3八歩が粘りのない手でした。 △3九銀(94手目)が好手でした。
私は、▲7九飛を予想していました。 でもプロ的には指しずらいかな・・・。


投了図です。
先手の玉は1手1手の寄りです。 後手の玉は寄りがありません。
▲2八金には△3六銀より攻めが続きます。
先手の豊島四段が投了しました。
糸谷五段の勝ちです。

7/10に増田五段vs糸谷五段戦(同門対決)となりました。


===== 2008/07/04 23:20 追記(修正) =====
竜王戦の中継のコメントが整えられているので、もう1度、見てみると面白いと思います。

58手目の△3五歩は、全然読んでいなかったです。
局面の急所を捉えるのが、さすがプロだと思いました。
将棋の急所は、1局に3ヵ所あると言われています。
▲2四歩からの仕掛けあたりが、3ヵ所の1つだと感じました。

竜王戦の決勝トーナメントの森七段門下の活躍。
森七段門下は、山崎七段、増田五段、片上五段、糸谷五段といます。
今期は、山崎七段と増田五段、糸谷五段が決勝トーナメントに名前があります。
前期は、片上五段が決勝トーナメントに名前がありました。
※片上五段より増田五段も森七段門下と分かりました。(修正)
※森七段門下には、安用寺(あんようじ)五段もいます。(追加)

森七段門下で有名なのは、村山 聖九段(元A級棋士)です。
村山九段には、「終盤なら村山に聞け」と言われるほど、終盤がとても強かったそうです。

森七段は、きっと喜んでいるでしょう。

棋聖戦79_3

2008-07-02 07:53:34 | ネット中継(図面)
第79期 棋聖戦 第3局が今日、午前9時から行われます。
場所:ホテルニューアワジ 兵庫県洲本市古茂江海岸

先手:羽生三冠(名人・王座・王将)
後手:佐藤棋聖

戦型:矢倉(▲3七銀戦法)

産経新聞

Skype(インターネット無料電話)
図面を入れながら、Skypeで解説しようと思っています。
コメントがあれば、レスしようと考えています。
※レスは、自動更新のブラウザを使用しているので、早めにレス出来ると思います。

===== 棋譜解説 =====
===== 2008/07/02 9:15 追記 =====

矢倉模様となりました。
佐藤棋聖は、羽生三冠の指し手に堂々と受けるようです。
先手は、3七銀戦法または森下システムになるか、見どころです。

===== 2008/07/02 9:35 追記 =====

先手は、▲3七銀戦法となりました。
しかしまだ、矢倉の基本の24手組にはなっていません。
後手が、△3二金を保留しているので、早囲いの含みがあります。(実際はしないと思いますけど)
※通常の矢倉24手組にはなりませんでした。(後手は早囲いを含みに駒組みしています。)

===== 2008/07/02 10:20 追記 =====

ここでの△8一飛は初めて見ました。
たぶん、ここから未知の局面になると思います。
後手は、右玉を含みに指しています。

===== 2008/07/02 11:00 追記 =====

後手は、△5二玉と中央へ行きました。
▲1七香は、先手は手を渡す意味だと思います。
後手の指し手に応じて、先手は作戦を決めると思います。

===== 2008/07/02 12:00 追記 =====

12:00~13:00まで昼食休憩です。
1)▲5八飛、△6四角、▲4六銀、△8五桂、▲8六銀、△7五歩、▲5五歩の展開
2)▲6五歩、△同桂、▲6六銀、△6四歩、▲5八飛の展開
などが考えられます。 単に▲5五歩もあるような感じです。

===== 2008/07/02 13:45 追記 =====
体調が悪いので、休憩します。

===== 2008/07/02 16:00 追記 =====

休憩が終わった時の局面です。

===== 2008/07/02 16:50 追記 =====

2筋、3筋を捌いて、▲2四飛です。
▲2二飛成をどのように受けるのでしょうか?

