これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

今回の衆議院選挙

2021-11-13 09:21:08 | 政治
【はじめに】
 10月31日に実施された衆議院選挙について書きます。我が家の有る神戸市では、市長選挙も有りました。

 大方のマスコミは野党勝利を予想していましたが、結局・大山鳴動して鼠一匹の様な結果で終わりました。 現在の『小選挙区比例代表制』は、ちょっとした風の変化で政権交代が可能になる制度です。 近年・自民党政権ではスキャンダルが多く、『強風』が吹きそうな状況でした。それでも立憲民主党は議席を減らしたのです。「何故なのか?」立憲民主党は猛省する必要が有ります。

【投票場の風景】
 31日・神戸は9時頃まで雨が降っていたので、10時頃に妻と投票場に行きました。待たされる事無く、短時間で終了しました。50人ほど見掛けましたが、二十歳前後の若者は全く見掛けませんでした。

 本人確認のために誕生月を聞かれたので、「忘れました」と言ったら→担当者が顔を上げて→無言で私の顔をジット見ていました。 「痴ほう症の人の本人確認はドンナニするのか?」興味が有ったのです。後で、妻に叱られました。

【選挙公報】
 私は大阪の小さな賃貸マンションを管理しています。住民の一人が郵便受けの下に、チラシを放り込む段ボール箱を勝手に置いていて、皆さん色んな不要物を捨てます。月に3回ほど私がゴミ袋に入れて、ゴミ置き場に置いています。 

 沢山・選挙公報を読んだ形跡無しに捨てていました。 「この賃貸マンションには底辺の生活を送ってきた方が多いいので、厚生福祉に関する政策に興味が有るのか?」と勝手に思っていました。「選挙に行っても、どうせ、私の生活は向上しない!」と諦めているのでは?

 私は、選挙公報を一通り読んで、最終決断しました。

【辻元清美氏の落選】
 辻元清美氏は大阪10区で、維新・池下卓氏&自民・大隅和英氏と戦って敗れました。 選挙戦終盤になって、よりにもよって自民党員の山崎拓氏(84歳)に応援演説をしてもらったのを見て、「こりゃ駄目だ!」と思いました。

 もう皆さんは覚えておられないかも知れませんが、山崎拓氏は10年間ほど山田かな子氏を愛人にしていました。彼女が告白したので、2002年に週刊文春が取り上げました。週刊文春によると、山崎氏は大のセックス狂でだった様です。辻元氏はこの事を知らなかったのか?忘れたのか?。「藁をもつかむ思い」だったのか? いずれにしても、ビックリ仰天しました。

 辻元氏は61歳ですから、少し早いですが、政治の世界から引退されて、「趣味を作って余生を楽しまれては」と思います。

【立憲民主党は勉強と改革が必要!】
 枝野幸男氏は大学の後輩で、考え方に共通する所があったので、長年注目して来ました。立憲民主党を立ち上げた時から、枝野氏は大幅に考え方を変えた様に思いました。

 今回の選挙を共産党や社民党と共闘すると発表した時、「そこまで考え方を変えてしまったのか!」と呆れてしまいました。

 立憲民主党に必要なのは、目先の票の追求では無くて、「立憲民主党に国の運営を任せても大丈夫だ!」と国民を説得する事です。蓮舫氏の様に言葉巧みに与党のスキャンダルを追及しっても、「国を任せられる」と国民の多くは考えないでしょう!

 21世紀になって、世界の『経済情勢/軍事情勢』、『科学技術/工業技術』、『エネルギー問題/CO2削減問題』、・・・等々・問題山積で、内容が急激に変化しています。10年前の知識が通用しない問題が沢山有ります。 与野党の政治家は勉強が必要な時代になっているのです。

 与党だと、副大臣と大臣政務官になれるので、官僚から種々教えて貰う事が出来ます。知識を広め/経験を積んで/官僚個人を知ったら、大臣になっても何とか仕事をこなせます。 野党議員は独学で勉強する必要が有ります。

 立憲民主党の議員達が経済情勢/軍事情勢などなどを猛勉強して、大臣や副大臣の勉強不足を追及出来る様になったら、党内の意見を集約出来る様になり、国民は立憲民主党に国を任せても良いと考える様になります。現状のままで、政権が取れても『鳩ポッポ内閣』や『空き缶内閣』の二の舞になってしまいます。

(余談 :私がブログを始めた理由) 私は、4年前に与野党の国会議員10名程に、「ボランティアでやりますから、工業技術、科学技術等々の要点を短く纏めた勉強資料を作らせて下さい」と申し入れて見ました。2回コンタクトを試みた方もいましたが、一人も連絡をくれませんでした。

 与野党の先生達が誰も相手にしてくれなかったので、ブログで自分の思想を公表しようと思い立ったのです。 技術屋の端くれなので、工業技術や科学技術についても今後は投稿したいと考えています。

 昔の民主党政権の時に防衛大臣になれる議員がいなかったので、民間人だった森本敏氏に依頼しました。 立憲民主党が現状のままでは、政権を取ったとしても、専門知識が必要な大臣は民間人を登用せざるを得なくなってしまいます。こんな状態で立憲民主党の支持率がアップするとは考えられません。

(余談 :野党合同官僚ヒアリング) 野党議員が官僚に教えて貰う『官僚ヒアリング』は昔から有りました。近年は『野党合同官僚ヒアリング』になり、NHKが何を考えたのか?カメラを持ち込んで放映する様になりました。 教えを乞う場では無くなって、官僚を吊るし上げる場に変質してしまいました。(生徒が先生を罵倒するシーンを全国放送して良いのか?)