===== 2008/07/02 17:30 追記 =====

▲4五銀は、次に▲4四歩、△5四金、▲4三歩成を狙っています。
▲4五銀は、良い手だと思います。

===== 2008/07/02 18:10 追記 =====

▲4五銀には、△7三玉より「玉の早逃げ8手の得」です。
△7三玉には、▲7五歩より玉頭攻めです。
▲7五歩には、△8三玉よりかわします。
玉が右辺へ逃げました。(竜と反対側)

===== 2008/07/02 19:00 追記 =====

投了図です。
羽生三冠が勝ちました。 これで、1勝2敗です。
投了図以下は、後手玉に詰みはありませんが、先手玉はゼットより詰まないので、後手の玉は1手1手の寄りのため後手は投了しました。


多忙だった羽生三冠ですが、先週は対局がなかったので少しはリラックスして指せたのでしょうか?
今度の対局も来週ですね!

名人戦 羽生三冠を奪取
棋聖戦 羽生三冠の挑戦者(後2勝)
王位戦 羽生三冠の挑戦者
王座戦 羽生三冠のタイトル保持者
竜王戦 羽生三冠の挑戦者の可能性
王将戦 羽生三冠のタイトル保持者
棋王戦 羽生三冠の挑戦者の可能性

を考えると2度目の七冠制覇の勢いもあります。
また、永世七冠の可能性もあり、羽生三冠の対局結果には、いつも注目です。

とりあえず、棋聖を奪取するには、後2勝です。
残りは、後手、振り駒なので、後手での1勝は必ず必要であります。

本譜は矢倉になりました。
後手の佐藤棋聖が△5二玉と中央に囲う、珍しい相矢倉の将棋となりました。
矢倉は、先手が主導権を握れるので、仕掛けてそのまま勝ちきるのが理想的な先手の勝ち方です。
▲4五銀がうまく攻めをつないで、そのまま勝ちきりました。

===== 2008/07/03 10:40 追記 =====
▲4五銀(73手目の17:30 追記より)の局面の形勢判断について
形勢判断の4つの要素(手番、駒の損得、駒の効率、玉の固さ)より判断します。
厳密には、先手の1歩損より竜を作った局面だと思います。
先手の主導権で、先手が面白いと思いますが、あくまでも微差で先手がいい感じです。
なので、先手の主導権で面白いが、形勢は不明だと思います。
===== ここまで =====

※矢倉の後手は、先手の攻めを受け止めて、カウンター狙いで勝つ将棋が多いと思います。

アマチュアがプロの将棋を見ると確かに難しいです。
なぜなら、プロの将棋は、相手の手を消しながら指しているので、水面下の変化が多いです。
△9五歩は、昔では雀指しで先手不利だったのが、深浦王位の▲5四香より先手でも指せるようになりました。
プロはこのような変化を知りながら指しているので、多くの変化を頭に入れながら指しています。


(その他)
船戸女流二段が日本将棋連盟を退会⇒日本女子プロ将棋協会(LPSA)に移籍となりました。
しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会の優勝者の武田俊平さん(28歳 千葉市在住 会社員)がプロ編入試験を受験することになりました。 師匠は瀬川四段です。
船戸女流二段と武田俊平さんの活躍に注目です。

棋聖戦79_2

2008-06-21 12:30:43 | ネット中継(図面)
棋聖戦の第2局です。
午前中は、体調が悪かったです。 午後から見ようと思います。

先手:佐藤二冠(棋聖・棋王)
後手:羽生三冠(名人・王座・王将)

戦型:角交換型の後手の四間飛車⇒向い飛車

<参考URL>
MSN産経将棋ニュース

Skypeより解説します。(無料)
<参考URL>
Skype
コメントは、対局終了後に致します。


後手は四間飛車にしました。


先手は穴熊を完成させました。


お昼休憩の時の局面です。

===== 2008/06/21 14:30 追記 =====

▲5七銀です。

===== 2008/06/21 15:30 追記 =====

△4七角です。

===== 2008/06/21 17:30 追記 =====

△4六銀成です。

===== 2008/06/21 18:00 追記 =====
まだ、誰も来ないですね! 土曜日だから来ると思いましたが・・・。

===== 2008/06/21 19:30 追記 =====

投了図です。
羽生三冠が投了しました。

これで、佐藤二冠の2連勝となりました。