 官僚は時の政権の考え方を忖度して、政策を提言したり、法案を作成するのが仕事です。 忖度し過ぎて文書を改竄したり、破棄する事は問題です。然し、そんな問題が発生しても、国会で追及すべきで有って、野党合同官僚ヒアリングで取り上げるべきでは有りません。

 立憲民主党が将来政権を任された時、官僚を上手くコントロールし無かったら、国家の運営は出来ません。アメリカの様に、政権が交代すると国家公務員のトップ(官僚)を入れ替える制度で有れば、野党議員が時の官僚を叩いても良いでしょう。 今までの様に官僚叩きを続けたら、立憲民主党が政権を握ると優秀な官僚達はサッサと辞めてしまいますよ!

(余談 :烏合の衆の野党) 与党の場合は烏合の衆でも何とか纏まります。与党は、大臣、副大臣そして大臣政務官と言う『甘い飴』を配る事で党内を纏められます。大臣と副大臣に任命されれば、皇居に参内して認証式に出られます。

 立憲民主党では、昔・自民党にいた小沢一郎氏(79歳)と中村喜四郎氏(72歳)が活躍されている様です。この両議員は、「考え方は問わない、兎に角選挙に勝って議席数さえ増やせば良い」、「政権を取って国をドンナニ変えたい等々は、政権を取った後で議論しよう!」、「財源の事など無視して、一票でも多く取れる公約を掲げて戦おう!」と考えている様に見えます。(私は、二人の事を『選挙屋』と読んでいます。)

 テレビの討論会に出た立憲民主党議員は、(党内で反対派に批判されない様に)論点をずらして、何を言いたいのか分からない様な発言をします。話題になっている問題について党内の意見が集約が出来ていないのが見え見えです。

 立憲民主党は、党内で政策議論を活発に行って、余りにも考え方が違う人達には出て行ってもらう必要が有ると考えます。共産党や社民党の考え方に近い人は排除すべきです。(私は共産党と社民党を否定はしていません。烏合の衆では駄目だと言っているだけです。)

【憲法改正】
 今回の総選挙の結果から、憲法第九条を除けば憲法改正が出来るのでは無いかと考えます。

 第九条の改正を含めると、反対者が多いいと思われますが、それ以外で有れば改正議論に参加する政党は沢山出て来るでしょう! 例えば、自民党、公明党、日本維新の会、国民民主党です。この四党の合計議席数は、憲法改正の発議が可能な衆参両院の2/3を超えています。

 GHQは1946年2月に英文の憲法草案を吉田茂内閣に提示しました。殆ど内容を変更しないで翻訳して、11月に日本国憲法を公布しました。それから75年経過していますが、一字一句改正しないで現在に至っています。(他国が作った憲法を、後生大事に75年間も守り続けている国は他には無いと思います。自分で憲法が作れず、改正も出来ない情けない国なんでしょうか?!)

 改正が必要だと私が考える点は種々有ります。例えば、『第二十四条』を改正して同性婚を認めるとか。

 2022年7月に参議院選挙が行われますが、それまでに前述の四党で改正案を纏めて参議院選挙と同時に国民投票をすべきです。 時間が無いので、四党で合意出来る事案に絞って国民の判断を仰ぐべきです。

 民主主義の根源は憲法です。民主主義思想を広める為には、多くの国民に憲法に興味を持って貰う必要が有ります。 憲法改正の国民投票を三、四回やれば国民の多くが憲法について関心を持つ様になると思います。その後で、第九条の改正を議論して、国民の判断を仰ぐべきだと考えます。

【最高裁・裁判官の審査】
 最高裁・裁判官の審査については沖縄県を除いて、全国的に興味が無い様です。「公報を読まれた方は少なかったのでは?」と推察します。私は時々ですが読みます。

 今回・11名の審査が行われましたが、9名は東大卒で8名は東大法学部卒でした。裁判官は融通の利か無い、カチンカチン人間に向いた仕事なんでしょう! (私の大学と高校の後輩が各1名いました。)

(余談 :最高裁の裁判官) 憲法と裁判所法の規定によって、最高裁の長官(1名)と裁判官(14名)に欠員が出来ると、時の内閣が任命し、天皇が認証します。 定年(70歳)は有りますが、任期は有りません。 政権が変わっても、前の政権が任命した裁判官を首には出来ません。重罪を犯したら罷免出来ます。

 任命された後の最初の衆議院選挙の時に国民の審査を受けます。その後、10年経過して定年になっていなかったら、再度審査を受けます。罷免の印『✕』が50%以上有ると罷免されます。

 法律では40歳以上で法律の知識/経験が豊富な人を選ぶ事になっていますが、実際は60歳以上が殆どの様です。

 法律の規定で無く慣例で(1970年代から)、裁判官出身6人、弁護士出身4人、検察官出身2人、行政官出身2人、法学者出身1人の15名になるように調整されています。 例えば、検察官出身の裁判官が辞めると、検察官出身者が任命されます。

 憲法第64条に『裁判官弾劾裁判所』が規定されています。衆議院議員7名と参議院議員7名で構成されます。最高裁を含めた裁判官の罷免を決めるのが役割です。戦後、7件で罷免の判定が出ました。現在1件審議中です。 最高裁の裁判官が訴追された例は有りません。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